変わらぬ姿勢で
担当:河原 正明
セントラルコースト・マリナーズ(以下CCM)のホームスタジアムに行ってきました。午後2時30分からの公式会見にはネルシーニョ監督と渡部選手が登壇しました。ここまでの5試合を含めて監督は「我々が立てた予選グループのプランがあり、それは6戦目の前には予選突破をしている、というものでした。選手たちの頑張りでその目標を達成できましたが、この先戦い抜くために必要なのは『勝利』である。だから、明日の試合の位置づけもこれまでと何ら変わらない」と強調しています。
一方のCCMのグラハム監督も「日本では3−1で敗れたが、我々もアウェイの水原で勝利し、2位突破が狙える状況にいる。他会場の結果も気になるが、まずは自分たちがベストな結果を残すことが大事。R16目指して準備してきたし、今朝の選手たちの表情も素晴らしかった」と互いに良い状況でぶつかる試合になりそうです。
CCMは先々週末にAリーグのプレイオフでウエスタンシドニーを破って優勝を果たしています。聞くところによると朝まで祝勝会をして!その勢いのまま乗り込んだ韓国・水原でも戦前の予想を覆して勝利しています。他のAリーグチームがオフ(オーストラリアのリーグは秋春制)に入るも、ここまでしっかり調整もしてきたそうです。「クラブ初の予選突破、ベスト16入りを!」という気持ちは強く、明日の試合のチケットプロモーションもTVやラジオで盛んに行われています。ちなみにキックオフ時間が20時30分になってしまったことで、昨日まで2週間ホリデーが終わり学校も始まったので「相当の打撃」だそう。そこででチケットも急きょ$10に「投げ売りで」(CCM)値下げ、どうにか集客したいという願いはあります。
一方、敵地でのグループマッチ最終戦での結果が予選突破に影響しない状態で挑むことができるイレブンには多少なりとも余裕はあります。しかし前述のように、この先、特にリーグ戦で大敗喫してしまった後だけに立て直し、巻き返しをにらんでの試合になることは間違いありません。明日のスターティングメンバーにも動きがあるのか楽しみなところです。
さて、前述の通り、明日は20時30分(日本時間19時30分)キックオフとなります。チームは試合後スタジアムから直接シドニーに向かい深夜にホテル着、翌朝一番の飛行機で帰国します。そのため都合により広報日記も明日はお休みとさせていただきます。帰国後の5月1日に更新します。なお、公式Facebookでは試合前後の模様を画像付きでアップします。ぜひそちらもご覧ください!