柏市長、日立台へ
担当:石本瑞奈
昨日の寒さに比べ、お昼時には暖かいかなと思っていたのですが、夕方には風が吹いてきて、やはり冬だなあと思う一日でした。
今日は午前中に秋山浩保柏市長がレイソルを激励に訪れました。市長がグラウンドに足を運んでくださるのは初めてのことです。なんと実家が日立台の近くにあり、試合の時の大声援が聞こえていたそうです。
「柏の名が全国に知られたのもレイソルのおかげです。ぜひ一年でJ1に復帰することを期待しています」。とおっしゃられたあと、なんと「ゴール裏で応援します」という言葉も飛び出しました。
レイソルからはチームを代表して北嶋選手が挨拶。「市民の皆さんの期待に応えられるように頑張ります」と力強く話しました。最後は全員で記念撮影をパチリ。日頃支えてくれる地域の皆さんのためにも・・・という思いを新たにしたのではないでしょうか。
午後は今年初めて広めのグラウンドでゲーム形式の練習が行われました。グラウンドの大きさはペナルティエリアの中にゴールポストがある、といったくらいでしょうか。通称「ペナペナ」と呼ばれる、あの広さです。
今日の練習は敵陣では2タッチ以内、自陣では3タッチ以内で回す、サイドラインを割ったらゴールキック、などのルールがあり、広さもフルコートではありませんでしたが、選手は「ピッチが広いな」と感じたようです。
今年のチーム始動のあと、ネルシーニョ監督が、「日本の寒さを踏まえ、ケガをしないように、いきなり広いスペースでは練習せず、時期を見ながら広くしていく」と言っていましたが、ようやくその時期がきたようです。
昨年、ケガでずっとプレーできなかったアルセウ選手も元気に参加。ボールに触るのが嬉しくてしょうがないといった感じで、ウォーミングアップから明るい声が響き、練習の合間にも大谷選手とボールに戯れていました。「足は問題ありません。楽しい仲間と一緒にトレーニングすると、フィジカルももっと上がってくると思います」と練習後の表情も明るかったです。
そしてレイソルに入って初めてGKを務めた吉原選手は「これからみんなの特徴をどんどん掴んでいって、それぞれの選手の性格やスタイルを見極めて、自分のコーチングに活かしたいです」と意欲を見せていました。
吉原選手に限らず、前からいるメンバー、新メンバーを問わず「いい競争をして、試合に出たい」という意欲を見せたゲームになりました。もちろん、まだ制限つきのゲームですし、今年のメンバーでは初めて行われたので、連携を含め、まだまだこれからです。
ただ、「ネルシーニョ監督は、練習でも練習試合でも、いいプレーをみせたらベテラン、若手に関係なく使ってくれる」と皆が口にします。誰にでもチャンスはある。ただ、そこでいいプレーを見せないことには選ばれない。そういった意味で、この時期にしては気迫のこもった激しいプレーもみられた練習だったと思います。
練習後、大谷選手も言っていました。「ポジション争いをやることで、チームとしても個人としても伸びていけると思っています。競争大歓迎です」。
気がつけばグアムキャンプまであと5日。このまま誰もケガなく、グアムでは精一杯競って、チームとして成長して帰ってきて欲しいです。