2013年10月14日

キャプテンvsエース

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担当:大重正人

現在、公式戦8試合未勝利。ネルシーニョ体制になってから、これほどまで勝ち星から遠ざかったことはありませんでした。早くこのトンネルを抜けて、レイソルらしい勝利にこだわる戦いを取り戻したいところです。

水曜日、天皇杯の3回戦が行われます。対するは現在J2で8位につけるファジアーノ岡山。チーム全員がハードワークを惜しまず、攻守にわたって組織的なサッカーを展開し、プレーオフ圏に迫る上昇のシーズンを送っています。特に失点の少なさが光っており、36試合でわずか38失点。神戸&長崎の37失点に続くリーグ3番目の少なさです。守備時にはウイングが下がって5バックとなりスペースを消し、そこからの鋭いカウンターもあります。

昨日今日と行われた3回戦、J1勢の苦戦と下位カテゴリークラブの健闘が目立ちます。ここまで順当な試合に見えたのは、鹿島とセレッソ、広島ぐらい。ジャイアントキリングは磐田vs札幌と、長野vs北九州の2試合だけでしたが、延長&PK戦まで進んだ試合をはじめ、仙台、鳥栖、大宮、FC東京、清水は大変苦しい試合で踏ん張り、ベスト16に進みました。簡単な試合などありません。ただ、どんな試合、どんな相手でも常に最高の準備で、監督の選んだ最高のメンバーで、勝利を目指すのがレイソルのスタイルです。本来の姿をここで取り戻さなければなりません。

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ファジアーノには、レイソルから移籍した仙石廉選手が在籍しています。2011年は期限付き、12年には完全移籍し、主力選手として活躍中です。やっぱりレイソルにいる人間としては、工藤選手との同期対決が実現するかどうか、楽しみでなりません。小学4年生からレイソルに加入し、キャプテンとエースとして、ずっとずっと一緒にプレーしてきた2人。クドーは「レンは淡々とプレーしてクールに見えるけど、意外と熱いところがあるんですよね。スイッチが入ると、ガッツリ来ますよ。またレイソルで一緒にプレーしたい思いもありますが、今はそれぞれの環境で成長してきたところを、このすばらしい日立台のピッチで表現したい」。

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仙石選手はこのところは先発から外れているものの、常に真摯な姿勢でサッカーに取り組める選手ですし、いつ出番が来てもベストパフォーマンスを発揮できる準備が整っているはずです。水曜日、ちょっと台風が心配になってきましたが、なんとか対戦が実現することを祈るばかりです。当日の試合開催についての情報がありましたら、ツイッターやサイトなどで速やかにお知らせいたします。

連戦が一段落し、取材のオファーがたくさん舞い込み始めました。今日は澤昌克選手、Jスポーツの「FOOT」という番組のインタビューを受けました。番組コメンテーターで、サッカーサイト「Goal.com」編集長のチェーザレ・ポレンギさんが日立台に来られ、南米時代を中心に波瀾万丈のキャリアを振り返りました。やっぱり話題の宝庫、サワからはいろんなエピソードが飛び出し、予定時間を大きくオーバー。

2008年にレイソルに加入して、もうはや6年目、南米でのキャリアが7年だったそうなので、ほぼ半々になるというのは驚きです。リベルタとFCWCとACLでプレーした日本人選手が今後現れるかどうか、、、彼はそういう稀有な名選手です。放送はさっそく明後日の水曜22時、BSのJ-SPORTS2で放送です(初回無料)。またチェーザレさんの「Goal.com」コラムでも後日公開されるそうですので、合わせてお楽しみください?

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