明日金曜、埼スタへ
担当:大重正人
今週、東日本では「数十年に一度」という規模の大雨、洪水に対する特別警報が発令されました。この柏でも一部地域には避難勧告が発令されるなど、災害への警戒が大変強まっています。日立台にも連日雨が降り続けており、そんな強い雨の中ではありますが、トレーニングピッチに給水ローラーをかけ、浦和レッズ戦への最終準備を整えました。
6月のホーム戦は「引き分けだったが、どちらが勝ってもおかしくない試合で、自分たちもかなり勝ちに近づいた試合だった」。吉田監督の言葉通り、それまで無敗で首位を独走していたレッズに初黒星をつけようかという、あと一歩のところまで追い込んだ試合。首位相手にも十分戦えたという自信と、もう少しで勝てたのにという悔しさが残っていることでしょう。
「1-0とか、そういう試合にはあまりならないと思う」という工藤選手。ここ10試合で、1-0で決まったのは、工藤選手のゴールでレイソルが優勝した2013ナビスコカップ決勝と、2012年第2節の0-1だけ。あとはすべて合計3得点以上と多くのゴールが生まれ、試合の流れが激しく行き来するような、アグレッシブでスリリングな試合が多いです。明日も互いに攻撃的で、もちろん相手の良さを消すこともしながら、長所を前面に出し合って攻め合うような試合になるでしょうか。
もちろんその中で、しっかり勝ち点3をとらなければいけません。広州戦、甲府戦、神戸との合計2戦と、チャンスを生かしきるところと、ピンチを防ぐところであと一歩及ばず、勝利を得られていません。「自分達が勝ちあがれる所まで持って行けたのに、結局勝ちあがれなかった。自分達に何が足りなかったのか、どこがほころんでいたのか、神戸の勝負強さとの差は何だったのか。それを追求していかないと今後、上にはいけない。今後ゲームコントロールできるようになるために学ぶ部分の多いポジティブな試合だったと思う」。神戸戦後の鈴木選手の言葉を、チームでしっかり共有し、勝利という形で見せてほしいところです。
来週火曜日にACLアウェイでの広州戦があるため、浦和レッズをはじめ関係各所のご協力をいただいて、明日金曜日のナイトゲーム開催となりました。埼玉スタジアム、19時30分キックオフです。明日午後からは晴れ間が戻り、30度近い残暑が戻ってくるようです。雨のピークは過ぎたものの、まだなお災害の心配もあるなかではありますが、埼玉スタジアムの多くの赤いサポーターと戦うために、仕事終わりに、学校終わりに、ぜひ埼スタへの参戦をお願いいたします。