2014年11月 7日

厳しく、優しく

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担当:大重正人

チームは公式戦5連勝中、昨日は大谷選手30歳のバースデーをお祝いするなど、チームは非常にいい雰囲気で毎日を消化しています。ただトレーニングの厳しさ、緊張感は、22日の大宮戦まで間隔が空いていても、まったく変わることはありません。ネルシーニョ監督は目を光らせています。クロスからのシュート練習、監督の求めるクロスが入らなかったとき。プレーを止め、非常に大きな声とアクションで強く要求しました。

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この後姿だけでも、その強度が伝わると思います。フリーキック用の壁人形をサイドバックの前に立たせるのは本当に珍しいこと。決して手や気を抜いているわけではないでしょうが、何か感じるものがあったのかもしれません。この日々のトレーニングの積み重ねがなければ、勝利は遠くに行ってしまいます。監督がレイソルで指揮を執るのは残り3試合ですが、勝利への執念、熱意は衰えるどころか、ますます炎を燃やしています。ACL出場という目標を見失ってはいけません。

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今週は3日間のみのトレーニングで、土日は連休ということもあってか、選手たちの多くは全体練習が終わった後も、長くトレーニングハウスで身体を動かしていました。そんな渡部選手と待っていたのは、柏市立豊四季中学校の生徒さん2人。試合当日の号外でもおなじみの「朝日スポーツキッズ」を製作している朝日れすかさんへの職業体験。一日記者としてナベへのインタビューでした。「DFをやっていて嬉しいこと、辛いこと」「選手として日々注意していること」などサッカーの話題から、「オフの日は何をしていますか」「マイブームは」といったプライベートまで。緊張気味だった2人をほぐすように、やさしく丁寧に、笑顔で答えるナベ。

「豊四季のほうまで、試合の応援の声が聞こえてくるんですよ!」と生徒さん。日立台のスタジアムから柏市豊四季エリアまでは2~3kmはあります。まだ試合を見に来たことはないんです、ということでしたが、スタジアムの熱はそうやってホームタウンの皆さんにも伝わっていることを教えてくださいました。今日をきっかけにして、ナベやレイソルのことが少しでも好きになって、応援するきっかけになったら本当に嬉しいことですね。今日は強い風の中、ご取材いただいてありがとうございました。

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トップチーム練習の脇では、めずらしく朝からU-18チームもトレーニングしていました。明日、Jユースカップの2回戦、ヴィッセル神戸戦をアウェイで戦います。こうしてトップチームとアカデミーチームが同じグラウンド、隣で練習できる日立台の環境は、本当に胸を晴れるところです。プレミアリーグと合わせ、残るタイトルのチャンスは2つ。明日対戦するヴィッセルは予選リーグ全体1位の成績、プレミアリーグウェストでも、ガンバに次ぐ2位につける日本屈指の強豪です。プレミアイースト1位のレイソルと戦うには、少し舞台が早く惜しい気もしますが、タイトルのためにはいつか倒さなければいけない相手です。14時キックオフ、今年の集大成をこの大一番で期待したいです。ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

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