2009年4月18日

前だけを見つめて

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担当:石本瑞奈

ホイッスルが鳴った瞬間は、時間が止まったような錯覚を受けました。何を考えるとかではなく、10秒くらいそのままたたずんでいたような気がします。
その後、そうだ取材対応をしなくては、と我に返りました。両監督のフラッシュインタビューや記者会見などもろもろの段取りを頭で復習して足が動き出しました。

内容が完敗で、素人の私から見ても今日はちょっと、という試合ならともかく、いけそうだと感じる時間帯もあっただけに、きっと選手たちもよけい悔しいんだろうなあと思いながら、ミックスゾーン(記者さんたちが囲み取材をおこなう場所)で一緒に話を聞いていました。

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大津選手の突然のアクシデントで急遽出場することになった柳澤選手。リーグ戦出場は2006年4月15日の神戸戦以来なのでほぼ3年ぶりということになります。「得点を求められていたので、なんとかゴールを取りたかった。ジュニアユース時代から応援してくれている人達もいっぱい応援してくれていたし」と悔しそうに話していました。「次、チャンスがきたら、もっともっとゴールを狙っていきたい」次回の奮闘に期待です。

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「6試合勝ちがなくて暗くなりがちだけど、前を向いていくことが大事」と話すのは菅沼選手。常にシュートを打とうと意識しつづけた気持ちが生んだ、そういう意味ではとても菅沼選手らしい同点ゴールでした。

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そして菅野選手。「こんな結果を出すようなメンバーじゃない。過信で言っているのではなくて、今まで積み重ねてきた練習を考えると、そうなる。だから今後が楽しみ。みんなできると思う。」と、チームとメイトと己を信じていました。

高橋監督は「レイソルのいい部分を伸ばしていこうという考えは変わらない。下を向く必要はない。」と言いながら、選手たちひとりひとりをねぎらっていました。

みんな、前を向いています。私も前だけを見ていこうと思います。