2014年9月30日

フィジカルから

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担当:大重正人

まず、日曜日のU-18プレミアリーグの話題からです。東日本の10チームによるリーグ戦は大詰め。先週の前節14節を終えて、2位の清水ユースに勝ち点4差をつけて首位に立っていたレイソル。この日の第15節はヴェルディユースとの対戦でした。両者とも丁寧にボールをつなぐパスサッカーで、前半は一歩も譲りません。ただレイソルのシュートは1本。膠着した展開とも言えました。「ヴェルディはいいチーム。前半は相手がうまくペースがつかめなかった」とFW会津選手が振り返ります。

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ただハーフタイムで「中盤でしっかり駆け引きしてボールを受けるように」と下平監督が指示を送ると、徐々にレイソルのポゼッションが勝り、相手を押し込んでいきました。U-20NZ代表のMFマイケル選手の投入で勢いづくと、FW浮田選手の強烈なシュートをGKが弾いたところを、見事会津選手がダイビングヘッド。「シュートを打つのが分かったので、こぼれ球を狙うのは自分の得意なところ。決められてよかった」と大きな大きな先制点。さらに白川選手が続けてゴール。得意の左足ではなく右足で決めてベンチもどよめいていました。ヴェルディの反撃もありましたが、やられた!と思ったシーンはGK木村選手がすばらしい飛び出しでブロック。チーム全体の守備意識も高く、最終ラインが90分間身体を張り、高い集中で守り切りました。

これで残り3試合で、2位とは勝ち点6差に。次節11月末の第16節で、レイソルが勝利し、2位エスパルス、3位アントラーズの結果次第で、リーグ1位が確定します。「チャンピオンシップ出場という目標に向けて、現実的な結果が見えてきたけど、でもまずは自分たちのサッカーをやること。3連勝できたけど、レイソルらしいサッカーで勝たないと次につながりませんから」と中山キャプテン。さらに「夏にクラブユースの予選で負けて、何かを変えないといけないと皆で取り組んできました。これからJユースもあるけど、ここで気持ちの緩みを出さない。過信せず引き締めたい」と、秋冬こそのビッグタイトル獲得に向けて、厳しい姿勢は変わりありません。

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今週末からはJユースカップのグループリーグです。いつも人工芝グラウンドでの温かいご声援、いつも本当にありがとうございます。13日と25日には日立台スタジアムでの開催です。トップチーム同様に一人でも多くの皆様のご来場、ご声援をお待ちしています。

トップチームは、2日間のオフを終えて、日立台に再結集。アジア大会惜敗のU-21代表の秋野選手は休養、U-19代表の中村&中谷コンビは宮崎合宿のため不在でしたが、日曜日からのサンフレッチェ3連戦に向けてリスタートしました。フィールド陣は、久々にボールを使わない=フィジカルのコンディションアップの徹底。室内の筋トレを終えてグラウンドへ出た選手たちは、春や秋のキャンプ初日かと勘違いするような、走り込みに次ぐ走り込み。気温は30度近くにまで上がり、半袖になって見ているだけでも汗をかくほどでした。「今年、一番キツかったかも」と増嶋選手をはじめ、力のすべてを出し尽くして動けなくなるほどのトレーニングでした。

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マスはさらに「同じチームと3連戦なんてたぶん初めてだし、楽しみです。サンフレッチェはやりがいのある相手だし、特に気の抜けない1週間になります。最近は、ミスが起こった時に、カバーしきれていないと感じます。ミスがあったとしてもカバーできる距離感を保つこと。話し合いを心掛けて、みんなそれぞれがもっと思い切ったプレーができるよう、大胆なプレーをなくさないようにしたい。いい時のレイソルらしいチャレンジができるようなサッカーをしたい」。前向きな姿勢を出して、ピッチで躍動する選手たちを、サポーター皆さんは期待しています。この3連戦、走り勝つための厳しい練習を乗り越えた一日でした。明日は公開練習に変わり、木曜金曜が非公開に変わりましたのでご注意ください。

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2014年9月27日

魔の刻時

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担当:河原 正明

 魔の時間帯。サッカーでは試合の前後半開始直後と終了間際にそういった「ぽっかりと穴が空く」時間帯がやってくるといわれています。だからこそ「立ち上がりに気をつけよう」というコメントが散見されるのですが・・・。今シーズン、レイソルはアウェイの試合になるともがき苦しんでいます。

 今日も試合開始からわずか4分、DFラインの裏を突かれ相手の最初のサイド攻撃からクロスを上げられると、GK桐畑選手の鼻先で日本代表FW武藤選手にコースを変えられて先制を許します。これがファーストシュートでしたので、相手にしてみると申し分ない効率の良さです。
 勢いをホームチームに与えてしまう、早すぎる時間での失点でした。しかし、「前線の3人以外は殆ど攻撃してこなかった」(大谷選手)そこから相手の勢いをそらすかのようにゲームをコントロールし始めます。

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 ところが魔の時間が再び訪れます。前半アディショナルタイム、攻めあがろうとDFラインから送ったパスに反応した相手選手にカットされ、一気のカウンター攻撃に。慌ててカバーに戻るも俊足の相手に追いつけず。ワンチャンスを決められてしまい点差が2点と広がります。
 あの場面だけ、という試合展開だっただけに「この失点のダメージが大きく堪えた」(ネルシーニョ監督)。後半は立ち上がりからホームでさらに攻勢に出た相手の勢いをまともに受けてしまいました。今度は後半開始5分に、またしても低い位置でボールを奪われるとカウンターで3失点目。試合はまだ40分近く残っていましたが、守りをさらに強固に固める相手の戦術の前に、今日のレイソルには残念ながら反攻してそれを打ち破る力は残っていませんでした。

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 「監督は自分の采配ミスと言っていたが、決してそうではない。失点の時間帯が悪く、自分たちのミスで相手の狙い通りの試合にしてしまった」(工藤選手)。
 「システムがどうのこうの言う前に、自分たちがやるべきことをやらないといけない。例えば球際に強くいくとか、その部分はチームの約束事で変わらないのに」(大谷選手)いつになくキャプテンの言葉も低いトーンになっていました。
 「最後まで応援してくれたサポーターに応えるプレーをしないといけない」(大谷選手)練習前、味の素スタジアムに響き渡ったいつにも増して力強い応援に私も心揺さぶられてだけに、本当に申し訳ないという思いがにじみ出ていました。

 トップチームは明日、明後日とオフになります。久しぶりの連休で心と体を休めてリフレッシュして、この後続く対広島3連戦に向けて火曜日からとレーニング再開です。今日も多くのご声援をありがとうございました。

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2014年9月26日

この1試合に

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担当:大重正人

今日も柏は、太陽が燦々と降り注ぐ、晴れやかな一日でした。新しく出場した選手たちの奮闘もあって勝ち得た一勝は、連敗中だったチームのムードを払しょくしました。太陽のように輝く笑顔、躍動するハッスルプレー。見ていて気持ちの良い試合前日のプレーでした。

