キタジ国立へ行くの巻
本日の担当:横井孝佳
柏レイソルは本日が仕事始めです。皆様、改めて今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末のこと。ラジオ日本さんから「高校サッカー決勝戦のゲスト解説をぜひ北嶋選手に」というお話をいただき、それをキタジに伝えたのです。すると、「まだオレのこと、高校サッカーと結びつけて考えてくれるんだ」と喜んでいました。
そりゃあそうでしょう。もう10年ほど前になりますけど、あの活躍は、大げさに言えば社会現象化しましたからね。高校サッカー出身のJリーガーは数多くいますが、印象度では抜群ですよね。
と言うわけで本日、北嶋選手と国立へ行ってまいりました。
肝心のしゃべりでは納得いかなかったようで、「全然ダメ。オレのセカンドキャリアから、解説者の選択肢は落ちた」と終了後に話していましたが。
私にとって高校サッカー決勝戦は初観戦。レイソルは国立でホームゲームを開催することもありますし、昨年もヴェルディさんのホームゲームで1試合やっています。だからスタジアムとしては慣れているほうなのですが、高校サッカーではJリーグとはまた違った雰囲気を味わえますね。季節もキックオフ時間も違うし、応援形態も違いますし。
結果は皆さんご存じの通り、盛岡商が初優勝。前半は作陽が押しているように見えましたし、後半もチャンスをつくれていましたが、無念の敗戦。盛岡商はPK失敗でリズムを失うかに見えましたが、見事なカウンターで2得点。面白いゲームでした、特に後半は。
解説の北嶋さん、「盛岡商のほうがやることがはっきりしてたよね。作陽はうまいけど、攻撃で手数をかけすぎ。そこを奪われて、カウンターのピンチを招いていた」と明確に説明。解説者行けるんじゃない?ふだんどおりに話せば。
印象的だったのは、北嶋選手が行く先々で知り合いに遭遇していたこと。「ここに来ると、いろいろ知り合いに会える」とも話していました。やはり、高校サッカーの申し子なのですね。
北嶋選手と国立に向かう直前、スタジアムのピッチを覗くと、若手選手たちが自主トレをしていました。
近藤選手、石川選手、菅沼実選手、岐阜から帰ってきた長谷川選手らが、ミニゲームに興じていました。まだまだ本気モードじゃないでしょうけど、軽快に動けている印象を受けました。
日本選抜メンバーとしてカタール行きが決まっている石川選手と菅沼選手は、「ほとんど休んでないです。ずっと自主トレ続けてます」といささか疲れの見える表情。「望さんとの約束、今年果たせたじゃん」とふると「そうですねえ」と笑っていました。
ご存じない方のために解説しますと、加藤望選手がレイソルを去る際に、当時ルーキーだった石川選手に「おまえに休みはないぞ。毎日走れ」と言い残したんですね。石川選手はそのとき「ハイ」と答えながら、オフ明けに「正月の4日間、休んじゃいました」と正直に告白していた、という話。
休みでリフレッシュできないのはかわいそうですが、今は大きなチャンス。昨シーズン終盤にレギュラーを掴んだとはいえ、今年はJ1、また一からのスタートです。レイソルに戻ってきた実選手も同様。今は飛躍の時。ぜひこのオフに鍛えて、今季の大活躍を期待したいところです。