みんなで笑う
担当:桜林 舞
灼熱の太陽が降り注ぎながら、激寒の風が吹く日立台では、白熱したミニゲームが繰り広げられました。
「えー、絶対ライン割ってたよ…」
と、赤ビブスを着て、ライン際で座り込む菅沼選手。
ラインを指差しながらライズマンに目をやりましたが、試合は続行。
肩を落とし、芝生の上に正座をして、一瞬考え込むそぶりを見せましたが、次の瞬間立ち上がって、猛然とボールを奪いに渦中へと飛び出しました。
その直後でした。
ボールをかっさらって、赤チーム2点目となるゴールを叩き込みました。
これぞ、菅沼選手!というゴール。
ゴール後のうれしそうな表情は、フォトギャラリーの通りです☆
こちらは、諸手を上げてゴールを主張する山根選手とアレックス選手。アレックス選手の鋭いクロスにゴール前の山根選手が詰めて、黄色チームの勝ち越しゴールか…と思われましたが、赤チームの前線の選手からも「こっちから見ても、まぎれもないハンドだよ?!」の声。選手の主張を一通り聞き終わり、周りのスタッフにも確認をする石崎主審の判定は、、、「ハンドじゃな」。悪びれることもなくいたずらっ子のように「やっぱりバレチャッタか…」と失笑する山根選手とアレックス選手でした。
しかし、この判定が2人の気持ちに火をつけたのか、その後アレックス選手は、今度こそ間違いなく完璧な勝ち越しゴールを上げます。見てください写真の砂煙!アレックス選手がゴール前に一直線に迫ると、キーパーの藏川選手も一歩も動けず。ゴールマウスの右側に押さえぎみながら強烈な一撃をお見舞いしました!
その後、黄色チームが追加点を上げ、4-2で黄色チームの勝利。「(いると勝てない扱いされるけど)意外と勝ってるんだよ?」と呟く、山根選手の姿がありました。
今日は、久しぶりにミニゲームをフルタイムで見ることが出来ましたが、ミニゲームっていいものですね。一番好きな練習は?の問いに多くの選手が「ミニゲームです」と答える気持ちがよくわかります。小さいコートで、誰にでもシュートチャンスがあって、「ボールを追いかける」ということを純粋に楽しむことができる。走り回るスペースが少ない分、ボールのキープ力やテクニックや体の入れ方など個々の技術力が試される。そして、勝っても負けても最後はみんなで笑うことができる。
明日の磐田戦のメンバーは、午後には静岡に出発していきました。ミニゲーム終了後、シュート練習を行っていた選手も集めて、石崎監督がいつもよりは気持ち長めの訓示。
直近のリーグ戦も名古屋にホームで快勝!
天皇杯もベストエイトまで勝ち上がり、
負傷から戻ってきた選手もいます。
このまま、
リーグ戦残り3試合、
天皇杯残り3試合。
すべて全勝で、
2009年を迎えたい!
まずは、
明日の磐田戦。
勝利で飾って、
残留を確定させ、
気持ちよくホーム最終戦に向いましょう。