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あす対戦するFC東京は、昨シーズンまでの勢いある攻撃的なポゼッションスタイルから、イタリア人のフィッカデンティ監督に代わり、守備組織を整えてから、手数をかけない素早い攻撃スタイルにシフトチェンジし、安定した戦いを続けています。現在8位で勝ち点38のレイソルに対し、1点多い39点。明日勝てば、最高で6位に上がれる、上位チームとの大事な大事な一戦です。

メディアの皆さんからの質問も多くあったのですが、「アウェイ」ということがことさら意識、強調されているように感じます。当然、いまの結果がそれを如実に表していますし、逆に言えば、ホーム日立台の応援とアドバンテージが本当に絶大だという証左でもあると思います。また選手たちからは、その課題に正面から向き合い、今度こそ乗り越えなければいけないんだという強い思いを感じます。

ただ、ネルシーニョ監督が植え付けてきた勝利の精神は、どんな大会でも、どんな試合でも、どんな相手でも変わらず、目の前の1試合に全力を注ぎこむということです。ホームだから、アウェイだから、それは関係ないはず。鳥栖戦のように粘り強い守備でイーブンの状況で進み、後半に仕留めるというゲームができれば最高です。

ただ相手がある以上、すべてが思い通りにはいきません。「一つ二つミスがあったとしても気持ちを落とさず、冷静に堂々と、自信をもって戦いたい」。工藤選手の言葉です。埼スタでは本当に困難な状況でしたが、それでもサポーター皆さんの歌声と後押しは最後まで衰えることありませんでした。明日も味スタへ多くの方が駆けつけてくれるでしょう。16時キックオフ、選手たちへの後押しをよろしくお願いします。

2014年9月25日

アウェイにも行こう!

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担当:河原 正明

 今季のレイソルの戦績を象徴する「ホームゲームでの強さ」。先日の鳥栖戦もそうですが、苦しい状況でも選手たちが力を発揮することができる"ホーム"でのサポーターの皆さんの支えは、現在リーグ首位の浦和、2位川崎、3位鹿島、4位鳥栖と強豪チームを軒並み倒してきました。
 一方、アウェイでは今季わずかに2勝。「アウェイでの勝ち点を上乗せできていれば」(ネルシーニョ監督)と指揮官も嘆くように、なかなか思うような戦いと戦績が上がっていないのも事実です。
 
 そのアウェイの試合が今月も続きます。まずは土曜日のFC東京戦。会場は東京都調布市の味の素スタジアム。柏からも90分程度で到着する比較的近場となります。来月には3試合、ナビスコカップ広島戦、そして鬼門・カシマスタジアムでの鹿島戦に、月末にはベガルタ仙台との試合があります。
 本日、鹿島、仙台戦のアウェイ観戦ツアーをお知らせしました。新たに西鉄旅行さんと提携してのツアーです。昨年、一昨年とACLの海外アウェイツアーでお世話になったサポーターの方も多いかと思いますし、遠くアジア各国での勝利の味は格別でしたね。今回は日本国内ですので、西鉄さんにもお値段を抑えていただきました!まだアウェイに行ったことが無く「アウェイのチケットはどう買ったらいいのか、行き方もよくわからない・・・」「一人は不安。レイソルサポーターと一緒なら」という方でも安心ですね!
 ツアーの詳細は公式サイトをご確認ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/012908.html
西鉄旅行ウェブサイト
http://yoyaku.nishitetsutravel.jp/TourList.aspx?intflg=0&cmc3=KR0001,KR0002,KR0003,KR0004

 トップチームは明日の午前練習を行い、午後には再びアウェイゲームへと向かいます。先日の試合後、工藤選手もゴール裏への挨拶で「次は味スタに全員集合してください!」と話していましたが、ぜひ、今季残りの試合はホーム&アウェイともに応援ください。
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2014年9月24日

世界を目指して

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担当:大重正人

今日、U-19日本代表の発表があり、GK中村航輔選手とDF中谷進之介選手が選出されました。今回の代表は「AFC U-19選手権」に挑むチーム、いわばこの年代の集大成となる重要な大会に、レイソルアカデミー出身の2人が選ばれたのは、本当に嬉しいことです!この大会は、U-20ワールドカップの予選を兼ねていて、ベスト4以上で世界大会の出場権を獲得できます。
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中村選手はプロ入り後、相次ぐケガに見舞われましたが、その苦境を乗り越え、そしてちょうど昨日、初のメンバー入り。それに次ぐ、喜ばしい出来事となりました。ただ「まだ喜べないですよ。世界大会出場が目標ですから」と笑顔よりも先をみすえた緊張に満ちた表情でした。

数々の若い有数のタレントが輩出されている中、U-19代表はこれまで3大会連続してアジア予選を突破できていません。日本サッカー界にとっての鬼門であり、悲願でもあります。前回出場の2007年大会には、奇しくも昨日ともにメンバー入りした先輩桐畑選手がメンバー入りしました。出場叶わなかった先輩、そして今回メンバー入りできなかった選手、何より自分のために。「シンノスケと一緒に、レイソルサポーターの皆さんに、世界大会の切符獲得の報告ができれば」と柏を代表して、アジアへ挑戦します。

その中谷選手。前回のベトナム遠征では、チームの事情により辞退し、レイソルの公式戦に向け準備しました。しかしメンバー入りが果たせない試合もあり、チームに貢献ができなかった悔しさをかみ殺し「難しい状況だったですけど、自分の実力不足だったということです」と気持ちを切り替え、井原コーチとのトレーニングに全力を注いで、自己鍛錬に注いできました。「キャンプからアピールして、レギュラーとして試合に出たい。その経験をレイソルで出して、チームに貢献したい」。日本を代表して闘い、そしてレイソルの力になりたい。航輔と二人、日本を飛び出しての戦い、おおいに応援をお願いいたします!

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2014年9月23日

3年ぶりの「1勝」

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担当:河原 正明

 "ホーム"の力。サポーターの皆さんにもより強く、さらにハッキリと感じることができた試合になったのではないでしょうか。
ナイトゲームで行われたJリーグ第25節、日立台に迎えたのは今季も好調で3位のサガン鳥栖。2連敗中かつ浦和戦でのカードによる出場停止で前節から先発メンバーを3人変更せざるを得ない中、苦戦が予想されましたが結果は2-0での勝利。

 「今日のヒーローはキリでしょ!」今日2ゴールの活躍で、試合後のヒーローインタビューに指名された工藤選手も話していましたが、この試合で活躍した選手の中でも、一番期待を込めらた熱い声援を受けていたのは間違いなく桐畑選手でした。

