明日はアウェイ東京戦
担当:笹原麻央
9月に入り夏の暑さも少しばかり和らぎ、選手達のトレーニングも夕方の時間帯から午前中に。季節の移り変わりを感じる気候になってきました。
今日は久々の気持ちよい青空
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) September 7, 2021
選手たちの笑顔いっぱいのトレーニングでした#reysol #柏レイソル pic.twitter.com/NRy5XaGm4B
レイソルは8月、どれも簡単な試合ではありませんでしたが、5試合を3勝1分1敗と勝ち越す結果で終えることができました。
中でも徳島、横浜FCという残留を争うチームとの直接対決を制することができたのは非常に大きなことで、現在降格圏との勝点差は7。少しずつ、着実に上の順位へ上がっています。
残りは11試合。ここからはこれまで以上に一試合一試合が大きな意味を持つ終盤戦となります。
そんな中で迎える明日のアウェイゲームの相手はFC東京。今年は1月のルヴァンカップ、5月のリーグ戦と2度対戦するも2連敗。特にホームで行われた第14節では0-4の敗戦。今季最多失点の非常に悔しいゲームでした。
リベンジを果たしたい東京戦へ向けて、監督や選手の囲み取材を聞いていてやはり必ず話題に上がるのは、東京の強烈なブラジル人トリオ。先述した試合も、レアンドロ選手は出場がありませんでしたが、前半早い時間帯にディエゴオリヴェイラ選手、アダイウトン選手の得点で3失点を喫したところから、立て直すことができずに苦しんだ試合でした。
「3選手ともブラジル人選手は独特のプレーユーティリティを兼ね備え、相手チームにとっては脅威になります。ただ、我々としては前期のFC東京との対戦を踏まえて、入りからしっかりアラートに入ること、相手はなんといってもスピードが特徴のチームですので、相手のスピード、ストロングポイントをニュートラルにしながら相手にスペースを与えない。逆に相手が前がかりになったところで空けてくるスペースを活用しながら攻撃を構築していくことが我々の狙いですので、非常に白熱した良い試合になると期待しています」(ネルシーニョ監督)
さらに今週囲み取材に対応してくれた上島選手も、守備の重要さを語りました。
「僕たちディフェンダー陣が彼らをどこまで抑えられるかが重要になってきますし、無失点で抑えている時間が長ければ長いほどチャンスがあると思っています」。
今季2度目の3連勝へ向けて、選手それぞれが非常に強い思いを持って臨むこのFC東京戦ですが、上島選手はこの試合にもう一つ強い思いがありました。
それはFC東京のDF渡辺剛選手の存在です。
二人は中央大学の同期。大学4年時には堅守を武器に関東大学サッカーリーグ2部優勝に貢献。チームの4年ぶりの1部復帰に大きく貢献した2人でした。
「自分は一昨年去年とJ2でプレーしていたのに比べて、剛はJ1でコンスタントに出場して実績や経験がある。自分には無い特徴を持っていて、センターバックとして非常に良い選手だなと大学時代から思っていたし、今もそのリスペクトの気持ちは変わらない。ただ選手として負けているとは少しも思っていないし、それをこの試合で示したい。とても楽しみにしています」(上島拓巳)
大学時代から切磋琢磨し合ってきた二人の、プロでの対戦はこれが2度目となります。
1度目は2019年、日立台で行われたルヴァンカップグループステージでした。
私も二人と同い年なのですが、マネージャーではありますが大学サッカー出身であることもあり、学生時代から活躍していたこの二人の対決を当時は注目して見ていた覚えがあります。
この試合はレイソルが逆転勝利を飾りましたが、東京の先制点は奇しくも渡辺剛選手が決めたものでした。
「選手として負けているとは少しも思っていないし、それをこの試合で示したい」
心の底からのリスペクトの気持ちを持ちながらも、戦友だからこそ負けたくないという強い気持ち。
明日、2人の出場があるかは分かりませんが、同時に出場となれば、拓巳のゴールで勝利を!なんて出来過ぎたシナリオを想像してしまいますが、、、
サポーターの皆様には、チームの勝利を願いながらも、上島選手の心に秘めるもうひとつの思いも重ねながら、試合を応援頂ければと思います。
明日はビジター席がございませんので、DAZNでの観戦をお願いいたします。
味スタにエールを送ってください!3連勝しましょう!