2009年11月 4日

サッカーができる幸せ

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担当:石本瑞奈

日立台はおとといくらいから急に冷え込みました。私は朝、起きたら自宅の窓を開けて空気を入れ替えるのですが、おとといは開けた瞬間、締めてしまいました。
今日も、昨日ほどではありませんが、朝のうちは寒かったので、ダウンコートを着てグラウンドへ向かいました。

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練習は公開で、紅白戦を行っていました。ネルシーニョ監督は、練習を見て、状態のいい選手を試合で起用するので、誰が18人に入るか、また、誰がスタメンになるかはギリギリまで分かりません。そしてギリギリまで分からないからこそ、選手全員が競争意識を持ってトレーニングに取り組めるのです。今は控えでも、練習でチームにとっていいプレーができれば、メンバーに入れるかもしれない。また、今出ている選手も、常に集中してプレーしなければ代えられる可能性がある。そういう意識を持ちながら、チームは清水戦に向けて緊張感のある練習をしていました。

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練習後、記者の取材を受けた工藤選手は「清水は日本代表に入っている選手がメンバーにいるので、その人たちと実際に同じピッチでプレーできれば、通用する部分が分かる。そういう経験をして、もっともっと上手くなって、チームに貢献したい」と話していました。
もちろん、工藤選手は、自分の経験のためだけに言っているのではありません。彼が、というか選手全員がずっと心苦しく思っているのが、日立台でなかなかゴールが生まれないこと。「毎回必死に応援してくれるサポーターに申し訳ない思いでいっぱいです。練習から真剣にアピールして、もし出場することができたら、とにかくゴールを決めたいです」と強い意気込みを語りました。

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今日は8日の清水戦に向けたマッチデープログラム「Vitoria」のインタビュー「ライフ」の取材がありました。どちらかと言えば若い選手を中心に、サッカー以外の話も織り込んでご紹介してきた「ライフ」。今回は、微妙に若手とはいえないかもしれませんが、1日に行われたサテライト最終戦の仙台戦でゴールを決めた澤選手です。ちなみにインタビューの人選はそれ以前に決定していたので、偶然ですがいいタイミングでのインタビューになりました。
レイソルに来てから、なかなかコンディションが上がらない毎日を送っていた澤選手ですが、最近はすごく調子がいいそうです。そこで過去、もっとすごいケガから立ち直った話が飛び出しました。ご存知の方も多いかと思いますが、20代前半の頃、首の骨折という、一歩間違えば生死に関わる大ケガから復活した話です。聞いている方が辛くなる大変なケガでしたが、本人は「辛いです」とは言わず、淡々と事実を話していました。ただ、それだけに、最後に「今、サッカーができる幸せを感じています」という言葉を聞いた時、心に染みました。
澤選手は「ここまできたら内容ではなく結果。4連勝を目指します」と、最後まで諦めない気持ちを口にしました。

その澤選手が登場するマッチデープログラムですが、今回も「サポーターズボイス」を募集します。リーグ戦残り4試合。選手たちは4連勝して天命を待つ気持ちでいっぱいです。確かに状況は厳しいかもしれませんが、最後の最後まで諦めずに闘います。そんな選手たちに熱い応援メッセージをお願いします。締め切りはあさって6日の正午までです。必ずハンドルネームを添えてお送りください。お待ちしております。