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 2012年2月。練習中の接触プレーで左肩の関節を脱臼。その時のことを今でも憶えていますが、前年にリーグ優勝、王者として迎える新シーズン、さらに新たに挑戦するACLを目前にして無念のリタイヤを余儀なくされました。ようやく傷も癒えて復活した昨シーズン、またしても春先から2度の離脱。しかも今度は膝のじん帯損傷で長期離脱。なんとも言えないアクシデントを辛抱強くリハビリとトレーニングで乗り越えて迎えた今季。ここまで大きなケガもなく過ごしてきましたが、えてしてGKの出番は突然やってくるもの。Jリーグ初出場と同じく、菅野選手の退場で交代出場が前節浦和戦。そして迎えた今日の試合。2011年9月10日、J1リーグ第25節名古屋戦以来3年ぶりの先発出場は、桐畑選手にとっては改装後の日立台で初めてのゲームでした。
 「どういう感じなんだろうという不安もあったけど、ウォーミングアップからすごい応援をしてもらって、すごくワクワクしました」。

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 一番近くで支えたのはDFトリオ。「キリが入ってもやることは変わらない。ドゥさん(近藤)、ナベ(渡部)といつもより声を掛け合って、カバーして守った」(鈴木選手)。「うちはもともとレギュラークラスの選手が2人揃っている。むしろフレッシュな状態だからプラスになるでしょう」(ネルシーニョ監督)。近藤選手は23節のセレッソ戦以来、そして渡部選手は19節のマリノス戦の後半から出場して以来の実戦でしたが、心配無用とばかりに力を見せつけてくれました。元・日本代表FWの豊田選手ら強力な攻撃陣、そして脅威のセットプレーも封じました。

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 そして攻撃ではレイソルアカデミーの後輩、工藤選手が2得点。そのアシストはいずれもレアンドロ選手でしたが、今日のレアンドロ選手は相手も止められないほどキレキレでしたね。ゴール後も互いに互いを称えあうシーンが印象的でした。コンビ完全復活です!

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 「あっという間の90分」(桐畑選手)。試合終了と同時に、同じく先発出場した近藤、渡部選手と抱き合って勝利を喜ぶ3人!桐畑選手にとって2011年8月のマリノス戦以来の完封勝利でした。
 ネルシーニョ監督も試合後に「キリは元々能力の高い選手。ケガもあったりしてこの2年間公式戦から離れていて練習しかしていなかった。いろいろ溜め込んできたものもあったハズ。でも久々の試合でも気迫に満ちて、落ち着いたプレーで今日の勝利に貢献してくれた」と目を細めて話していました。
 これで日立台でのリーグ戦ホーム無敗記録を11に伸ばしました。

 すぐに週末にはアウェイでFC東京との連戦です。「今必要なのは連勝。なんとしても次の試合は気を引き締めて(アウェイで勝てていない)流れを止めないと」(鈴木選手)、「今日も多くの声援で勝つことができました!次は味スタに全員集合してください!」(工藤選手)。今日も応援ありがとうございました!土曜日もぜひチームへの後押しをスタジアムでお願いします。

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2014年9月22日

日立台の力を

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担当:大重正人

仕切り直しの一戦にしなければいけません。Jリーグは残り10試合、明日は浦和レッズに続く上位チーム、サガン鳥栖戦です。土曜日はスコアだけでなく、思わぬイエローカードにより2人を失う手痛い結果。そしてこの鳥栖戦に菅野選手、増嶋選手、エドゥアルド選手と3人を欠くこととなりました。でも代わりに出場する選手は、いきなり迎える出場の舞台ですが、この日のために毎日毎日鍛錬し、準備を続けてきました。

ネルシーニョ監督も「代わって入る選手はいずれも実力、実績がある。フレッシュでやる気に満ち溢れているのでプラスになるはずだ」と言い切りました。だからこそ不安よりも期待、そして勝利を信じて全力でサポートしたいという気持ちです。

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試合前には、「しろいホームタウンデー」のイベントがあります。入場ゲートで先着1500名に配布された抽選券の中から、150名様に特産の「梨3kg」をプレゼント。また特設ブースでの梨の試食会では、みずみずしく甘さたっぷりの梨をぜひご賞味ください(なくなり次第終了)。

またオフィシャルスーツサプライヤーの『order suits SADA』によるスーツ予約販売会を開催。選手が遠征時に着用している同じモデルのスーツをサポーター限定特別価格で予約受付します。ご予約いただいた方には抽選でサイン入りボールや、大谷&鈴木&工藤選手のオリジナルポスターをプレゼント。また当日入場ゲートで配布するチラシにて応募できる抽選会では、オリジナルスーツ、ネクタイ、ポスターが当たるチャンスもあります。

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明日の18時10分ごろ、まずはキーパーのウォームアップです。今季初先発する選手を、大きな拍手と大きな声援でお迎えください。今季のホームでの強さは、間違いなく選手をサポートする最高の雰囲気があってのもの。味方を後押しし、相手を圧倒する日立台の力を明日もお願いいたします。お早目にご来場、スタンドへご着席いただいて、ウォームアップへ飛び出す選手たちへの応援をぜひともお願いいたします。

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2014年9月21日

ピンチをチャンスに

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担当:河原 正明

中2日で迎える鳥栖戦。ケガ人ではなく、出場停止で前節から先発メンバーを3人変更せざるを得ない状況です。昨年と同じく埼玉スタジアムでのレッズ戦の次の試合です。その試合、ナビスコカップ決勝は大谷選手が出場停止、橋本選手、鈴木選手が試合中の負傷で、キムチャンス選手は練習で大ケガを負い、先発出場メンバー4人が入れ替わるという非常事態でした。それでも代わって出場した選手たちが奮闘してカップをもぎ取った経験がレイソルにはあります。

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「レイソルはこういう時に出場する選手が活躍するチーム」。決して大げさではなく、選手の多くが口にします。DFでは近藤選手、渡部選手といった先発出場経験の豊富な選手が控えています。GK桐畑選手は「試合に出られたら、日立台が新しくなって初めて」とモチベーションを高く持っています。守備陣だけではなく攻撃陣もまた然り。今日の練習も各人の気持ちがヒシヒシと伝わる緊張感がある中で行われていました。

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桐畑選手と同じく「初」を目指すのはGK中村選手。ご存知の通り、先日までベトナムで開催のU-19 NuttyFoodCupで日本代表の守護神としてチームを優勝に導きました。「やっぱり優勝はいいものですね」帰国後さらに自信をつけているように見えます。もちろん稲田選手もJ1での実績は十分。昨年も菅野選手が負傷離脱時のリーグ戦でゴールマウスを守り勝ち星を手にしています。いずれ劣らぬ力を持つ選手です。
 今季はリーグ戦でまだ1敗しか喫していないホーム日立台での試合です。多くのサポーターの皆さんの力添えをいただいて、苦境を乗り越え、喜びをともに。どうぞ、明後日の夜もスタジアムにお越しください!

