明日はナビスコカップ
担当:大重正人
4月6日のナビスコカップの今季初勝利を皮切りに、少しずつ自信を取り戻しながら、リーグ戦のFC東京戦、ガンバ大阪戦とACL出場中の強敵を続けて破り、公式戦3連勝。もちろん気持ちも雰囲気も高まり、試合が待ち遠しい4月中旬を過ごしています。とはいえ、これまでの出遅れを取り戻すには一喜一憂することなく、一つでも二つでも勝利を積み重ねていかなければなりません。
下平監督も「この2試合、無失点でいけたことは良いことでしたが、紙一重で失点してもおかしくはない場面もあった。もっともっとやっていかなければいけないという部分と、過信してしまうと緩んでしまうので、そこを緩めず、良い守備をやり続けることを忘れないようにしないといけない」と手綱を引き締めます。
それもそのはず、明日対戦するフロンターレは、現在リーグ戦7戦無敗でリーグ首位を快走。リーグ最多の18得点と強力な攻撃力を見せ、またメンバーを入れ替えて戦ったナビスコカップの前節・アルビレックス新潟戦ではアウェイながら5-0と圧勝。元レイソルの狩野健太選手が2ゴールを挙げるなど、チーム全体に風間監督の攻撃的なスタイルが深く浸透していることが伺われます。
とはいえ、ここ数試合の選手たちの戦いぶりを見て、下平監督は守備面での変化をこう話しました。「選手の集中力、気合いが存分に出ているし、そこに尽きると思います。チームの守備のやりかたは変わっていないが、最後の最後で体を張る、足を投げ出す、声を掛け合うことということが今はできているし、それをこれからも続けていかなければいけない。ガンバ戦の最後、茨田がクリアした場面も『危ない』と思った時に身体が動いて足が出ていた」
また、ミーティングでは選手たちにこう話したそうです。「勝利が勝利を呼ぶ」と。これは、スペインリーグ・アトレティコマドリードのシメオネ監督の言葉で「マリノス戦に勝つことで、そこからリーグ戦につながり、連勝できた。今回はナビスコカップですが、決勝トーナメントに向けても落とすわけにはいかないし、勝ち続けることが次の勝利を呼ぶと思っているので、そういう意味でも勝ちにいきたい」。グループBで、勝ち点4で並ぶ両チーム。勝てば決勝トーナメントへ大きく前進、逆に敗れれば望みが薄くなる、サバイバルマッチです。平日水曜日のナイトゲームですが、一人でも多くの皆様のご来場ご参戦をお待ちしております。
そして試合前には、熊本地震への義援金募金活動をおこないます。開場の16:45からスタートし、試合メンバー外選手が18:00まで参加し、その後も18:45までホームゲート付近で受け付けます。大きな地震が相次ぎ、大変な被害に遭われている様子が報道され、胸を痛めている方も多くいらっしゃると思います。Jリーグの各クラブでも支援や募金の輪が広まっており、明日ご来場のレイソルサポーターの皆様もご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。