2010年4月 5日

VITORIA

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担当:大重正人

時間は89分になっていました。アウェイ側のゴールは記者席からはちょっと遠く、何が起こったのか、正直わかりませんでした。

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オフィシャルカメラマン飯村さんの写真は、決定的瞬間を切り取った見事なもの。一目瞭然でした。大津選手のボレーシュートはしっかり視認できましたが、そのまえ澤選手がオーバーヘッドでアシストしていたんですね!開かないカギを「こじ開けた」。試合後のヒーローインタビューで、チャンスを逃し「ヤベェ」と漏らした大津選手、橋本選手とのグータッチには「決められて良かった」という気持ちがにじみ出ているようですね?

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前半で相手に退場者が出たとき、「これはイケル!」というのと「逆に難しい試合になるのでは」という思いが実は半々でした。私のような選手ではない人間からすると、「ひとり多いんだし、ゴールは時間の問題。スカッと勝ってほしい」なんて思ってしまいがちですが。逆に、昨年8月のジェフ戦やマリノス戦では数的有利をいかせず、引き分けに終わったこともよく覚えています。

「10人に減ったことで、当然引いて守るし、スペースはなくなるし。集中力だって逆に高まるものなんですよね」と試合後の選手が教えてくれました。サッカー戦術だけでなく、メンタル面についての効果にまで言及したのは、選手ならではです。決して言い訳しようとして話したわけではないと断言しますし、ギリギリの試合にしてしまったことを繰り返してはいけないという思いも当然あるでしょう。ただこういう試合展開になっても「簡単な試合はない」ということを肝に銘じておかなければ、と強く感じました。

最後まであせらず、20数本のシュートを打ち続けたからこそ、最後の最後、ボディブローのように相手の心身を疲労させ、大津選手のゴールが生まれた。ここまで4勝1分。楽な試合はひとつもありませんでしたが、ネルシーニョ監督以下選手たちは、勝利と勝ち点を着実に積み重ねています。これこそ、勝つことに慣れる、勝ち癖をつける=「VITORIA」ではないかと。

ただ、見ている側にとっては、正直ヒヤヒヤ、ドキドキした時間が長かった......だからこそ、90分ギリギリのゴールで、その喜びは一層強いものになりました。サポーターの皆さんは、ヤマトのゴールテーマのとき、タオルマフラーをぶんぶん回して喜びを身体いっぱいで表現。これは見ていても爽快で、気持ち良く最高に盛り上がれます。速報さえなかったら、いつも一緒に回したいと思うぐらい。選手入場の時もタオルを掲げながら、入場に合わせてグルグル回す応援。これらをもっともっと浸透させて、選手たちと一緒になってゴールと勝利を喜びましょう!!

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明日は水戸とのトレーニングマッチ。これは見学不可ですが、レイくんが柏駅東口のダブルデッキで開催される春の交通安全運動実施に伴う柏警察署の出動式に参加予定です。時間は午前11時から12時ごろになりますので、レイくんの雄姿もどうぞ応援ください?

最後に、NHK-BSで始まったアニメ「GIANT KILLING」を見ましたか!? まるで、我が日立台☆ オープニングだけで大興奮でした↑ 毎週日曜日に放送ですので、見逃した方も第2回からならまだまだ追いつけますよ!!

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