2014年9月20日

首位撃破ならず

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担当:河原 正明

 今季3回目のレッズ戦。試合前日に「何も変えずにミラーゲームで挑む」とネルシーニョ監督話していた通りの戦い方。今季は3月19日のナビスコカップ グループリーグでの対戦直前に、指揮官はシステムをそれまでの4バックから3バックに変更。新布陣でがっぷり四つに組んでレッズ相手に連勝を挙げていました。
 敵地で同じ戦いぶりを、と講じて首位レッズに挑みましたが、結果は3-1の敗戦。直接対決で敗れたことでレッズとの勝ち点差は15に開くとともに、GK菅野選手、DFエドゥアルド選手の退場者2名にイエローカードの累積で次節は増嶋選手が出場停止とまさに「泣きっ面に蜂」スコア以上に大きな痛手をこうむった試合になってしまいました。

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 移籍後初スタメンのドゥドゥ選手が加わり、フレッシュなメンバーでいざ首位叩きを。この試合、なんとしても欲しかった先取点ですが、21分にセットプレーから飛び込んできた元レイソルの那須選手にヘディングシュートを決められてしまいます。「あの1点が痛かった。素早いリスタートで簡単にサイドを空けてしまって、中も整っていなくどちらも中途半端にするミスがつながってしまった」(大谷選手)。クロスの起点となった選手をフリーにしてしまったことが悔やまれる失点でした。

 こうなると、相手の出方は強固な守備に自信を持つだけに、「守ってカウンター」。一方のレイソルは点が欲しいので前ががりになる。そのことで崩れたバランスに生じたスペースを上手く使われて追加点を"レイソルキラー"柏木選手に奪われます。
 劣勢となりますが、この失点後ベンチからの指示で「我慢をしてきちんとラインを整える」戦術に立ち返ることで、チャンスを作ります。相手がつないでくるところをパスカット、そこからのショートカウンターで一気呵成に攻め込むと、最後は工藤選手のクロスに高山選手が素早く反応してヘディングシュート。前半残り1分で1点返すことに成功します。

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 後半もこの戦い方でいけば、というチーム、そしてサポーターの望みは思いもよらぬ形でわずか6分間で崩れます。GK菅野選手がペナルティエリア内で相手選手を倒したとしてPKの判定。そしてイエローカードが出されると2枚目となり退場に。ドゥドゥ選手に代えて桐畑選手が3年ぶりの出場するも、このPKを決められて再び2点差とリードを広げられます。

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 一人少なくなったレイソル、まずは「これ以上失点をしないように」(ネルシーニョ監督)守備のブロックを固めてからカウンター攻撃に。ゴールマウスを守る桐畑選手のセーブや、時に全員が帰陣しての守りで追加点を許しません。一方、攻撃では何度かゴール前まで攻め込むも、パスが思うようにつながらず効果的な攻めが続けられませんでした。シュートも前後半合わせて3本と、残念ながら完敗を喫してしまいました。

 90分間、止むことなく埼玉スタジアムで力強くご声援いただきましたサポーターの皆様には感謝申し上げます。すぐに中2日でサガン鳥栖とのホームゲームが続きます。引き続きスタジアムで応援いただきますようお願いいたします!

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2014年9月19日

薫陶を受けて

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担当:大重正人

ネルシーニョ監督の今季限りの退任を発表して、初めての試合を迎えます。今週「サッカーダイジェスト」で2本の取材を受けましたが、ともに監督から大きな影響を受けたという話題がのぼりました。

まずは工藤壮人選手。同誌の「アギーレジャパンに推薦したい選手」というテーマ。先日のセレッソ戦で連続試合ゴールは3つで止まったものの、ノーゴールが続いた一時期を脱し、調子を上げているということでピックアップ。推薦したい選手のなかの一人として取り上げられました。レイソルでの現状、日本代表復帰への思いなど、1時間近く語りました。

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代表の話題では、準備された戦術ボードを使い、この2試合で感じた印象を説明。代表の4-3-3システムは、レイソルU-18と「ほぼ同じシステムでしたから」と長所や優位性をしっかり把握。まるで詰将棋のようにマグネットを手際よく動かしながら、自分が入ったとしたらこういう動きを狙いたいとか、またアギーレジャパンでの肝となるポジションなど。非常になめらかな説明に記者さんもカメラマンさんも大変驚かれていました。レイソルアカデミーで培われた戦術理解力は、彼の土台となって今なおしっかり根付いています。

監督に対する感謝の言葉も多くありました。「当時2年目の若手を起用するのは普通難しいはずだけど、自分を使ってくれた。また常に競争をうながして、会社も含めて、チームを成長させてくれた。とても感謝しているし、この最後の年でひとつでもタイトルを獲って、いい思い出を残して送り出したい」。さっそく来週23日に発売予定です。

そして「蹴球行路」という連載コーナーでは、布部陽功コーチがインタビューを受けました。プロ選手をめざしテストを受け、ヴェルディに受け入れてくれたのは、何を隠そうネルシーニョ監督。現役引退し福岡でのアンバサダー時代にアビスパU-14を引率し、レイソルフェスティバルで日立台に来た時に再会、その後レイソルでのコーチングスタッフに招いたのも、監督でした。「選手としても、指導者としても、本当に縁がありました」。その監督をサポートし、選手たちの成長を導くための方法論、言葉など、監督から学び取ったこと。まだ若かった工藤選手へのアプローチなどを振り返りました。こちらは30日発売号での掲載予定です。

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ネルシーニョ監督の薫陶を受けた選手・スタッフが、このチームとして戦えるリーグ戦は、あと11試合。アウェイ埼スタでのレッズ戦は、工藤選手に言わせると「あのスタジアムの雰囲気と多くのサポーター。一番燃えるアウェイです」。2011年12月3日にレイソルの新しい歴史を作った場所、そして来る11月8日には、もう一度ここに戻ってこなければなりません。今しか残せない足跡、勝利のために、明日埼スタへの参戦をどうぞよろしくお願いします!

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2014年9月18日

データから見た浦和戦

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担当:河原 正明

 強敵・浦和レッズとの対戦前に、これまでネルシーニョ監督がレイソルを率いてからの対戦成績を調べてみると・・・10試合で6勝4敗。レイソルから見て3連勝→4連敗→3連勝中となります。一方ではペトロヴィッチ監督就任後の対戦は7試合。最初はなかなか勝てず、昨季はホームで2-6で大敗したこともありました。ようやく勝利することができたのは5戦目のナビスコカップ決勝戦でした。今季、ナビスコカップ、リーグ戦とホームゲームで連勝していますが、実は2点差以上の差がついた試合は昨季大差で敗れた国立でのリーグ戦だけ。それ以外の6試合は1点差で競り合う試合を戦ってきました。

 レイソルでレッズ相手に得点を一番上げている選手は通算では4得点が3人(加藤望、北嶋秀朗、田中順也)。現在籍選手に限ると工藤選手と茨田選手が2得点となります。今季ここまでリーグ最小失点なのはレッズです。元レイソルの那須選手が中心となる城塁を打ち壊すのは、アカデミー育ちの工藤、茨田選手の2人に加えて、レアンドロ、高山の好調3トップの双脚にかかっています。

 一方、レッズの"レイソルキラー"はなんといっても柏木選手。5得点は2010年以降の対戦では最多となります。なんとなく原口選手(現・ヘルタベルリン)にやられているイメージが強いのですが、やはり要注意人物なのは彼に間違いないでしょう。
 もちろん、かつてのチームメイトである李選手に興梠選手の強力FW陣らも3試合連続4得点中と絶好調ですから、勝利にはさらなる守備陣の奮闘が必要不可欠です。

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 今季3回目の対戦、監督同士も8度目となると互いの手の内もよく判っているはずです。システムでもがっぷり四つに組むこともあれば、ハズシして仕掛けることも。多士済々の選手たちに、率いるのはリーグを代表する監督同士の一戦だけに、明後日も最後まで目が離せない試合となるでしょう。

 非公開練習2日目、今日もピリッとした雰囲気の中でトレーニングが行われました。首位レッズとの直接対決に敗れると勝ち点差は15と大きく開きます。残り11試合、これ以上離されることは上位進出にも大きなダメージとなります。試合会場の埼玉スタジアムは、柏から一番近いスタジアムのひとつでもあります。真っ赤に染まった"超アウェイ"で黄色い勝利の凱歌を轟かせるためにも、ぜひスタジアムで選手の後押しをしていただければと思います!

