可能性がある限り
担当:桜林 舞
今までの暑さはどこへやら。ここ数日涼しい日が続いています。そして降り続く、雨。小雨とはいえ、パラパラしとしとと梅雨時期のようにはっきりしない天気です。
「今週はずっと雨がちのようだが、短い時間、集中してやろう」と石崎監督。チームは3グループに分かれてのボール回しののち、8対8のミニコートゲームを行いました。
2日前の清水での敗戦。7月17日の大宮戦以来、5戦勝ち星から遠ざかっています。目標の勝点55まであと23点。残り12戦で8勝しないといけない計算となります。リーグ後半のこの時期、どのチームにとっても決して楽ではない期間です。走力戦のレイソルにとっては特に、昨年を振り返っても勝点45を達成した後の27節以降の8戦は1勝1分6敗という苦い記憶の残る第4コーナー付近となります。
今季は、混戦を極めたという2005シーズン(最終節まで5チームに優勝の可能性があり、結果的にG大阪が勝点60で優勝。2位から5位までが勝点59で並び、得失点差で2位浦和、3位鹿島、4位千葉、5位C大阪となった。レイソルは16位でJ1・J2入れ替え戦を経てJ2に降格したシーズン)を上回る混戦といわれているJ1リーグ。このままでは、55が優勝するチームの勝点になる可能性もあるようです。
目標は、いつも掲げているから目標なんだ。
途中で変更するものじゃない。
自分たちが決めた、自分たちの目標を達成しよう。
午後練習前のビデオミーティングでは「苦しいからといって、逃げることなく、前を向いていかなければいけない。可能性がある限り、絶対諦めたらダメだ」と石崎監督の檄が飛びます。
FC東京戦はあと3日後。
落ち込んでいる猶予はありません。
ただ前を見据え、より高く飛ぶための準備をするだけです。
諦めない。
可能性がある限り。
立ち止まらない。
リーグ戦は、あと12試合もある。