『大家族』
担当:桜林 舞
秋空広がる日立台。
少し肌寒いくらいのほどよい風。
でも、日が当たる場所はジリジリと暑い。
昨日に引き続き、青空いっぱいの練習風景。
パシャリと撮影して、ふっと気づいたのです。
ぽわんとした雲が、ぽこぽこと浮かんでいる。
この空模様はどこかでみたことがあるなと思いまして。
あぁ、美術の教科書だって。
デスクに戻ってから、検索してみると、
ベルギーの画家「ルネ・マグリット」の作品でした。
「ルネ・マグリット」の名前は知らなくても、
絵をみれば、どこかで一度みたことがあると思う人が多いのでは?
嵐の中を飛ぶ、大きな鳥のシルエット。
その中はちょうど、今日の雲が浮かぶ青空。
恥ずかしながら、この作品のタイトルをはじめて知りました。
この作品は、
原作では「LA GRANDE FAMILLE」
英語では「The great family」
日本語では「大家族」というのだそうです。
今のレイソルみたいだな、と思いまして。
直近の6戦勝ち星なしの状況で、
新潟戦を4日後に控えて、
手術で戦線離脱を余儀なくされる選手がいる中で、
ピッチに立つ選手たちも蓄積された疲労を抱えている。
まさに取り囲む状況は嵐。
今季の目標である勝点55を達成するためには、
残り11試合で8勝しなければいけない状況。
自分たちの強みを再認識し、
自分たちの弱みを見つめなおした、
日立台ミニキャンプと称した2週間。
さまざまな組み合わせの中で、
懸命に球を奪い、
ポジションを争う。
真剣に苦しみ、
真剣に楽しむ。
そんな日々が、
ビッグスワンで、
大きな鳥になって羽ばたくはずです。
「大家族」に見守られて、
嵐の中に、太陽が燦燦と降り注ぐ青空の翼を伸ばし、
飛び立つはずです。
本日は、U-19カタール遠征中の1月28日に両膝を負傷し、長らくリハビリを続けていた比嘉厚平選手が、8ヶ月ぶりにスパイクを履いて、ボールトレーニングを行いました。スパイクを履いている比嘉選手を、いち早く見つけたユースの先輩・桐畑選手が「おっ!スパイク履けるようになったんだ!」と駆け寄っていたのが微笑ましい光景でした。他の選手も引き上げて、スプリンクラーの水が撒かれるグラウンドで、酒井メディカルスタッフとキックラリー。感触を確かめた後「全然痛くないです」とうれしそうに話してくれました。ここにも1つ、嵐の夜に青空の鳥が羽ばたき始めたようです。