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2014年9月17日

決断

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担当:大重正人

本日、萩原靖社長とネルシーニョ監督が記者会見を行い、監督の今季限りでの契約満了をお知らせいたしました。突然の発表でサポーター皆様も大変驚かれたかと思いますが、「ナビスコのタイトルを争い、リーグ戦も上の順位を争う最中ではありますが、決断を早く伝えたいとクラブにお願いをしました。この決断を引き出しにしまうよりもオフィシャルにして、選手たちにも伝えたかった」と監督からの説明がありました。

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「チームと話し合い、共にコンセンサス(相互理解)のもとで、それぞれがこれから別の道を進むポイントだと思った。プロとして一人の人間として、レイソルで大事な経験を得て、さまざまな思い出があるし、また与えることもできたと思います。フロント、選手、仲間たちの理解や支えがあり、残してきた結果には大変満足しています」。

萩原社長からは、「2009年途中からの5年半で、J2、J1、天皇杯、ナビスコ、スルガ銀行チャンピオンシップを優勝。さらにクラブワールドカップ4位、ACLではベスト4。レイソルの黄金時代を築いていただいた」とクラブを代表しての大きな大きな感謝の言葉がありました。レイソルのクラブ、選手、スタッフ、そしてサポーターの皆さんにも「勝つクラブとは、こうあるものだ!」という信念を「VITORIA!」という言葉で明確に伝え、勝利への意思、勝利の文化を根付かせたのは、間違いなくネルシーニョ監督でした。ピッチ内での選手たちへの要求はもちろん、選手が最高の準備をできるように遠征への移動手段などにも最善を求め、クラブの意識も当然高まりました。すべては勝利のために。そういったクラブの決意と総力がなければ優勝を勝ち取ることができないことを実感しました。

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ただ監督は「私が伝えてきたやり方、哲学は永遠ではありません。また新しい体制、プロフェッショナルによって、またチームは動き始めるもの」とも言っています。長年、多くのクラブを率いてきた監督だからこその言葉でしょう。一方で「それでも、これまでのたくさんの経験や勝利のなかで、必要なこと、欠かしてはいけないことは選手たちの身体に染みついている。簡単になくなるものではないと思います」とも言っています。

この5年半で監督の指導を受けてきた選手たちが、その勝利の精神を受け継ぎ、また下の世代へ伝えていくことで、この数年で築いてきた土台をまた強くして、また新しく「柏レイソル」というクラブがさらに進化していかなければならないのです。

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まだ終わりではありません。監督からの冒頭の言葉で「報道陣の方々、今日は私の送別会ではありません」が印象的でもありました。まだ、リーグ戦11試合、ナビスコ連覇へはあと3試合を勝ち抜かなければなりません。今週は、今日明日と非公開練習が2日連続です。土曜日のレッズ戦への意気込み、勝利への執念はひときわ大きいものです。この「チーム」で戦える残り10数試合、変わらぬサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

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2014年9月16日

試される力

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担当:河原 正明

 前節まで首位のレッズ、そして2位だったサガンとの連戦前の先週末のリーグ戦。レイソルは残念ながらいいところなくアウェイで敗れてしまいました。首位レッズとの勝ち点差は12に開き、リーグ優勝を狙うには直接対決で敗戦することは大きなダメージを負います。
 その後も3位サガン、そして順位の近いFC東京、サンフレッチェとの連戦と直接対決の厳しい試合が続きます。8月から続いたリーグ戦の不敗は途切れましたが、いい意味で吹っ切れてこの後の試合に挑めるのではと思います。

 大事な試合に向けて、明日、明後日は非公開でのトレーニングとなります。昨年5月もそうでしたが、同じようなシステムのレッズ、サンフレッチェとの対戦が続きます。ナビスコカップ決勝前もそうでしたが、ネルシーニョ監督はレッズに対して徹底的な対策を敷いて挑むことになるでしょう。ファン・サポーターの皆様には見学の機会が減ってしまいますが、何卒ご了承ください。

 残り試合が少ない、といえば今季からU-18が参加している高円宮杯U-18 プレミアリーグの第13節 JFAアカデミー福島戦が14日(日)に日立台の人工芝Gで行われました。
 全18節のリーグ戦も残り6試合、後半戦初戦のアントラーズユース戦をホームで勝利しましたが、続くアウェイ2連戦でコンサドーレU-18、流通経済大柏高との柏ダービーで連敗して首位陥落。迎えたこの試合、前日の首位のエスパルスユースが破れたため勝てば首位返り咲きとなります。
 その大事な一戦、前半にMF白川選手(高2)のゴールで先制しホームで有利に試合を進めます。しかし、後半「実力は互角と」選手たちも認めるアカデミーのカウンター攻撃で追いつかれるものの、終盤にFW浮田(高2)、MFマイケル(高3)らが3得点の猛攻でJFAアカデミーをねじ伏せました。

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 残り5試合のうち3試合がホームゲームとなります。9月の2試合を終えると再び約2ヶ月近く中断、JクラブはJユースカップに、高体連のチームは冬の高校選手権予選を戦います。
 Jユースカップのホームゲームは10月13日(祝・月)にモンテディオユースと、25日(土)にザスパU-18とスタジアムで対戦します。トップチームと併せて2冠を狙うアカデミーU-18へのご声援もよろしくお願いいたします!

