ピント選手のこけた頬
本日の担当:横井孝佳
本日16時、一気に2選手の加入をリリースしました。
まずは1人目、リカに代わるボランチとして、パルメイラスからアルセウ選手の期限付移籍加入を発表。まだ22歳ながら、パルメイラス入りしたのは99年、ということは15歳でプロになったわけですね。顔は一見強面ですが、よく見るとかなりのイケメン。飯田強化部マネージャーから写真のデータをもらったので、思わずHPに載せてしまいましたよ。
どんな選手なのか楽しみです。小見チーフスカウトとともにブラジルでアルセウ選手のプレーを直接見てきた小田切企画課マネージャーによると、「あの守備はすごかった!」とのことです。チーム始動前に来日の予定ですので、もうすぐお目にかかれそう。期待しています!
そしてもう1人、アビスパから水谷雄一選手の完全移籍加入を発表。今季は南選手と水谷選手、加藤選手、そして桐畑選手によるGKレギュラー争いが過熱しそうです。互いに切磋琢磨して、個々のスキルをさらに上げてほしいものです。
水谷選手は04年の入れ替え戦にも出場しています。ゆえに、日立台の雰囲気も肌で知っているはず。阿部吉朗選手加入の時にも書いたことですけど、以前と比べてスタジアムの雰囲気もかなり良くなっていますから、さらに気に入ってくれるのではないでしょうか。水谷選手にも大いに期待しています。
レイソルにやってくる選手もいれば、去る選手もいます。ピント選手の移籍も、併せて発表いたしました。個人的にかなり淋しいことです。
ピント選手ほど広報にとって頼りになる選手はいなかった。取材でもイベントでも何でも、声をかけると嫌な顔一つせず、喜んで引き受けてくれました。15分のコメント取りでも1時間くらい話すほど、取材に対しても積極的でした(単にトーク好きなだけか?)。返す返すも、彼がクラブを去ることは残念です。
しかしサッカー選手にとって、試合に出てプレーをしてナンボであるのもまた事実。ぜひ福岡でその才能をフルに発揮してほしい。
ピント選手にとって、福岡は思い出のまちなのです。サガン鳥栖時代、シュナイダー潤之介選手とよく天神へ繰り出していたのだとか。「単身赴任だからって遊んじゃダメだよ」と言うと、ピント選手は「それどころじゃないですよ。勝負かけてますから」と真顔で答えていました。その言葉に偽りがないことは、げっそりとこけた頬が物語っていました。太りやすい体質なのに、年末年始も相当走りこんでいたのでしょう。
以前、J:COMの「レイソルタイム」で鈴木達也選手がピント選手と対談した際に、「シュート練習のとき、ピントさんがGKに入ってると嫌なんです。すごいセーブされて、自信なくなっちゃうんですよ」と言ってました。そうなんです。GKはなかなか試合に出られないポジションなので、たまに出るゲームで力を出し切ることは難しいものですけど、練習ではすごいセーブを見せるんです。コンスタントに能力を発揮できれば、まだまだ伸びるはず。
これを読んでくださるアビスパサポーターの方がいらっしゃるかわかりませんが、ホントにいい奴なのでぜひ応援してあげてください(聡太くんのときと同様・・・でも真実そう思います)。福岡での活躍を期待しています。