2015年4月25日

鳥栖戦

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担当:大重正人

サガン鳥栖戦、あと一歩、勝利に届くことができませんでした。吉田監督会見の冒頭の総括です。
「今日の試合は、お互いのやり方、スタイルといったものが、たくさんの時間、回数ぶつかったゲームでした。先制して、我々の思い描いたものがある程度発揮できました。あとは相手のパワープレーというか、今日の試合はマイボールでない時は空中に飛ぶことになるという確認をしてゲームに入りました」

水曜日に戦った全北現代戦と少し似たようなイメージ、前線へのターゲットへのロングボール、プレッシング、セカンドボールの球際への争いなど、鳥栖も同じように激しく戦ってくるチーム。レイソルはその激しさを継続し、また攻撃では最終ラインからパスをつないで攻め込むスタイルで対抗。前半はスコアレスでしたが、拮抗した展開でした。

迎えた後半9分、レイソルのセットプレーのチャンス。まず、それを引き寄せたのはレアンドロ選手。猛然と相手GKの林選手にプレッシャーをかけ、あわやミスからのゴールという追込みを見せたことに始まりがありました。そのCKのクリアボールをつなぎ、太田→大谷→秋野とつなぎ、秋野選手からダイレクトのすばらしいラストパスがレアンドロ選手へ。正確なトラップとターン、そして右隅への鮮やかなシュートが決まり、先制点を奪いました。

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ここまで3位だった鳥栖もこのまま終わるチームではありませんでした。パワープレーでより前線への圧力を加え、レイソルが跳ね返す展開に。そんななか、ファウルで与えたセットプレーから、豊田選手のヘディングゴールを許してしまいました。

吉田監督は「最後に警戒していたセットプレーで失点したということは、とても軽くなく受け止めています。ただ、内容、コンディションなどいろんな面含めて、とてもポジティブで次に向かえる試合だったことは間違いありません。ただ勝ち星、勝ち点がもう2積み上げたかったというのが率直な感想です」と勝ちきれなかった試合を振り返りました。

続いて質疑応答です。セットプレーからの失点、また70分過ぎの失点が増えている点について
「まず、ファウルをしてはいけないということが、我々のチームにとって、とても大きなことだと思っています。ただ、ファウルをした選手は責められるべきではないですし、サッカーをしていればファウルもありますし、取ってもらえないファウルもあります。いろんなことが起こり得る状況の中で、70分過ぎの時間というのは注意していても何かが起こるということは確かだと思います。1度、時間帯を気をつけるというよりも、何かが起こるということは、何かがあるということを選手たちと整理したいと思います」

「ポジティブだった」という面について。
「私が選手と接し、日々一緒に過ごして、見てきた中で、中一日であろう二日であろうとファイトしないわけがない。その中身、恐れずにプレーをするということです。ボールが空中を行こうが地面を行こうがそれは自由なのですが、僕たちはボールを地面で走らせようと。それに対してトライし、いくつかミスもありますが、その中でスペースを見つけ、突破口を開こうとする姿勢が見られました。ボックス内にも入れましたし、人数のバランスの中で、ボックスの中の相手の人数がどうしても多いというのは始めからわかっていたことで、その中でも良い形でゴールできたことは前を向かなければいけないというか、後ろを向く理由も横を向く理由もないと思います」

ここからは4月29日にアウェイ川崎、5月2日にホーム清水、6日にアウェイのACLビンズオン、10日にアウェイ山形、14日にホーム湘南。まだまだ連戦の最中です。明日は11時からトレーニング、コンディション調整と修正をおこない、月曜火曜とこの3日間で川崎戦へ準備を進めていきます。今日も遠く九州まで駆けつけ、ホームチームにも負けない心強い応援をありがとうございました!

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