2009年5月30日

競争の大切さ

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担当:石本瑞奈

今日は朝から断続的に雨が降っていて、やんでほしいと願いながら出社しました。確かに試合の時はやんでいたのでそれはよかったのですが、試合前のホームゲームイベントである「ナビスコキッズイレブン」、「選手ふれあいタイム」など、多くのイベントが中止になってしまいました。また、サポーター有志の方々が出して下さった「選手入場時に紙ふぶきで応援しよう」という企画や、この企画と対になっている気がする「ゴミゼロ運動」(試合終了後のスタジアム清掃を柏レイソルファン、サポーターの皆さんと一緒に実施するものです)も延期になってしまったのが残念でした。

そして、試合も残念ながら敗れました。23日の神戸戦のあと、もう一度自分たちのコンセプトを確認していこうと話し合ってハードな練習をしてきました。ただ、「勝利」という結果がまだ出ていないのが現実です。大谷キャプテンは「練習ではできていることが試合でできていない。練習のための練習になってはいけない。練習の質からもっともっとこだわらなくてはいけない」と報道陣に話していました。その他にも、今日の試合で出た課題をどうしていくか、長い間記者の質問に真摯に答え続けていました。

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大谷選手の日立台での公式戦は去年11月29日のホーム最終戦以来なので半年ぶりということになります。キャプテンマークを巻いた7番の入場を見たときに、ああ、やっとここに帰ってきたんだなあと思いました。個人的には90分プレーして、身体の状態はもちろん疲れてはいるけど悪くないそうです。そこは安心しました。ただ、トップレベルの試合に耐えうるために、もっとコンディションをあげていきたいとも話していました。今年90分出場したのは、練習試合も含めてこれが初めて。これからコンディションがあがっていくと、もっといいプレーが見られそうです。

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そして、菅沼選手、大津選手に次ぐレイソル歴代3番目の若さで公式戦出場を果たした茨田選手。偶然ですが、今日が18歳の誕生日でした。ウォームアップではパスミスが多く、一緒にアップしていた李忠成選手からは「なに緊張してんだよ」と言われて、それで気持ちが少しほぐれたそうです。その李選手は自分のことについては悔しさを隠し切れない様子で報道陣の質問に答えていましたが、茨田選手のことを聞かれると「パスを受けやすかったし、やりやすかったです」とはっきりと答えていました。
李選手だけではありません。大谷キャプテンも「競争が増えるのはチームが強くなるために絶対必要。今年ユースから上がってきたメンバーも含め、今、誰もがチャンスをもらえるのだから、練習からしっかりやらなくてはならない」と新たな選手の出現を喜んでいました。大谷キャプテンには以前聞いたことがあります。「もし、若手がどんどん出てきて、自分の地位が脅かされるようなことがあっても、競争が増えるのはいいことだと思いますか?」それに対して彼は「もちろんです。その覚悟でプロになりました。奪われたら奪い返せるように頑張るだけです」と答えました。大谷選手にとっては当たり前の答えだったと思いますが、そこにプロとしての矜持を感じました。
今、レイソルに必要なことは、もちろん、自分たちの戦い方をもう一度しっかり整理して、前へ進むこと。それと同時にチーム内での競争も「強くなる=順位を上げていく」ために、絶対必要なことなのだと思います。茨田選手だけでなく、今出場のチャンスを狙っている選手も、怪我をして戦列を離れている選手も、みんなレイソルが強くなるために頑張っていく。もっともっと競争していく。そういう覚悟でこれからチームは進んでいこうとしています。

最後にお知らせです。26日の広報日記でもお知らせしましたが、本日発売のマッチデープログラムから「サポーターズ・ボイス」のコーナーを復活させました。さっそくご応募いただきました。ありがとうございました。そして、すぐまた来月3日にもホームゲームがあります。この間募集したばかりなのに、もう2回目の募集です。今回の締め切りは明日、31日いっぱいとさせていただきます。対戦相手のヴィッセル神戸は23日に悔しい思いをしたばかりです。ぜひ、ホームでは勝ちたいです。そのために皆さまの応援メッセージが必要です。応募方法はいつも通り、メールでお願いします。マッチデープログラム「Vitoria」の「サポーターズボイス」宛てでご応募ください。レイソルへの熱い思いを、必ずハンドルネームを記載の上、投稿ください。ご応募、お待ちしております。

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