2014年9月15日

追い込む

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担当:大重正人

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土曜日は悔いの残る敗戦となってしまいましたが、気落ちしている時間はありません。省みるところを改め、心身をリフレッシュして、週末のレッズ戦へ最高のコンディションで臨まなければなりません。今日は、U-15のセレクションがあり、第二のクドーやサカイを目指す多くのサッカー少年たちがアップする脇でのトレーニングでしたが、しっかりと切り替えて、集中し、身体を追い込む2時間に及ぶ練習となりました。

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レッズは、リーグ戦に限れば、3試合連続4ゴール。圧倒的な攻撃力と試合運びで、首位の座にふさわしい成績を残しています。その相手を上回るのは、決して容易ではありませんが、ただ春先の日立台での2試合は今季のベストゲームにも数えられる、本当にすばらしい内容でした。自分たちが自分たちのサッカーを90分間やり続けること。まずは相手より、まずは自分たち。今週は水曜と木曜と2日続けての非公開練習となりました。見学を楽しみにされていたサポーター皆様には大変申し訳ございませんが、選手たちがより集中を高めてトレーニングや休息に勤められるよう、ご理解くださいますようお願いいたします。

2014年9月13日

完敗から

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担当:大重正人

ネルシーニョ監督の試合後の会見。ひとしきり総括した後に、最後の質問にもう一度繰り返すように「今日はパスミスの多さは、想像していた以上だった」と悔やみました。セレッソは体制が替わってから前線からの守備で激しくしかけるサッカーで躍動し、天皇杯の初陣を飾っていました。レイソルもしっかり分析し、選手たちは「相手が前からくるのは分かっていたが。。。」と、準備していたことが思うように出せなかった悔しさをあらわにしていました。

セレッソは天皇杯から中2日にもかかわらず、玉砕してもいい、倒れるまで走りきるという勢いと気迫がみなぎっていたように感じました。レイソルは、うまく攻めれずとも、リズムをつかめずとも、しっかり持ちこたえていた前半でした。ところが流れの中ではなく、セットプレーで失点してしまったことも惜しまれる結果です。「あの前半最後の時間帯、踏ん張りたかった。0-0が続けば、相手も疲れが来たはず」と工藤選手。それに続けて「後半のチャンスで最低一本でも自分が決めないといけなかった」とエースとしての期待に応えられなかった責任を、「アウェイまで来てくれたサポーターの人に申し訳ない気持ちです」と表しました。

来週は、首位レッズとの一戦です。アウェイ埼玉スタジアムでの試合です。前線から激しいプレッシング、そして3試合連続4ゴール中と、間違いなくリーグ随一の強敵です。工藤選手は「ここで踏みとどまれるかどうか。自分たちが優勝争いやACL出場圏に絡んでいけるのか。これ以上ない舞台だし、今シーズンで最高の大一番だと思っている」。

今季はレッズ相手に2戦2勝。これは自信をもっていいことですし、ただ逆にレッズはホームで必ず雪辱すると、より強い気持ちでレイソルにぶつかってくるでしょう。腰の引けた戦いでは、絶対に相手を上回れません。上を狙うためには、もう連敗は許されません。後がないのは、セレッソもレイソルも変わりありません。今日のセレッソイレブンのように、死に物狂いで、最後まで相手に食らいつく闘う姿勢と勝利をサポーターの皆さんは期待して、埼スタに大挙駆けつけてくれるはずです。月曜から、今シーズンを左右する、大事な大事な1週間の準備期間にチームは臨みます。

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2014年9月12日

サイクル

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担当:河原 正明

 「相手はナビスコカップ、天皇杯と2連勝中。調子が悪いということはないだろうし、勢いはある。天皇杯の試合映像も見たが、90分間アグレッシブに戦っていて決して下を向いているチームではない」(大谷選手)。
 「メンバーを見ると個々でも打開できる選手が揃っている。フォルラン、カカウといったビッグネームもいる。気持ちで相手に負けることはないが、油断しているとやられる」(工藤選手)。
 「大熊新監督は(前・アカデミーU-18監督で)若手の選手のことは良く知っていて、チームのことも把握しているだろう。監督交代でマイナスになっていることはなく、むしろ高いモチベーションが上回るだろう。我々も必死にならないといけない」(ネルシーニョ監督)。

 明日のセレッソ戦を前に、それぞれがコメントを発しました。ここ2~3年、相手チームの監督交代後のリーグ初戦あるいは交代直後に対戦という試合が多いような気がしますが、  いずれにしても監督も選手も言葉と表現は違えど「ゆめゆめ油断はならない」ということは共通しています。

 一方では「決して受身になる必要はない」(工藤選手)とも。「ヴァンフォーレ、マリノスとの3試合で相手が前からの圧力をかけてきても、守備陣は堅く流れから崩されて失点することはなかった。逆にカウンター攻撃には自信があるので、いい形でプレーできればゴールをあげられる」と現在3試合連続得点中のエースFWは強調しました。

 守るべき人が守り、点を決める人が得点をあげる。8月の7試合で国際タイトルを獲得し、リーグ戦無敗で今月はナビスコカップで連勝。目に見える結果でチーム内の信頼関係が高まり、さらに勝利を重ねるサイクルに入っていると感じます。
「練習中、チームの雰囲気が良いですね」と取材陣に問われた監督は「うちの選手たちはいつでも、たとえ勝てない時期でも前向きですよ」と断った上で「勝利とそれに内容が伴っていることは大事な要素だと思う」とチームの連勝を支えているものは選手たち自らが得た結果であることを強く示していました。

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 明るい雰囲気を作っているひとつは、いつもにぎやかなブラジル人トリオ。新しくチームに加わった2人の同胞に呼応するかのタイミングでレアンドロ選手も好調を取り戻し、エドゥアルド選手も移籍後2ゴールと結果を残している中、ドゥドゥ選手にも大きなモチベーションがあります。それは待望していた家族の来日です。「家族が来れば100%になる!」と以前にインタビューで話していたのですが、愛妻と愛娘から力をもらえることでしょう。来日して1ヶ月、まだ出番は少ないですが、そろそろやってくれそうな気がします!

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 そして今日はもう一人の外国籍選手、キムチャンス選手の誕生日でした!先日行われた親善試合・韓国代表vsウルグアイ代表戦では『左サイドバック』でプレー!ユーティリティぶりを代表レベルで発揮していました。ナビスコカップは代表選出で不在でしたが、29歳、円熟味が増したプレーでまたリーグ戦でチームのために力を尽くしてくれることでしょう。母国伝統の「わかめスープ」でお祝いですね!?おめでとうございます!

 明日は19時キックオフ。残念ながら現地に向かえない方は独占生中継のスカパー!で観戦ください。http://r.ca-mpr.jp/s/315/?i4a=565 ご声援よろしくお願いします!

2014年9月11日

.333 を超えろ!

