2016年9月16日

明日は神戸戦

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担当:大重正人

名古屋、川崎、鹿島を相手に3連勝。首位川崎まで勝ち点3差をキープして迎える残り6試合です。明日はアウェイ神戸でヴィッセル神戸戦に挑みます。レイソルが3連勝中で5位なら、ヴィッセルは4連勝中で4位まで急上昇。同じ勝ち点22で並んでいます。今日発売のエルゴラッソで今対戦が表紙を飾り、また昨日はNHK-BS「Jリーグタイム」のディレクターさんが取材に来られるなど、優勝争いへの生き残りをかけた今節最大のサバイバルマッチに、大きな注目のまなざしが向けられています。

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「ネルシーニョ・ヴィッセル」との対戦は、今回で6試合目です。リーグ戦は3戦3勝、すべて完封のクリーンシートでした。一方、昨秋のナビスコカップは第1戦を0-2で落とし、第2戦は3-2で勝利したものの、合計スコアで準決勝進出を譲る結果に終わりました。結果だけ言えば、4勝1敗。レイソルが多くの勝利をおさめていますが、これを甘んじて受け入れるネルシーニョ監督でないことは、私たちが一番知っています。

特にタイトルが懸かった大一番、優勝争いやタイトルが間近に迫った戦いでこそ、強烈な勝利への執念を燃やし、大きな成果をもたらしてきました。「この終盤での勝負強さは自分たちも知っていますから」。栗澤選手はそう昔を振り返ります。J1優勝を果たした2011年はラスト11試合を9勝1分1敗、ACL出場権が懸かった4位以内へひとつも落とせなかった2014年はラスト7連勝。そして今、ステージ優勝へ向けて同じようなチャンスが両チームにあります。我々が経験してきた正念場の強さ、勝利への気持ちをここで改めて発揮し、相手を上回らなければなりません。

栗澤選手は当然その思いを強くしています。「相手はやっぱり人に対して強く来ると思う。そのプレッシャーをいかに剥がしていけるか。ウチも引いちゃいけないし、相手が強く来る分、自分たちはそれ以上にファイトしないといけない」

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下平監督も同じく、この試合に向けて並々ならぬ思いで準備を進めてきました。「ネルシーニョのサッカーは自分もずっと見てきましたし、選手やコーチからも話は聞いて、いろんなことを想定しています。ただ、とにかく人に強くいくということを徹底しているし、選手たちにそれをやらせきる力がある監督です。2トップ(レアンドロ、ペドロジュニオール)プラス渡邉千真、彼らアタッカーは強烈で、特にカウンターのパワーは出させないようにしないといけない。上に行くための大事な試合、とにかく勝ちたい」

相手の両ブラジル人フォワード、レアンドロ選手は今季15ゴールでトップに2差と高いパフォーマンスを発揮。裏への抜け出しは、味方をうまく使いながらのゲームメイクも健在です。ペドロジュニオール選手は現在10得点、前節磐田戦の相手をなぎ倒すようなパワフルかつキレのあるドリブルシュートで2ゴール、2つともノミネートゴールに選ばれてもおかしくない一撃。片やレイソルも負けていません。前節はクリス&ディエゴがアベックゴールで2人合わせて25ゴールと、両軍ともまったく同数で譲りません。

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レイソルもヴィッセルも前線がしっかり得点を獲ってくれるという信頼感のもと、チーム全体が自信を持って戦えている、そんな印象を感じます。逆に言えば、ディフェンス陣、両キーパーがいかに彼らに仕事をさせないか。そこが試合を分けるポイントになるでしょう。ヴィッセルに移籍してから初めての対戦となる橋本和選手も手ごわい相手です。レイソルの右サイドがいかに対抗できるか。川崎&浦和の2強に食らいついていくためにも、絶対に負けられません。19時キックオフ、明日はユニバー記念競技場での開催です。お間違えのないように。またスカパー!での初回中継はプロモチャンネルでの放送で、スカパー視聴できる方は無料視聴できます。勝利の念を神戸へ!ご声援どうぞよろしくお願いいたします。