2014年11月19日

手賀西小へ

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担当:大重正人

昨日「レイソルしま専科」で、藤田選手&中谷選手が柏市立手賀西小学校を訪問しました。2009年に比嘉選手&工藤選手が、手賀東小との合同訪問に伺って以来。4年生23人、5年生16人、6年生21人と一クラスずつと小さな学校ですが、学年が上がってもクラスメイトは基本変わりませんので、みんな本当に仲良くアットホームな雰囲気で迎え入れてくださいました。

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実は、マサト、シンともに「初しま専科」。この日のためにサッカー人生を振り返って、苦心して原稿を書きあげてきました。シンは「自分を信じること」の大切さを伝えます。小学生時代のセレクション、「周りは誰も受かると思ってなかったみたいですが、僕だけは絶対に合格すると信じていました」。しかしチームメイトの上手さに驚き、小6時には同級生23人中18人が全少メンバーが入れるところ、シンはメンバーから漏れた5人のうちの一人でした。「その夜は本当に一晩中泣き続けました」。そんなレイソルでのキャリアのスタートから、その悔しさを努力へのパワーに変え、同世代でたった一人の代表としてトップチームに昇格し、ルーキーイヤーに2試合出場を果たすまでに成長しました。

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マサトのテーマは「努力」「家族の支え」。「毎晩、近くのグラウンドへ行って30分走りこんでいた。ある日、台風が来て、今日はさすがに休めるかと思ったのに、母親は『ほら、車に乗って!』って苦笑」。中学時には日本一まであと一歩届かず3位に。今度こそ日本一になる!と大分から長崎に越境して、国見高校へ。「休みもないし、外出もできないし、だから洋服もいらない。携帯も禁止」。さらに「恋愛も禁止だよ、どこかで聞いたことあるでしょ?」って子供たちに問いかけると「AKBだ!!」と即答。そんなご時世なんですね笑。

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お母さんや先生との数々のエピソードを冗談めかして言っていましたが、逆に身近な子供たちにそこまで厳しく接することができるんだろうか、と驚くような逸話ばかりでした。ご両親からの叱咤と激励、そして深い愛情が、日本一になるんだというマサトの強靭な意志を生み出し、高校時代の日本一、そしてナビスコカップ決勝戦のあのアシストへと繋がったのでしょう。

「緊張して、早口になっちゃいました」というシン。「子供たちの人数もちょうど良くて、すごくやりやすかった。一生懸命にうなずいてくれる先生にも助けられました」というマサト。「手つなぎだるまさんが転んだ」では、手をつなぎたい子供たちからひっぱりだこになる大人気ぶり。楽しい思い出を作って、手賀西小をあとにしました。

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週末、土曜日には大宮アルディージャ戦です。チケットはホーム、アウェイともにほぼ完売。超満員のサッカー専用スタジアムは最高の雰囲気になることでしょう。敵地NACK5へ参戦される方は、下記の観戦ルールをぜひご一読の上、優勝決定なるかという埼スタにも負けない、プレーでもマナーでも最高の試合を作り上げましょう!
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013094.html