ルーティーン
担当:河原 正明
ネルシーニョ監督が柏レイソルに就任してから約5年半。試合までのトレーニングメニューは、週ごとに大きく変わることなく続けられてきました。今週がその最後のルーティーンになります。
2011年4月にピメンテウ・フィジカルコーチが着任、それまでよりもさらに運動生理学的かつ医学的な見地も踏まえてのトレーニングが課されるようになりました。今夏にはトレーニングの専門誌でもインタビュー記事が取り上げられましたが、論理的な実践方法には一目を置かれています。
試合翌日はリカバリートレーニング。次の日はオフ。オフ明けのトレーニングは試合に出場した選手は練習前に血液データをチェックすること。室内での体幹トレーニングからスタートするが、疲労度の高い選手は回復に努め、それ以外の選手は次節に向けて機能トレーニングを行うことなど、さまざまなリカバリーとトレーニングを施して選手たちがベストな状態で試合に臨めるように見続けてきました。コーチ陣、トレーナー陣、ドクターらと監督がピッチ上で話すシーンは日常的に見られました。
現体制で最後の火曜日はフィジカル面に重きを置いたメニュー。GK陣も同様です。ピメンテウコーチとは異なり、アレックスGKコーチはシーズンを通じてバリエーション豊富でユニークかつ負荷も高いトレーニング行っていました。常日頃「まだまだ新しい練習メニューはあるんだよ」と言っていましたが、工夫を凝らすことによって選手たちが厳しくも楽しくトレーニングをすることが出来ています。
万全のコンディションで新潟戦へ。2014シーズン第34節もいつもと変わらぬスタートを切りました。
練習後、指揮官はサッカー専門紙エルゴラッソの取材を受けました。今回は2009年のネルシーニョ監督就任からJ2優勝、J1昇格と2011年のJ1優勝と、2012年の天皇杯優勝時にレイソル担当だったT記者が久々の登場。2011年に「ネルシーニョ すべては勝利のために」という本を上梓されていますが、単独取材は実に2年ぶりとなります。私は取材に立ち会えませんでしたが、T記者との間で時に監督も熱く語る場面もあり、充実したインタビューが展開されたそうです。掲載日は未定ですが決まり次第お知らせします。サポーターの皆さんにはお楽しみに!