2010年2月 4日

グアムキャンプ5日目

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担当:河原 正明

 キャンプ5日目です。日本食は恋しくならないのですが、選手はそろそろ日本の「映像」「活字」に飢えてきています。新聞も都度グアムに来るスタッフや選手が持ってくるのですが、同じ日の新聞を2日続けて回し読むことも。今朝ひと早く日本に帰ったモンテディオ山形ですが、長谷川悠選手は「タニくんに雑誌をくれと言われました」と大谷選手の部屋に雑誌を置いていったそうです。

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 雑誌も必需品ですが、一番はなんと言っても飲み水。今年もグアム政府観光局からチームにミネラルウォーターの差し入れをいただきました。その数1,000mlペットボトルで600本以上!チームを代表して井原ヘッドコーチが受け取りました。キャンプ誘致と観光PRという目的もあるのですが、本当に水はあっという間になくなりますのでありがたいです。でもこれだけ頂いても一週間も持たずに無くなってしまうのですが。関係者の皆様本当にありがとうございました。

 今日は午前中フィジカルトレを。筋トレ開始前には監督より「昨日の試合の疲れもあるだろう。休む選手は休んで、できる選手はしっかりと鍛えよう」と話がありました。ちなみにこのジムですが、共同施設なので予約を書き込む必要があります。大宮、山形、さらには下の方に韓国プロ野球の三星ライオンズの名前が見えます。リハビリや別メニューの選手は随時使用していて、ちょっとした社交場にもなっています。
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 グラウンドに移動して、まずはステップ系のトレーニングを。グアムに来て一番の暑さの今日、古邊コーチから「はい、ここで水入れよう」との声がかかると、すかさず北嶋選手らが「今日はいいよーー!給水のタイミング」と反応し、公文通訳も「いいよ、ドンドン言っていこうよ!フルさんそういうの嬉しいから(笑)」とイジります。
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 しかし、古邊コーチは次のメニューの注意点で「いいかチンプルに行こう、チンプルに!」と噛んでしまい、みんな爆笑に。「チンプルはないよね〜」と突っ込んだキタジでしたが、その後は逆にラダー(縄はしご)に引っかかってしまい「おいどうした!キタジ!」と逆襲を喰らっていました。

 その古邊コーチ、今日は人数が足りず選手に混じって4vs4vs4のトレーニングに参加。現役時代を彷彿させる球への寄せとスライディング、そして大声でチームを引っ張ります。選手たちも「マジですごかったです、今日のフルさん」と感嘆していました。

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 どうしても長いキャンプでは中だるみしてしまうものですが、監督と支えるスタッフのおかげでメリハリのあるメニューでそろそろ折り返しが見えてきました。

 今日の夕方、Jリーグ新人研修を終えて新人5人がグアムに到着しました。早速古邊コーチとともに体を動かします。その後ようやく食事に。そこで待っていた某先輩に「バラ、頼んでいた○○は?」「あ、いやーその・・・」しどろもどろになる茨田選手。どうやら買えなかったらしく、今頃は部屋でお説教でしょうか?リンタロウ選手、講義は全て日本語でしたが「何とかできました」。でも渡部選手に「判らないと言葉が通じないフリをする」と突っ込まれていました。
 一方、川浪選手は一部新聞にインタビュー形式での研修で「ゴール裏の『灼熱(しゃくねつ)地帯』をもっと熱くします」とPRしたと出ていましたが、本人は「え、柏熱(はくねつ)地帯なんですか?」と。田中選手は途中で気付いたそうですが止めるわけにもいかなかったそうで。うーん、これは日本に帰ったらクラブについて再教育の必要ありですね。
 なにはともあれようやくこれで全員が揃いました。明日の午前中はオフの予定を変更し、新人組も合流したのでしっかりと体を動かすことになりました。ではまた明日!