ルーキーズの挑戦
担当:大重正人
昨日の2部練習が終わったあと、2人のルーキーがスタジアムの事務所で悪戦苦闘していました。普段は携帯のメール、ペンを使って文字を書くことなんてあまりない2人が(想像です)、大学ノートの小さな文字をびっしり書いて、読み上げます。
今日の午前練習を終えて、あわただしく向かった先は、手賀の丘少年自然の家。ニュースでお知らせしたとおり『学校訪問 レイソルしま専科(せんか)』に、比嘉選手、工藤選手が参加しました。メディアトレーナーの片上さんや、レイソルしま専科参加経験者の宮本マネとともに、熟考を重ねて、スピーチの練習を繰り返して、臨んだ今日の本番。行きの車中でも、暗記した原稿を読み上げてトレーニングする様は、緊張している彼らには悪いですが、微笑ましい光景。。。
手賀西小学校の全校生徒と、柏市立手賀東小学校5、6年生の、あわせて150人以上が2人を待っていました。「背番号29、比嘉厚平です」と自己紹介すると、手元にあるパンフレットで、「どれ?どれ?」って一斉にさがす子供たち。続いて「背番号36……名前は何ですか?」と逆質問。すると「クド??」と元気に答えてくれました。
今日のテーマは「プロサッカー選手になれた理由」。
比嘉選手は「サッカーが大好きだったこと」と「個性をいかす」という2つ。
工藤選手は「運が良かったこと」、「すばらしい監督に会えたこと」、「アドバイスをよく聞いたこと」。
お互いの話から出てきたのは恩師である吉田達磨・現U-15監督の言葉。そして大好きなサッカーに時間も体力もすべてを注いで、明くる日も明くる日もボールをけり続けて努力してきたこと。仲間や周りの人たちを大切にすること。低学年の子もいたので「ちょっと難しい内容だったかなぁ」と比嘉選手はしきりに反省していましたが、2人とも自分の言葉で自分の話をきちんと話していました。今日の彼らの話は、なにか一節、少しでも子供たちに伝わっているはずです。でなければ、体育館に移動してのふれあいや写真撮影、お見送りの握手など、あんなに笑顔があふれて、盛り上がるようなことはなかったでしょう。
「最初は緊張していたけど、みんなが真剣に話を聞いてくれて緊張がなくなりました。みんなの笑顔がすばらしかったです。いい経験をさせてもらいました」(工藤選手)
「行く前は余裕があったけど、やっぱり緊張しました(笑)。ボールで遊んだ時はみんなの反応も良くて、いっぱい元気をもらいました」(比嘉選手)
「でも、早くビデオ見たいです。反省しないと」。比嘉選手のこの向上心、すばらしいですね。普段から物おじしないタイプの2人ですが、今日の経験でまたひとつ大人になったことでしょう。
最後にもう一度サポーターズボイスの募集です!締め切りはあす7月2日(木)のお昼まで。選手たちは試合前のロッカールームでマッチデープログラムをしっかり読んでいます。メッセージも伝わっています。ハンドルネームを加えて、選手たちを後押しする声援をどうぞよろしくお願いいたします。