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担当:河原 正明

 昼前から激しい雨が降り続いた日立台。しかしトップチームの練習が始まるころには雨もあがり、「西日がまぶしいです」というほどに陽もさしてきました。半袖シャツでも寒くなく、選手たちが練習するには適した天候に回復しました。

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 国際試合週が終わり、2週間ぶりに再開のリーグ戦。次の対戦相手はセレッソ大阪です。ヤンマー長居スタジアムでの通算戦績はJ1のみで12試合4勝2分6敗。勝率.333です。昨年はACLのアウェイ、サウジアラビアでのアルシャバブ戦から、一昨年もACL全北戦直後の試合。いずれも柏には帰らずに関西空港経由で大阪へ直接入り試合に備えました。今回、相手はナビスコ杯・天皇杯も合わせて中2日の4連戦目ですが、レイソルは中5日で対戦となります。
 しかし、試合間隔が空くほうが有利ということは決してありません。昨日の天皇杯4回戦、セレッソ大阪は大熊新監督体制の初陣を勝利で再スタートしました。試合中継も見ましたが決して今の順位にいるようなチームではありません。逆に勝っているチームは連戦の方が乗れる、という見方もあります。いずれにしても残りのリーグ戦は、セレッソ戦以降は首位のレッズ、2位サガンと上位の対戦が続き、その先にはFC東京や昨年王者の広島、3位アントラーズと順番に戦うスケジュールです。まさに今季を占う重要な試合が続きます。
 先週、ナビスコカップのマリノス戦は久々にアウェイゲームで勝利。4月28日のガンバ戦以来でした。上位チームと当たる前にまずは、土曜日に今度はリーグ戦でアウェイでの勝利をもぎ取りましょう!

 トップチームは明日は午前中に練習後、大阪に移動します。また、日曜日にはアカデミーU-18のプレミアリーグvsJFAアカデミー福島戦が人工芝グラウンドで開催されます。こちらもぜひ応援にお越しください!

2014年9月10日

on the way

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担当:大重正人

今日は高山薫選手と一緒に、ホームタウンへ。ホームページやモバイルの選手ノンフィクションコーナー「on the way」のインタビューを行いました。今回は、松戸市小金原にある「炭火焼 とり竹」さんにお邪魔しました。「普段からめっちゃ食べますよ。セーブしているぐらいですよ」とスマートな体型にあまり似つかわしくないカオルですが、あれだけ走りまくっているわけですから栄養補給は当然欠かせません。

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ファンクラブ「アソシエイツ」の提携店としても長年ご協力をいただき(会員証提示で、日替わりおすすめ料理 三品盛皿サービス)、また選手たちも食事にうかがうなど、日ごろから温かいサポートをいただいています。今日は定休日にもかかわらず、早い時間から特別なメニューをご用意いただき、またご親切に協力をいただきまして、本当にありがとうございました。

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8月に入って前線での起用に応え、公式戦で4ゴールと絶好調の高山選手。「レイソルはとにかく勝負強い、というイメージがずっとあって。湘南時代の去年、その前の天皇杯といい戦いはできているのに、どうしても最後勝てない。決めるべきところをしっかり決められる。そういう強さを感じて、新しいチャレンジをするなら、レイソルにしたいと思い移籍を決意しました。今年はその中に自分がいて、今調子も良くて、本当に充実しています」。

「小さな頃はやんちゃだけど、泣き虫でした」と笑うカオル。千葉と並ぶサッカーどころの神奈川で生まれ育ちました。地元クラブでサッカーをはじめ、川崎に新しくできたフロンターレのスクールを掛け持ち。「なでしこジャパンの宇津木(留美選手、現モンペリエ)がいました。当時は男女との差もないし、本当にすごかったですよ」。また同時期のJクラブユースには「FC東京の権ちゃん(権田選手)がいて、ガンバには倉田や下平(現横浜FM)。ナショナルトレセンではヴェルディの森本(現千葉)がいて、レイソルの大島(現長野)は『雲の上の存在でした』」。

決して光のあたるエリート街道ではなく、フロンターレのトップに上がれず、しかし進学した専修大学で大きく花開きました。プロの道が拓けそうなとき、ベルマーレのコーチだった曺貴裁さん(現監督)と再会。フロンターレU-15時代に育ててもらった時の出会いがあり「チョウさんは、本当に恩人です」と、今でも感謝の気持ちは忘れません。ただ、いろんな思いがあるなかで、意を決し、レイソルにやってきて、今の活躍があります。また、だからこそ、活躍しなければいけないという使命感もあるでしょう。これまでの話、今の話、これからの話。高山薫選手の「on the way」。9月下旬から配信予定です。

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最後に、「2015年レイソルオフィシャルカレンダー」の先行予約受付ですが、明後日9月12日(金)が受付終了となっております。確実に購入したい!という方は、ぜひこの機会に。オンラインショップ、KAMO柏店、東急ハンズ柏店、ゼビオのモラージュ柏店とかしわ沼南WOOWCITY店、各店舗の12日(金)営業終了時間までとなります。アソシエイツ会員割引もございますので、どうぞご予約ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/012722.html

2014年9月 9日

トップもU-18も

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担当:大重正人

今日は7月7日以来のトレーニングマッチでした。夏場は連戦が続き、なかなかすべての選手に実戦の機会は多くはありませんでした。今回は急きょのマッチメイクでしたが、日立台には非常にレベルの高いチームがありますから問題ありません。U-18チームを迎え、45分間1本のゲームが行われました。

U-18は、日曜日に思いもよらぬ大敗を喫しました。プレミアリーグの流経柏高校戦「柏ダービー」で1-4と敗れ、首位から転落。またセンターバックの上島選手が退場し、今週末のJFAアカデミー戦には出場できません。戦術、メンタルなどチームの立て直しが下平監督にとっては急務だったことでしょう。いつもベンチから大きな声が飛ばす監督でしたが、この日はさらに大きな声で励まし、時には叱咤し、自信を持たせ、選手たちを後押ししている姿がとても印象的でした。

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その声は、特にこの日センターバックに入った鈴木哲平選手に向けられるものが多かったような気がします。その鈴木選手がしっかりとビルドアップし、またセットプレーから鮮やかに決め、U-18が1-0で勝利しました。日曜日のショックを払しょくする、大きな試合になったのではないでしょうか。日曜のJFAアカデミー福島戦でのご声援をどうぞよろしくお願いします。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/012851.html

逆にトップチームにとっては、大変不本意な結果に終わってしまいました。ベンチに近いサイドでプレーしたドゥドゥ選手や中谷選手には特に攻撃的な姿勢を求め、増嶋選手には「前から守備に行け」と指示を送りましたが、何本から上がったサイドからのクロスは合わず、完封負けとなりました。

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ただ球際へのアタックは非常に激しく、高校生相手にも当然のことですが、まったく遠慮はありません。いまのトップチームは、新たに出場した選手が次々と活躍する、エドゥアルドや栗澤選手、茨田選手に太田選手など、チームは活性化したいい状態にあります。日曜日も藤田選手が1stタッチでアシストする活躍を見せました。また高山選手や近藤選手もサブ組に甘んじる時期がありましたが、そうした選手たちが逆境を乗り越え、つかんだ出場のチャンスで思い切り実力を発揮できています。

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逆に、今日出場した増嶋選手や渡部選手らも今シーズンのレイソルを大きく支えてきたメンバー。リーグ優勝した2011年のように、チーム内の競争があり、互いに切磋琢磨できている状況があります。そして、さらに今日キムチャンス選手が韓国代表から戻ってきました。昨日はウルグアイ戦に先発出場、Jリーグでも活躍したキムジンス選手やパクチュホ選手が不在だったこともあり、なんと左サイドでプレーしたそうです。「左サイドは韓国時代に少しやったことがあります。この日はコーチが指揮しましたが、新しい韓国も監督が変わって(シュテーリケ監督に)、初めて試合を視察しました。自分なりのプレーはできました。次の10月の招集に呼ばれるかどうかは、まだ分かりませんが」。帰国後、すぐに日立台へ戻り、軽く体を動かし、来るセレッソ戦への準備に移りました。

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ナビスコカップは3年連続準決勝へ、そして佳境に入ったリーグ戦は、セレッソ戦のあと、レッズ、サガン、FC東京、サンフレッチェ、アントラーズ、ガンバと上位クラブとの対決が立て続けに待ち構えています。7月末の連続大敗から、なんとか踏ん張り、上位が届くところまでアップしてきました。ここで歩みを止めず、さらに上へ。

2014年9月 7日

次のラウンドへ!

