天皇杯へ
担当:石本瑞奈
日本中のあちこちで大きな被害をもたらしている台風18号。柏では午前9時頃に雨がやみ、午後の練習は青空が広がりました。私は油断して日焼け止めを塗らずに練習の様子を撮影していたら、途中で顔半分の温度が変わっているのに気がついて少しへこみました。
晴れたとはいっても、風がかなり強くて、木の枝などいろんなものが飛んでくるので、少し怖かったです。
台風は北上していて、これからが大変な地域もあると思います。皆さまどうかお気をつけください。
週末の天皇杯に向けて、また選手たちの競争の日々が続いています。前節の磐田戦であと一歩だった攻撃面でのレベルアップなど、出た課題を克服するべく、ネルシーニョ監督の身振り手振りの指導がありました。
そして全体練習が終わった後、いつもの?といっては言いすぎかもしれませんが、私が良く見かける菅沼選手vs菅野選手の1対1の居残りトレーニングがありました。この2人がやる時は、なんだか1回のシュートにお互い全身全霊をかけて勝負している感が漂ってきて、ついつい見てしまいます。ちなみに今日はこの2人に村上選手も加わっていました。
その村上選手、報道陣の囲み取材で次の天皇杯への意気込みを話しました。「天皇杯は自分も順天堂大学時代に経験しているのですが、プロを倒そう!という気持ちでひとつになっています。今回の相手、ジェフリザーブズは学生ではありませんが、J1のチームを倒そう!という強い気持ちでくると思います。その気持ちに負けないようにしたい」。
天皇杯はリーグ戦と違って一発勝負。何が起こるか分かりません。そんな中でもレイソルの一員であることの誇りを持って、全力で闘って勝利を収めることはすごく大切なことだと思います。村上選手の気概を感じました。
そして今日は大津選手の取材がありました。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」です。若手の選手にスポットを当てた企画ということで、2年目の大津選手にオファーがきました。小学生の頃のことから中学時代、高校時代など、今の大津選手のルーツとなる話、エポックメイキング的な話も出ました。読めば「なるほど!」と感じるようなインタビューになったと思います。ただ、同席していて一番感じたのは、やはりチームのことをすごく考えている、ということです。当たり前のことかもしれませんが、「将来の夢は?」と聞かれて「今はチームを残留させることしか考えられません」と答えた大津選手。サッカー選手である以上、上を目指すのは当たり前のことです。けれど、今はやっぱりレイソルのこと。チームが勝つためになんとかしたい、そんな強い思いが伝わってきました。
このインタビューの発売号はまだはっきりとは決まっていません。決まり次第お伝えしますので、どうかお楽しみに!
最後にひとつご報告があります。先日行われたファン感謝デーで、赤い羽根共同募金が行われました。名戸ヶ谷小学校の児童の皆さんがお手伝をしてくださって、そこに選手たちも加わり、和気藹々と、しかも元気な雰囲気での募金活動となりました。おかげさまで総額46,828円の寄付金が集まりました。この募金は福祉施設の設備、ボランティアや障害者団体などの活動、地域福祉活動の充実に役立てられます。募金してくださった皆様、本当にありがとうございました。