2007年11月18日

獲るか獲れないか

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担当:大重正人

今日は、鹿島がここまで続けてきたように3ゴールされるようなことはないと思っていました。良い試合ができると。金曜日に書きましたが、純粋に「挑戦者」として戦えるシチュエーションだったからです。メンバーの多くを欠いて、これまで以上に危機感を感じ、ひとりひとりが身体を張ってディフェンスすること。最後まであきらめず、走りぬくこと。カシマスタジアムの断崖にせり出したような高い高い記者席から、覗き込むように見ていても、それは実践し、徹底されていたように思います。とにかく下がらず、前から当たっていこうと。事実、善戦はできました。

鈴木達也選手はこう振り返りました。
「鹿島はセットプレーでも、どんな形でも1点を獲った。でもうちはチャンスがあったのに、獲れなかった。1点獲れるか獲れないか。これがウチと強いチームとの差です」

大谷秀和選手はこう反省します。
「攻撃のときに連動性がまだない。ひとりひとりは頑張っているけど、もっとチームとして相手が嫌がるような動きをしないと。今日はサイドばかりで、中央からスルーパスを狙うようなことも必要です」

神戸戦やHonda戦のようなもろさはなく、辛抱強く粘り強くやれていた。ただJリーグ創世記から優勝争いを繰り広げていた勝者のメンタリティーは、相手に一日の長がありました。

バイオリズムの下降線は脱したと思いたい。ただ、それは次節の甲府戦で勝って初めて言えることでしょう。プレッシャーをかけるわけではありませんが、今度は間違いなく「勝たなければいけない」試合です。自分たちのためにも、サポーターのためにも、1年の集大成をみせなければならない。良い試合だったのに、勝てなかった。今度こそ悔しさを晴らせるように、また1週間努力あるのみです!!