ブエノ選手加入!
担当:大重正人
先日の鹿島戦の試合前、ブエノ選手の新加入会見を実施しました。偶然にも古巣アントラーズとの対戦で、Twitterでの動画をみてもおわかりの通り元チームメイトや記者さんとの再会やサポーターの方からの拍手など、とても温かく愛されていたことが伝わってきました。
高校1年時にブラジルから来日し千葉県内の高校へ。卒業を経て、Jリーグでプロとなり、10年近い日本生活の経験もあります。この会見はオフィシャルのものでしたし、エジソン通訳も同席してポルトガル語での回答となりましたが、記者さんからの例えば「ブエノ選手はJリーグで長年プレーしていて言うまでもないかもしれませんが自身のストロングポイントと、今の柏レイソルでどのように発揮させていきたいですか?」という質問に対し、通訳なしで回答を始めたのには本当にビックリでした。
鹿島の広報さんに聞くと「ブエノがブラジル人の通訳もしてくれたこともありますよ」と、日本語の堪能さ、理解力の高さは彼の大きなスキルです。今レイソルにいるブラジル人選手たちはみな日本語のレベルが十分な選手ばかりですが、それでもピッチ上での急な難しい戦術のすり合わせなど、日本人選手とブラジル人選手の橋渡しをしてくれることでしょうし、それがチームのプラスになるのは間違いないでしょう。どうぞ応援をよろしくお願いいたします!
ここからは、ブエノ選手の会見でのコメントです。
「柏レイソルから興味を示していただき、嬉しく思いました。2度考えるようなこともなく即決し、交渉も早く進みました。ブラジルでパーソナルトレーナーをつけてトレーニングしてきましたが、サッカーのゲームからは離れていたので、これからコンディションを上げていかないといけないですし、チームに合流して上げていきたいです。
私のストロングポイントは、フィジカル、スピード、ヘディングです。レイソルではチームのプラスになる存在になって、日々学び、順調に進めて出場機会を得られるようにしていきたいです。
レイソルとは対戦したことがありましたが、対戦相手としては嫌な存在でしたし、常に強いチームという印象でした。今の状況はいい流れとは言えませんが、どのチームでもそういう波はありますから。今のレイソルは若い選手が多いですが、質の高い選手ばかりですし、自分も一緒になってこの流れを払拭できるようにしたいです。
千葉の高校に通っていた頃は、レイソルアカデミーについてはいろんな話を聞いたりしていましたが、実際に柏に来ることはなかったので、最近来日してから柏の街を歩いてみましたが、家族で暮らす自分にとってはとてもいい街だと感じました。
レイソルのブラジル人選手で印象に残っているのは、対戦して優れた選手だと感じたのはクリスティアーノ選手です。彼は強くて、威力のあるシュートもあるし、マークしづらい選手でした。彼はレイソルで素晴らしい時代を築き上げましたし、勝者である存在でした。
ネルシーニョ監督は、2015年神戸時代に一緒にやらせてもらいましたが、とてもクレバーで選手を落ち着いた状態でサッカーさせてくれる監督です。時に厳しさもありますが、ピッチ外ではとても良い方でいろんな話をしてくれました。2015年の自分は好調でしたし、今年もレイソルで同じようにプレーできればと思います」