敵地逆転を!
担当:大重正人
水曜日からの中3日。あす日曜日にナビスコカップの第2戦を迎えます。ヴィッセル神戸との第1戦は0-2で敗れており、第2戦はまず2得点以上が絶対です。その上で2点差をつける必要があります。90分で2-0なら延長戦、3-1、4-2といったスコアなら、逆転でベスト4へ進むことができます。
吉田監督はこの準々決勝へ向けて、こうコメントしています。
「1stレグの2失点は痛かったが、試合をやってきていない選手がピッチに立った中で、いいところが見えた試合でもあった。残りは45分ではなく、まだ90分あるので、そこでまず2点を返しに行くようなイメージで臨みたいし、延長戦もある。神戸とはここまでどっちが勝ってもおかしくないような試合を続けてきた。力の差は互いにないと思うので、要所要所をしっかり抑えながら戦いたい」
ホーム&アウェイ。レイソルは2012年からのナビスコカップ、ACLで何度も2戦合計の戦いを経験してきました。昨年2014準決勝の広島戦も第1戦を0-2で落としました。今回とは逆のアウェイ→ホームの順でしたが、レイソルは2戦目で先制して一時は2戦合計2-2に追いつきました。最後は惜しくも勝ち越されたものの、あの日立台の異様なまでの雰囲気で、広島を慌てさせました。
また今春のACLラウンド16の水原戦。アウェイでの第1戦を3-2で勝利し、ホームでの第2戦。先制を許したものの、まだアウェイゴールでリード。しかし後半に加点され、2試合合計で3-4と逆転されてしまいます。それでも小林選手の起死回生のゴールが生まれ、レイソルが準々決勝へ進みました。
両方とも追うチームが2点を必要とする状況でしたが、そこで先制点が生まれたとき。追う側にはさらなる勢いが、追われる側には大きなプレッシャーが生まれることを、レイソルは身をもって体感してきました。「自分たちが先に1点を取れれば、相手が引いて守備を固めるのか、また前に出てくるのか。そうした駆け引きが生まれる」。工藤選手の言葉通り、なんとしても先制点を奪い、追う側の強みを作り出し、試合の流れを大きく動かしたいところです。8月12日のリーグ戦、2-0でレイソルが勝利した試合の再現をまずは目指します。
すでにお知らせしておりますが、試合時刻、会場について当初の予定から変更があります。20時キックオフ、神戸ユニバー記念競技場になっていますので、ご観戦の方はくれぐれもご注意下さい。