サッカーは人生そのもの
担当:河原 正明
今日は午後から今季最後の練習試合 対レイソルU-18戦が行われました。メンバーは若手主体で望みましたが、ブラジル帰りの酒井・武富の両選手や来季入団予定の渡部選手などのパフォーマンスに注目が集まりました。
試合は序盤からトップチームがボールを支配。前半8分には武富選手のゴールで先制すると、田中選手のキープに大津選手と武富選手、さらには橋本選手や酒井選手もがサイドで絡むスピード感あふれる展開で攻め続けます。31分には右サイドを大津選手が仕掛けて相手のファールを誘い、FKのチャンスを得ます。
キッカーは仙石選手。前線めがけて蹴ると思いきや、意表を突いたマイナス気味にグラウンダーのパスを。そこに走り込んだ山崎選手が豪快に一蹴り!このシュートはGKが弾くもののしっかりと詰めていた酒井選手がゴールを決めて追加点を上げます。
久々にボランチでの出場となった山?選手ですが「(ボランチを)しばらくやっていなかったので疲れました。でもレンとだからできました」と息もピッタリだったパートナーを称えます。ゴールシーンだけでなく、攻守の切り換えもお互いにフォローしあって面白いコンビネーションでした。
ハーフタイム、ベンチ前でフラッグを振る選手が2名。自主トレでグラウンドに出てきた北嶋選手が木村エキップとなにやら話しています。「キタジ、副審やるの?」「そう、トレーニング代わりにね」。見に来てくれたサポーターたちもこれにはビックリ!
後輩たちに「あまり、激しく行くと付いていけないからな。それにお前ら文句いったらな・・・わかっているな」と軽く脅し(笑)をかけてから、後半は北嶋選手が副審を務めることに。そして反対側のタッチラインには鎌田選手が立ちました。
この副審、結構難しいのです。最初は余裕があったキタジも途中からは真剣な表情に。「オフサイド取れないな?」と話していましたが、後半20分過ぎにそのチャンスが。しかし自信たっぷりに上げた旗でしたが、選手だけでなく主審にも「(オフサイドは)ないよ、ない!」と全否定される結果に。シジマールGKコーチにもわざわざ来られて「ヘイ、キタジー。○○みたいだ」とからかわれて苦笑いする場面も。
試合後は「トレーニングの最後にやる『シャトルラン(往復持久走)』の代わりにいいかなと思ってね。ただボールの動きとDFラインの両方を見ながら走るので結構キツかった。でもタッチラインからFWの動き出し見ることができて、駆け引きなど参考になったからやって良かったよ!」とどんなことも全てをポジティブに捉えるところは、まさにサッカーが人生そのものだと言うキタジならではのコメントでした。
試合は後半立ち上がりにバックパスのミスから失点するも、「スゴクない??」と副審が叫ぶほどの比嘉選手のドライブシュートがゴールに突き刺さり、3?1でトップチームが勝利しました。
一方の試合相手であるレイソルU-18にとっては週末のJユースカップ 対大宮戦に向けて調整試合でもあります。自分たちがどれくらいの位置にいるのか確認できるまたとないチャンスでした。茨田選手は試合後「この時期にレベルの高い相手と試合が出来て、良い所と悪い所が確認できてよかった。まだまだ足りない部分の方が多いけど、残り3日でしっかりと準備していきたい」と話してくれましたが、ユースっ子たちにも気付きを得る良い機会だったようです。
試合前にはユース出身の酒井・武富の両選手が日立台通信の取材を受けました。主にブラジル留学の話が中心だったのですが、「日本に帰ってきてから変化がありましたか?」という問いに酒井選手は「目上の人にも自分の意見を話せるようになりました」と回答。「向こうは上下関係もないので、年下が僕をいじってくる(笑)。それに意見も言ってくる。日本では全てがブラジル流にはできないけれど、帰ってきてからは先輩との壁が低くなったように感じます」と自身を持って話す態度に、大人になったなーと感じました。
撮影したカメラマンの方も「なんだか体つきも一回り大きくなった気がします」というように、外面も内面も成長できた5ヶ月だったようです。詳しくは今月末発送予定のファンクラブ会報誌「日立台通信」をお楽しみに!
さて、その酒井選手にはブラジル留学中にハマった食べ物があるそうです。それは「ポンデケージョ」という小さなパン。ブラジルではとてもポピュラーな食べ物だそうで「安くて美味しいので毎日食べていた」そう。また実は日本の方が美味しいらしいというのですが、未だに出会えないそうです。
そこで酒井選手からお願いが。美味しいポンデケージョ情報を求めています!柏近郊で情報がございましたらこちら「おいしいポンデ情報」までメールをしてくださいね。よろしくお願いします!