2014年9月20日

首位撃破ならず

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担当:河原 正明

 今季3回目のレッズ戦。試合前日に「何も変えずにミラーゲームで挑む」とネルシーニョ監督話していた通りの戦い方。今季は3月19日のナビスコカップ グループリーグでの対戦直前に、指揮官はシステムをそれまでの4バックから3バックに変更。新布陣でがっぷり四つに組んでレッズ相手に連勝を挙げていました。
 敵地で同じ戦いぶりを、と講じて首位レッズに挑みましたが、結果は3-1の敗戦。直接対決で敗れたことでレッズとの勝ち点差は15に開くとともに、GK菅野選手、DFエドゥアルド選手の退場者2名にイエローカードの累積で次節は増嶋選手が出場停止とまさに「泣きっ面に蜂」スコア以上に大きな痛手をこうむった試合になってしまいました。

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 移籍後初スタメンのドゥドゥ選手が加わり、フレッシュなメンバーでいざ首位叩きを。この試合、なんとしても欲しかった先取点ですが、21分にセットプレーから飛び込んできた元レイソルの那須選手にヘディングシュートを決められてしまいます。「あの1点が痛かった。素早いリスタートで簡単にサイドを空けてしまって、中も整っていなくどちらも中途半端にするミスがつながってしまった」(大谷選手)。クロスの起点となった選手をフリーにしてしまったことが悔やまれる失点でした。

 こうなると、相手の出方は強固な守備に自信を持つだけに、「守ってカウンター」。一方のレイソルは点が欲しいので前ががりになる。そのことで崩れたバランスに生じたスペースを上手く使われて追加点を"レイソルキラー"柏木選手に奪われます。
 劣勢となりますが、この失点後ベンチからの指示で「我慢をしてきちんとラインを整える」戦術に立ち返ることで、チャンスを作ります。相手がつないでくるところをパスカット、そこからのショートカウンターで一気呵成に攻め込むと、最後は工藤選手のクロスに高山選手が素早く反応してヘディングシュート。前半残り1分で1点返すことに成功します。

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 後半もこの戦い方でいけば、というチーム、そしてサポーターの望みは思いもよらぬ形でわずか6分間で崩れます。GK菅野選手がペナルティエリア内で相手選手を倒したとしてPKの判定。そしてイエローカードが出されると2枚目となり退場に。ドゥドゥ選手に代えて桐畑選手が3年ぶりの出場するも、このPKを決められて再び2点差とリードを広げられます。

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 一人少なくなったレイソル、まずは「これ以上失点をしないように」(ネルシーニョ監督)守備のブロックを固めてからカウンター攻撃に。ゴールマウスを守る桐畑選手のセーブや、時に全員が帰陣しての守りで追加点を許しません。一方、攻撃では何度かゴール前まで攻め込むも、パスが思うようにつながらず効果的な攻めが続けられませんでした。シュートも前後半合わせて3本と、残念ながら完敗を喫してしまいました。

 90分間、止むことなく埼玉スタジアムで力強くご声援いただきましたサポーターの皆様には感謝申し上げます。すぐに中2日でサガン鳥栖とのホームゲームが続きます。引き続きスタジアムで応援いただきますようお願いいたします!

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