嵐の後に
担当:大重正人
水曜日からの3日間。
何かを変えなければいけない。
この状況を全員で乗り越えよう。
前線からボールに近い選手から一目散にプレッシャーをかけ、それに連動して第2、第3の選手が続いていく。ボールを奪えば持ちすぎないようにパスをさばき、ボールへサポートしたり、裏のスペースへ飛び出していく。昨日の紅白戦でもそんな全員の意識がプレーに表れていました。
相手どうこうではありません。レイソルがレイソルらしくあるために、がむしゃらに闘うのです。週の頭のインタビュー。チームをまとめてきた山根、北嶋両選手はともに同じ言葉を繰り返しました。
「自信」。
失敗を恐れずにがむしゃらにチャレンジする。失敗は取り返せばいい。そのチャンスは絶対に来ます。失敗と成功を繰り返しながら、新しく、より強固になった自信を取り戻していこう。過去の栄光にすがるわけではなく、明日対戦する鹿島をはじめ、浦和、ガンバ、川崎など上位チームとも互角以上に戦った力を、レイソルは持っている。
山根選手は、敗れた新潟戦のなかに、幾ばくかの光のようなものを見出していました。後半開始早々。「全員で前から当たっていこう」。一人が一人をマークするように、がむしゃらに追いかけた時間。「あの時間帯は、すごく良かったよ。相手はどうしようもない感じだった」。カウンターでの失点は悔やまれますが、リスクを冒してでも攻めなければいけないという姿勢と強い気持ちをチーム全体で見せた。あのサッカーが、レイソル本来のサッカーでした。明日は2度目の応援強化プロジェクト。絶対に譲れない日立台で、死に物狂いでともに戦ってくれるサポーターがついています。鹿島は強い相手ですが、挑戦者の気持ちを忘れず、この日立台で立ち向かう明日です。最初の15分、とにかく攻めて攻めて戦おう。
明日は、台風が接近しており、試合が開催されるのかどうか、ご心配の方が多いことでしょう。まず午前8時の時点で、開催可否の第一報をサイトにてお知らせいたします。そこで順延の決定が出されなかった際でも、その後の天候状態や交通機関の運行状態によっては、いろいろな変更も想定されます。モバイルサイトでのご確認や、電話でのお問い合わせにもお答えいたします。スタッフも総出でピッチにブルーシートをかけ、明日に向けて準備を整えています。ご来場予定の方は情報をご確認いただくことと、安全にお気をつけてお越しくださいますように、お願い申し上げます。
嵐が去った後、レイソルに降り注ぐ太陽が待っていることを信じるのみ!