キャンプはあと1日
担当:桜林 舞
キャンプから帰柏して、2日目。FC東京との練習試合が日立台で行われました。対するFC東京も6月17日からのJヴィレッジでのキャンプを終え、本日早朝福島を出発し、10時前には日立台へと到着。通常お昼過ぎに行われることの多い練習試合ですが、本日は11時からキックオフとなりました。
当初豪雨かと懸念されていた天候も試合開始から終了まで雨が降ることなく、しかし湿度の高い一日でした。45分×2本行われたゲームですが、レイソルは前半後半でメンバーが入れ替わり23名が出場しました。FC東京は65分に7名が交代するまで、先発の11名が出場するというメンバー構成。各クラブが、1週間後に控えたリーグ戦再開に照準をあわせ、各々の調整を行いました。
前半の序盤は柏ペースでスタート。相手陣地に攻め上がり、7分太田選手の右クロスに李選手がヘディングであわすも、ボールはゴールマウスの上へ。惜しいシーンでした。17分、中央のカボレ選手→エメルソン選手→カボレ選手へのリターンパスから先制点を献上。すると続く18分にも右サイドのエメルソン選手からカボレ選手にスルーパスが通り、カボレ選手に2点目を決められてしまいます。25分、李選手のスルーパスからポポ選手、34分、パスワークからアレックス選手が決定機を作るもゴールには届かず。前半は0-2で折り返しとなりました。
後半は11名を入れ替えてフレッシュなメンバーで臨みました。開始早々鎌田選手のシュートで会場が沸きますが、得点には至らず。58分、CKのクリアボールを奪われ、FC東京3点目をカボレ選手のハットトリックで決められてしまいました。その後、レイソルが69分に右サイドをドリブルで駆け上がる菅沼選手からのクロスに北嶋選手がきっちりヘディングであわせ1点を返しますが、逆転には至らず。試合はそのまま1-3で終了しました。
エメルソン選手とカボレ選手のコンビネーションにやられてしまった練習試合でしたが、学ぶことの多い練習試合となりました。「昨日も紅白戦をやっていますし、身体は疲れていますね。けが人も戻ってきて、層が厚くなっていますし、リーグ戦が楽しみです」と、まぁどんな試合も勝たなきゃいけないんですけどね、と付け足していた鎌田選手でした。「膝は少しづつ良くなってきています。ほんのちょっと良くなっただけでも全然動けるんですよ」と、本日唯一のゴールを決めた北嶋選手。昨日の紅白戦で2ヘディングを決めたのに続き、本日もヘディングで魅せてくれました。キャンプ中は「バリバリ筋肉痛で、ストレッチをするのもいやだった」という大谷選手。「クサビの入れられ方が良くなかった。失点はビデオみて、また勉強します」キャンプ後の身体の重さを口にしながらも、本日の敗戦を前向きに捉えていました。1週間後の浦和戦に照準を合わせて、着々と準備は進んでいます。
試合終了後、ベンチ脇では、またもやアレックス選手の双子のお兄さんの姿が。フランサ選手が私服のアレックス選手と話をしていたので、「あれ?アレックス選手試合に出てるはずなのに」と再び引っかかってしまったほどです。前半を終えた李選手と一緒に写真撮影です。
そして、ポポ選手は愛息を胸に抱いてFC東京ベンチへと。韓国Kリーグで一緒にプレーしていたカボレ選手に1ヶ月になる息子をお披露目していました。試合が終わった後の語らいのひと時も、練習試合ならではの光景ですね。
それにしても、本日はレイソルの試合をを待ちかねていたサポーターのみなさんに大勢ご来場いただきました。FC東京の広報さんも「柏さん、練習試合でもいつもこんなに人がくるの???日立台までの道が、サポーターの人たちでいっぱいだったよ!」と驚かれたほど。本日もいつもと変わらぬ熱い応援をありがとうございました。
「柏に帰ってきたけど、キャンプは22日までじゃからと選手たちには言っておるんじゃ」と石崎監督。明日の午前練習を終えるとようやく、選手たちはオフを迎えます。もう一日です。選手のみんな、あと1日の我慢です!!!
長いキャンプが終わり、短いオフを挟むと、長くて短いリーグ戦が再開します!キャンプの成果を、浦和戦で爆発させましょう!!!