明日に向けて
担当:河原 正明
今日の午後、スタジアムでは練習試合 対東京農業大学戦が行われました。昨日試合に出場しなかった選手を中心としたメンバーで臨んだ一戦、アンセウモ ハモン選手が日立台&実戦デビューを果たしました。
キックオフ直前まで、北嶋選手とハモン選手はポジションの確認を念入りにしていました。
結果はこちら をご覧いただくとして、なんとハモン選手、前半だけで7得点の大暴れ。コンビを組んだ北嶋選手も1得点と、前半だけで8-0と大学生相手に圧倒します。
立ち上がり3分にハモン選手が挨拶代わりの1発を決めると、次第に北嶋選手とハモン選手がペナルティボックスの中で自由に動けるようになります。その2人が有利なポジションを取ることで、相手の4バックのサイドが中に中にと引き付けられて、結果、右サイドの太田選手、蔵川選手がフリーになり面白いようにクロスが入ります。
太田選手も「キタジさんの位置取りが素晴らしかった」と話していましたが、北嶋選手は今日は「頭」で3アシスト!しかもいずれもキタジらしい「バックヘッド」でのすらしからです。
「ハモンはいいポジションに入ってくる。被ってもダメなので、今日はヤツを立てました(笑)。ボールがハモンに吸い寄せられていたね。でもお互いタイプが似ているので、特徴を生かしあって、サポートするところを判り合えた。いいコンビです。」と話すように、今日は北嶋選手が引き立て役となりましたが、2トップで狙い通りに相手を崩せたことは、今後への収穫大と言ってもいいでしょう。
そのハモン選手。後半20分までプレーを。試合後にインタビューをしました。
?今日の試合、満足のいくプレーが出来たか?
「与えられた仕事をこなせたということでは、及第点だが、ミスやシュートミスもあった。確実に決めないと反省している。自分自身の出来は100%近くまで来ている」
?今、レイソルは苦しい状況ですが
「自分もレイソルの一員としてやっていくので、まずはこの状況から脱出することが第一目標になる。チームメイトのために、そしてチームメイトに助けられながら、チームが浮上するように闘って行きたい。」
最後にサポーターの皆さんにメッセージを預かりました。「まずは、皆さんの仲間になれた、レイソルに加入できて幸せを感じます。今日の試合7点取れたのはとても嬉しいです。これからも自分のゴールでチームのために仕事をして、レイソルが勝てるよう力を尽くしていきますので、応援よろしくお願いします。」
メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ後半、立ち上がりに2失点を喫します。レイソルもハモン選手に代わり工藤選手を投入。澤選手や工藤選手、そして前半出場し、再度交代出場したした山崎選手も得点を決めるなど後半だけでも計5得点を決め、疲れの見えた相手から後半だけでも勝ち越しました。しかし、どの選手も「もっと決められたはず」と反省を口にしていました。試合は13?2での勝利でした。
さて今日、小林慶之選手と少し話をした中で、昨日、日立台デビューをした感想を聞きました。「初の日立台で、正直、力は入っていました。(ゴール裏の)サポーターの横断幕には勇気付けられたし、応援には感謝しています。」とまずは感謝を述べていました。
試合については「ちょっとした声や、集中力で防げた点もある。今は、たとえ先制されても0?1のままで自分たちのペースになるまで耐える、粘り強さが足りない。アンラッキーな得点かもしれないが、相手にしてみればラッキーなこと。シュートは打たないと入らない。そういう部分をレイソルはもっとやらないといけない。
ピッチに立つ以上は選手なら責任を感じるのは当然。レイソルは若い選手も多いので、いい意味で勢いが大事。だけどもう一回ゲームの内容を確認し、次の試合に向けてこれ以上準備することはない というところまでやり尽くして臨まないといけない」と次節に向け課題と決意を述べてくれました。
小林慶行選手は、話しているとクレーバーで、かつすごく精神的に強い、タフな選手だと感じます。かつてのレイソルもそうですが、東京Vで、大宮で、過酷な争いを経験してきたこと。小林慶行選手の豊富な経験が、これから必要になる時が必ず来ます。
そういう選手が仲間にいることの大切さを忘れずに、選手たちには次の試合『やれるところまでやって』闘う準備をして欲しい。
昨日も日立台でのリーグ戦に勝利することができませんでした。これでホームゲーム4連敗となります。苦悩の表情を浮かべる選手、スタッフ、そしてサポーターの皆さん。何よりも勝利こそが今一番欲しいものです。
我々は応援していただくことをお願いするしかできないのでしょうか?否、それだけではないはず。
メインスタンドで、バックスタンドで、ゴール裏で。力の限り応援していただいている皆様に報いることができるよう、クラブはそれぞれがやるべきことをしっかりと行い、火曜日から日曜日の京都戦に向けて、進んでいきます。