2022年8月14日

広島戦

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担当:大重正人

今日も1点を争うきわどく厳しい試合になりました。「結果は残念でしたが、今日はいい試合でしたね」。メディアの方や中継スタッフの方にもそう言っていただけるのもうなずける激戦だったと思います。レイソルもサンフレッチェもよく走り、球際のぶつかり合いも激しく、90分間最後まで闘い続けました。レイソルの力が大きく劣っていた内容ではなかったと感じましたが、ただ決定機を防ぎきれなかった分、勝利と敗戦の大きな大きな差が生まれ、苦杯を舐めました。

ネルシーニョ監督も5連勝を逃してしまったものの、チームとしての今日の戦いについては「非常に拮抗したゲームの内容だったと見ていて、クオリティの高いチームである広島に対して同等の力を発揮できていたと思う。攻守において主導権の握り合いがゲームの序盤から終盤にかけて、試合を通して決定機も相当数作れていた。やはり最後は決めたゴールの数が多いチームが勝つので、残念ながら結果こそ勝利で飾れなかった。ただ、我々の技術的な部分、戦術的な部分で全く劣っていたとは思わないので、次節に向けてしっかりと良い準備をしたい」と前を見据えました。

反省点、改善点、それは各々が持ち帰り、見つめ直していることと思います。立ち上がりの失点、またもセットプレーからでした。スタッフも選手たちの努力がなかなか実りませんが、何とかしようという取り組みを繰り返し続けていきます。リードしてからのゲーム運び、あの60分過ぎの連続失点も防がなければなりませんでした。

「監督もまずいい守備から入ろうと言っているなかで、もちろんディフェンスだけの責任ではなくてチーム全体としての話だが、課題としているセットプレーで決められてしまったりだとか、僕たちが勝ち続けるならば今日の3失点は戴けない」と武藤選手。また戸嶋選手も「このところピッチの外から見ていてもリードしてからの戦い方には改善できるところがあると思っていたし、そこから1点2点と獲れるようにならないと」と課題を口にしました。

決して勝てなかった相手、試合ではなく、紙一重の試合でした。ここをものにできるかどうか、上にいけるかどうかの大きな分かれ目です。今日は結果こそ出ませんでしたが、先行されても落ち着いて辛抱して反撃機会を作り出し、一時は逆転するという力を見せてくれたのも事実ですし、武藤選手の2試合連続ゴール、椎橋→小屋松→武藤と中央のバイタルエリアをパスで崩したゴールはすばらしいものでした。決して下を向く必要はありません。日立台のサポーターの前でなかなか勝てず悔しいばかりですが、今日の試合後も選手たちを大きな拍手で励まし続けてくれました。まだ9試合、自分たちのやるべきことを追求する。一喜一憂せず、走り、戦う。それが今のレイソルのあるべき姿です。来週のアウェイ清水戦も引き続き応援をよろしくお願いいたします。