2009年7月29日

もうひとつの鹿島戦

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担当:河原 正明

 夏休みには毎日小学生と接することが多くなります。練習見学はもちろんですが、今日も朝からスタジアムには総合学習の来訪者が。流山市立長崎小学校6年生 2名が職場体験に訪問に来てくれました。あいにくお目当てにトップチーム選手たちの練習は午後に変更になってしまいましたが、ユースの近藤トレーナーと用具の清掃作業など細かい仕事を体験してもらいました。
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今度は試合を見にスタジアムに来て下さいね!暑い中ご苦労様でした!

 さて、去る7月25日にも小学生と一緒になりました。先日の鹿島戦でスタジアムに早めにお越しいただいた方はご覧になったかもしれませんが、前座試合として鹿島アントラーズJr.vs柏レイソルU-12の交流試合がありました。この試合のために選抜された小学校5・6年生からなるレイソルイレブン。試合前から灼熱の太陽に負けじとハイテンションでウォーミングアップに望みます。
 そして暑さがまだまだ厳しい16時30分キックオフ。多くの両チームサポーターが見守る中、白熱したプレーを披露しました。前半立ち上がりにレイソルが先制します。しかし、さすがに大人用のコートは広く、大きく開いたスペースにボールがこぼれるとカウンターから1点失い、そのままハーフタイムへ。

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 後半開始後にアクシデントが。「ゴツッ」という音と共に相手選手と額をバッティングしたレイソル選手が頭を押さえて倒れます。すぐさま心配そうな渡辺毅監督と共にトップチームの控室に向い、神田トレーナーに診察を。「大きなタンコブだから、冷やせば大丈夫だよ」とたっぷりの氷が入った氷のうを渡されてホッとした表情に。でも次に出てきた言葉は「試合に出られますか?」。
さすがに神田トレーナーも「ダメだよ」と言ったものの「もう気持ちはプロ選手並みだね。ビックリしたよ」と言えば、私の傍で試合を観ていた鹿島の日本代表選手と元代表選手も「うまいよなぁ、今の子は」「オレたちはスペース目がけて(ボールを)放り込んでってサッカーだったのに。DFからつないでいくなんて考えられないよ」と感心しきりでした。

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 さて試合は後半1点追加したレイソルが粘る相手を振り切り、見事2?1で勝利。トップチームより一足先にカシマスタジアムでアントラーズ相手に勝利を収めました。
試合後は勝利の報告をゴール裏のレイソルサポーターに。そしてトップチームさながらに全員が手をつないで万歳ポーズ!スタンドもご覧の通り、総立ちと万雷の拍手で選手たちを迎えてくれました!実は一番喜んでいたのはサポーターだったかも知れませんが。
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 試合後に選手に話を聞くと「サポーターの方が応援してくれてうれしかった」「手をつないで挨拶できたのは気持ちよかったです」と喜ぶ子もいれば「勝ったけど、1点取られたのは悔しい」とDFの選手は不満顔でした。実はこの前にも1試合闘っていたレイソル戦士たち。「さすがに疲れであまり動けていなかったけど、みんな一生懸命やってくれた」と渡辺毅監督も満足そうでした。最後はトップチームの撮影に来ていた飯村カメラマンに記念撮影を。いい夏の思い出になったことでしょう。
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 さて、そのトップチームですが、練習日程が一部再変更になりました。また、31日(金)の練習は非公開とさせていただきます。日曜日にはホーム日立台で神戸戦を迎えます。前回ナビスコカップでは3?0で勝利したものの、リーグ戦では敵地で1?3の完敗を喫しました。雪辱果たすべく、新体制での初勝利を掴むべく、そして何よりも一つでも上の順位を目指して、日々選手・スタッフ一丸となってトレーニングをしております。何卒、ご理解・ご了承願います。

 そして毎回のお願いになりますが、マッチデープログラム「Vitoria」で、「サポーターズボイス」を募集します。ネルシーニョ・レイソルが初めて迎えるホームゲーム。選手を奮い立たせる皆様の熱いメッセージお待ちしています!金曜日の午前中いっぱいまでにお送りください。(ペンネームご希望の方はその旨お書き添え下さい)。よろしくお願いします!