2009年6月25日

息吹

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担当:大重正人

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ウォームアップを終えた選手たちがピッチ上で輪になって、座り込んでいました。何かをじっと見つめて、高橋監督が話しかけているようです。その前のチームミーティングでコーチ達に見せたビデオ。それをフォーメーション練習前に選手たちに見せ、「こういうやり方で守ろう」という意識づけるものでした。もちろん口頭やホワイトボードで説明するやり方もありますが、やはり映像は選手たちの目と脳にダイレクトに入ってきます。

大谷キャプテンは「11人全員が同じ意識を共有して守らないといけない。真さんが考えるイメージを、自分たちも同じイメージで」。あるスタッフは「今日はすごく声が出てるよ」。監督が示す戦術を、選手たちが理解して、仲間にしっかり伝えること。当たり前のことですが、こういうトレーニングを積み重ねることで、チームは少しずつ良化していくはずです。

火曜日からトレーニングに参加しているハモン選手も紅白戦に参加しました。「得意なプレーは、ポストプレーとターンからのシュート。好きな選手は、アドリアーノ(元ブラジル代表の大型ストライカー)です」という言葉通り、バイタルエリアで体を張って起点に。ゴールシーンは左サイドからのクロスを、DFと競り合いながらも強引に押しこむ。華麗でなくてもストライカーらしく、10分ほどの短い時間ながらゴールを決めてくれました。

「日本にもレイソルにも少しずつ慣れてきました。コンディションは70%ぐらいです。レイソルには質の高い選手がいるし、この状況から抜け出せると思う」。これからもっともっとコンディションを上げて、より力強く豪快なゴールを見せてくれるでしょう!

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明日午後には磐田に出発、あさってには試合が待っています。周りを囲む状況は変わりません。ここから這い上がらなければ。いいこと悪いこと、いろいろあります。でも一喜一憂してはいけません。心はぶれずに。まだまだシーズンは続いていくのです。