2024年5月24日

明日はアウェイ川崎戦

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担当:大重正人

この日立台3連戦。今年ホームでの勝利は4/12浦和戦のみで、なかなか日立台のサポーターに勝利をお届けできていませんでした。井原監督も選手たちも、サポーターへのお話になるとすぐに「ホームで勝利を届けたい」という言葉がありました。この3試合、一つでも多くの勝利でロレンソができたらなと願っていましたが、3試合とも、しかもアディショナルタイムでの決勝ゴール。まさに日立台の力が勝利を呼び込んだ、そういう試合ばかりでした。2014年、ネルシーニョ監督1期のラスト、ACL出場へ向けて負けられない残り7試合で7連勝した時に、最初の3試合をテツ、テツ、モンちゃんの劇的ゴールで勝って波に乗ったことを思い出しました。

ルヴァンカップでは、鵜木選手と野田選手に嬉しいゴールが生まれました。フミも野田ちゃんも普段から明るくて笑顔をよく見せてくれますが、なかなか出場機会が多くない中でいろんな思いを抱えていたと思います。それでもいつ出番が来ても良いように、日々取り組んでいたからこそサッカーの神様が微笑んでくれたことでしょう。春先、公開練習日のことでした。我々フロントスタッフは、サポーターみなさんが日立台に来られる前に、椅子を並べたり、見学ルールやファンサの掲示物を準備するのですが、その中で野田ちゃんがグラウンドでジョグをしている姿を見かけたことがあります。もちろんジムではいつも多くの選手が準備しているのですが、朝の静かなグラウンドで黙々と足を進めている野田ちゃんの姿に、早く報われたらいいなと思わずにはいられませんでした。

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だからこそでしょう。ゴールが決まった劇的な展開があったとはいえ、選手たちが彼を取り囲んで喜びを爆発させ、栗澤&大谷両コーチも「野田ちゃん!!!」と自分が選手として勝利したとき以上に喜んでいるようでした。井原監督も会見で「普段からトレーニングを常に100%で集中してやる素晴らしいプロフェッショナルな選手。ルヴァンカップでの出場機会しかまだないが、しっかりと信頼してゲームには出場してもらったし、その期待に答えてくれた」と大きく称えました。この3連勝は、まさにチーム全員で手にしたものです。この雰囲気は試合後のVLOGでも十分に伝わっていることと思います。

そして迎える明日。アウェイでの川崎戦です。思い出すのは、やはり昨年12月の天皇杯ファイナル。120分戦って0-0、内容的にも互角かそれ以上に戦えていた試合でした。PK戦の末に逃したタイトルとACL出場権。残酷なPK戦の末とはいえ、勝者と敗者ではこれほどまでに得られるものが違うことを思い知らされました。あのファイナルに出場した選手も、新しくレイソルに来てくれた選手も、2017年の天皇杯準々決勝を最後に勝ちなしの相手から、今回こそ勝利できるよう一つに団結して明日を戦います。とどろきスタジアムで、DAZN配信で大きな後押しをよろしくお願いします。

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