2016年3月11日

明日こそ勝利!

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担当:大重正人

今日3月11日。未曾有の被害を受けた東日本大震災から5年目の日を迎えました。多くの尊い命が奪われ、大切な家や場所が一瞬にして飲み込まれたことは、日本の国民にとって一生忘れることのできない出来事です。当時、ベガルタ仙台に所属していた鎌田次郎選手は「いろいろな人にとって、節目の日。今日はたくさんの報道があるでしょうし、いろんな感情があります」と話します。

「復興が進んでいるところもありますし、まだ避難されている方、仮設住宅で生活されている方もいますし、復興が進み始めていないところもあるのが実情かと思います。当時から手倉森さんがおっしゃっていたように『自分たちが希望の光になる』という思いでした」。明日、NHK総合で生中継される、仙台vs鹿島戦のハーフタイムに、当時の同僚選手らとともに鎌田選手のメッセージが放送されます。

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迎えた2011年4月23日。リーグ再開初戦。等々力での川崎戦、1点ビハインドを追いつき、そして後半42分、セットプレーから鎌田選手のヘディングシュートが決まって逆転勝利。そのシーンはその後も開幕からの無敗記録を続けるなど、クラブ史上最高の4位に。同年Jリーグ初制覇を果たしたレイソルと激しいデッドヒートを繰り広げました。

あれから5年。今節はリーグの各試合で『Jリーグ TEAM AS ONE ~5年目の、AS ONE募金。~』活動が行われます。日立台では明日の磐田戦、開場の16:15~16:50までの予定で、選手たちも参加しての募金活動となります。一人ひとりの力はわずかばかりでも、みんなの力を合わせれば、復興への手助けになります。みなさま、今一度ご自宅など身の回りの安全をご確認いただくとともに、ご来場の皆様には温かいご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

さてチームですが、開幕から連敗スタート。勝ち点がゼロなのはレイソルだけという窮地です。まだ2試合終わったばかりと考えることも大事ですが、上位をめざしていくためにはこれ以上黒星を続けるわけにはいかないという危機感をもって、選手たちはこの1週間を過ごしてきました。「まず何より公式戦で1勝。この流れを断ちたい。相手がどうこうではなく、いかにゲームに勝つが大事」。大谷選手は選手同士のミーティングでもリーダーとしてチームメイトに訴えかけ、この試合に挑みます。

今回のマッチデープログラム、インタビューは中谷進之介選手です。「一番の変化は土曜日に試合を終えて、日曜日にその試合を見ながら反省できること」。レッズ戦の翌日、リカバーを終え、メディカルルームで中村航輔選手と一緒にオンデマンドで試合を振り返っているところを見かけました。開幕から2試合連続先発しているからこその変化ではありますが、まだ未勝利。「とにかく結果が欲しい」と意気込みます。

「レッズにはズラタンがいて、アルディージャにはムルジャがいました。外国籍選手を抑え切ることが勝利につながると痛感した2試合でした」。明日も出場となれば、ジュビロの大型ストライカー、ジェイ選手というまたしても強敵を相手にすることになるでしょう。ビルドアップの持ち味を出しながらも、ラインの上げ下げを行い、対人でも負けない。非常に大きなタスクではありますが、これからのレイソルを背負っていく守備の中心として、勝利という結果を貪欲に求めています。

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最後に、開幕の浦和レッズ戦において、安全な試合運営に支障を及ぼしかねない事象があり、当日ご観戦いただきました多くのサポーターの皆様にご心配をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。なお、本件につきましては現在、浦和レッズ様とも再発防止に向け協議を続けております。

またこれに伴い、柏レイソル独自禁止事項の一部改定をおこないました。
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※「大旗のサイズ」の明確化(※大旗とは旗竿の最大長が2,000mmを超えるもの、格納式含む)
※ホームエリアでのビジターチームグッズ着用・応援およびビジターエリアでのホームチームグッズの着用・応援禁止の明確化

ホーム、ビジター両方のサポーター皆様に、この最高の臨場感を味わえる日立台での熱戦を楽しみ、熱い応援をいただけるよう、クラブとしましてご来場皆様に安全に、安心してご観戦いただけるよう試合運営をおこない、またサポーター皆様にも、観戦ルールのご確認、遵守をいただくとともに、フェアプレー精神に則った応援、ご観戦をお願い申し上げます。
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