2009年7月 8日

何度でも

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担当:大重正人

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アルビレックス戦、試合速報でも書きましたが、途中までは互角の戦いでした。ここ最近のゲームの中でも内容のある前半でした。ディフェンダーと中盤でしっかりブロックを作ってボールを奪い、速攻を狙う。そこで止められても、パスを回してサイドアタック。相手にカットされても、すぐに囲んで奪い返して、二次攻撃三次攻撃を繰り出す。それぞれ見る人によって印象はまったく違うと思いますが、開幕からずっと試合を見続けてきた自分としては、こんなサッカーが見たかった、チームとしてこういうサッカーを実践したかったんじゃないかと思えた前半でした。

ただ、結果的に失点を重ね、ゴールも奪えなかった。とくに0-1が続いた前半、いい形でボールを奪って、敵陣まで人数をかけて攻め込む時間帯でゴールできなかった。敵陣ゴール前のアタッキングサードでの細やかさ、丁寧さ、技術、精度、コミュニケーション。それぞれがもう少しでも高いレベルでかみ合っていれば、ゴールできたはず。惜しいところまで攻め込んでいながら、あと一歩。不運にも失点したことよりも、ゴールできなかったことが残念でなりませんでした。

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今日の練習は、その課題克服です。アタッキングサードでどう相手を崩すか。サイドをついたり、センターにくさびを入れたり。ワンツーやスルー、ダイレクトパス。それぞれがいろんなアイディアを出しながらゴールに迫ります。ミスを恐れずチャレンジすること。そしてカットされても、攻守の切り替えを早くして、奪い返しにいく。これが今やるべきレイソルのサッカー。だんだんと形になってきています。

杉山浩太選手が昨日「今、修正していることは、すぐに直るものでなくて、例えば1ヵ月後に修正されているものかもしれない。だから、1ヶ月前に修正しようとしたことが、いまになって表れているかどうかも見極めないと」というような内容を話していました。今取り組んでいる課題克服を地道に続けること、繰り返すことで、自分たちのサッカーが見えてくると信じて、選手・スタッフたちはトレーニングを続けています。

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今日、あらたに新加入選手のリリースを発表いたしました。パク ドンヒョク選手がガンバ大阪から期限付き移籍します。シドニー五輪に韓国代表として出場、Kリーグではベストレイブンに輝くなど、30歳と経験豊富で、脂の乗り切ったDFです。レイソルへのコメントでは、「柏レイソルはホン ミョンボ先輩ら、韓国を代表する選手がプレーしてきたチームであることをよく知っています。先輩たちの名に恥じないよう、一生懸命プレーし、チームの目標達成の為に貢献したいと思います」と、偉大な先輩に敬意を表す、韓国人選手らしい実直な言葉を送ってくれました。レイソルサポにとっても嬉しいコメントですよね。ガンバの広報さんからも「めっちゃ良いキャラクターしてるんで、どうぞお願いします」とメッセージをいただきました。早ければ金曜日の午前から練習に合流予定です。

もちろん、これまでレイソルで戦ってきた選手たちにも奮起してほしいし、絶対に負けない!という闘志を燃やしてほしい。競争がチームを強くする。ハモン選手をはじめ、新加入選手がチームに新しい息吹を吹き込んでくれるはずです。

最後にお詫びです。昨日の広報日記とモバイルレイソルの「デイリーレイソル」でオフィシャルファンクラブ「アソシエイツ」会報誌『日立台通信vol.4』の発行日を8月1日と記載しましたが、8月上旬の誤りでした。お詫びして訂正いたします。