2015年5月18日

水原へ

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担当:大重正人

ACLラウンド16の戦地へ。昨日から韓国・水原(スウォン)市にやってきています。レイソルとしては、2013年以来、2年ぶりの遠征です。ソウルから南へ約40km、車で1時間ほど、急行電車で35分ほどと、金浦空港や仁川空港からもほど近く、日本からのアクセスも非常に便利な地域です。人口は約120万。世界文化遺産に指定された水原華城、また焼肉のカルビ発祥の地としても有名です。

今日、練習グラウンドへ向かう道のりは、ほぼ片側3車線の大きな道路で車の交通量は多く、ビルや商業施設が立ち並ぶ中心市街はにぎやか。また少し中心街を外れても、緑の街路樹が等間隔に生えそろい、非常にクリーンで整理された街という印象を受けました。

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対戦する水原三星ブルーウイングスFCは、去年のKリーグクラシック2位。三星グループという韓国有数の財閥グループのサポートを受け、韓国のビッグクラブのひとつとして強豪の地位を築いています。レイソルにも在籍した安英学選手、ホジェル選手が在籍したこともあります。

なんといっても2年前のアウェイでの対戦のご記憶は、サポーター皆さんにも強く刻まれていることでしょう。前半15分、田中順也選手の左足でレイソルが先制。そして激動の後半45分が始まりました。立ち上がり、ペナルティエリア外のハンドに見えましたが、判定はPK。ここでGK菅野選手がラドンチッチ選手の左足シュートをスーパーセーブ。その直後、CKのチャンスから栗澤選手が左足で放ったボレーはループ気味にゴールへ。2日前に結婚を発表したクリが自らを祝うメモリアルゴールを決めました。

しかし喜びもつかの間、相手の素早いキックオフから1点を返されて、2-1。ここからは工藤3-1、相手PKミス、順也4-1、相手PK4-2、栗澤5-2、相手PKミス、工藤6-2。なんと相手に4本ものPKが与えられ、そんな試合を6-2で勝利する。いま振り返っても信じがたいゲーム展開でした。「いい思い出、そうでない思い出、両方ありますね(苦笑)。ACLのいろんなところが詰まった試合でした」。工藤選手もそう振り返ります。

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今日の気温は26度。日本と同じか、ちょっと日焼けするほどの日差しと暑さのなか、周囲にはサムソンのオフィスビルや工場が立ち並ぶなか、グリーンの天然芝が3面とれる広大なグラウンド。となりには、小さな子供たちが楽しそうにボールを蹴っていて、すこし日立台を思い出しました。そんな陽気の中、1時間30分ほどトレーニングを行ないました。

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明日も午後からトレーニング。前日会見の模様をお知らせいたします。