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担当:河原 正明

 苦しい試合でした。中3日で再戦した横浜F・マリノスとのナビスコカップ準々決勝第2戦、工藤、レアンドロ、エドゥアルド選手の3ゴールで逆転勝利。ちょうど1年前と同じ日に同じ相手に同じスタジアムで勝利。2戦合計5-2、2勝で3年連続の準決勝進出です。

 敵地で逆転をすべく、立ち上がりから第1戦と大きくメンバーが入れ替わったマリノスの勢いに押される時間帯が続きます。水を含んだピッチでボールが伸びるのか、なかなかつないで攻めることができません。逆に「前からの守備でボールを引っ掛けてゴールを狙っている」(ネルシーニョ監督)相手の狙い通りにはまってしまいました。失点は警戒していたセットプレーからでした。コーナーキックからDF中澤選手にヘディングで決められ先制をされます。この時点でトータル2-2。次の1点が相手に入れば逆転されるほぼイーブンな状況に。

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 ここで「先制されて目が覚めた」(茨田選手)とようやくレイソルが持ち直します。胃のキリキリするような時間が続きましたが、開放されたのは失点から8分後。茨田選手のスルーパスに抜け出した高山選手が相手DFの間をすり抜けるボールを送ると、工藤選手が確実に流し込みます!これで再び3-2とし、スタジアムもようやく息を吹き返します。

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 ハーフタイム、「バタバタしていたので、中盤でリズムを作り、ゲームを上手くコントロールしよう」と監督の指示を受け、まずは守備を整え、前半よりもボールをつないで攻めるレイソルらしいスタイルで試合を進めます。
 得点を狙って前に圧力をかけてくる相手をいなしたのは62分、茨田選手がパスカットすると、相手選手と競り合いながらも粘って前にスルーパス、これを工藤選手が相手DFを引き付けながらダイレクトではたくと、レアンドロ選手がフリーに。冷静にGKの動きを見てフィニッシュを決めました!
 リーグ戦から3戦連続の工藤、レアンドロのアベックゴール、3トップが絡んで3試合で7得点の大暴れ継続中です!

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 さらに、82分にはフリーキックにエドゥアルド選手が「狙っていたので突っ込んでいった」豪快なヘディングで飛び込み3点目。相手の長身DF中澤、ファビオ選手に競り勝ってだけに価値有る一発でした。これで勝負あり、サポーターが"ヤマト"を歌い続ける中タイムアップとなりました。

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 準決勝の相手はサンフレッチェ広島。マリノスに続き2年連続でナビスコカップ決勝トーナメントの対戦となります。しかも、リーグ戦と合わせて3連戦。10/5(日)リーグ戦(ホーム)、10/9(木)第1戦(アウェイ)、10/12(日)第2戦(ホーム)です。過去の記録を調べていませんが、延べ8日で同じチームと3連戦は記録にあるのでしょうか?いずれにしてもこの短期決戦、チケット販売も短期決戦となります。
 会場とキックオフ時間は未定ですが、来週14日(日)から販売を予定しています。また年間シート会員の皆様には、準々決勝と同じく優先チケット販売のご案内を17日(水)に郵送(9/9※訂正)する予定です。ぜひお買い求めの上、ご来場いただきますようお願いいたします。
 今日も最後まで熱い応援をありがとうございました!

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2014年9月 6日

第2戦も

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担当:大重正人

水曜日からの中3日。マリノスとのリターンマッチ、ナビスコカップ準々決勝の第2戦を明日迎えます。第1戦はレアンドロ&工藤の2試合連続アベックゴールで、2-1と先勝しました。
第2戦でレイソルが勝ち上がる条件は、下記のようになっています。
【1】 勝利 【2】引き分け 【3】0-1の敗戦

それ以外のパターンは以下の通りです。
90分で1-2敗戦 → 15分ハーフの延長戦(さらにPK戦)
3失点以上の敗戦、2点差以上の敗戦 → マリノス勝ち上がり

「ただ去年のような点差(4-0)があるわけじゃないし、アドバンテージを考えて受け身にならず、こちらから仕掛けたい」というのは大谷キャプテン。「これで終わらせてくれる相手ではない。アウェイで起こったことは、こちらでも起こりうることだが、それを起こさせないように試合まで最善の準備をして、立ち上がりから締めてかかりたい」とネルシーニョ監督は当然厳しい姿勢を崩しません。

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DF栗原選手の出場停止、MF中町選手の骨折負傷に加え、FWラフィーニャ選手、MF中村選手、MF齋藤選手が万全でないという報道もありますが、選手が口をそろえるのは「マリノスは力があるチーム」。昨年までの対戦、そして今年の3回の対戦で、その身体でぶつかって感じとった印象です。ただ、決して受け身にならず、強く激しく行って、この一戦の勝利を目指すこと。「第2戦はホームの後押しがある(大谷選手)」。「ホームはいっぱいサポーターに応援に来てほしい(工藤選手)」。

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選手が何よりも力になるのが、サポーターみなさんの声援です。昨年のベストゲームのひとつ、マリノスとの準決勝は、くしくもちょうど1年前の9月7日でした。あの最高の戦いをもう一度、スタジアムの雰囲気をもう一度。日中は雨の予報ですが。キックオフのころには雨もあがる予定です。ぜひ日立台で共に勝利を勝ち取り、次のラウンドに一歩を踏み出しましょう!

「ナビスコキッズイレブン」のサッカーアトラクションは、雨天中止になる場合があります。その場合は開場までにホームページや、ツイッター、モバイルなどでお知らせいたします。なお、「ナビスコファイナルキッズイレブン」、「プレゼント抽選(公式球ミニボール・フェアプレーフラッグ)」の応募受付のみ、柏熱地帯下コンコースのインフォメーションにて開場~18:00まで実施いたします。

またJリーグでは、ヤマザキナビスコカップ公式LINEアカウントを始めています。この準々決勝開催記念として、8月の組み合わせ抽選会に参加した8選手(レイソルは茨田選手)のサイン入り試合球を1名様にプレゼントキャンペーンを実施しています。期間は明日9月7日までとなっておりますので、下記リンクより応募方法をご確認ください。
http://www.j-league.or.jp/yncup/2014/qf/present01/

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2014年9月 5日

最年長

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担当:河原 正明

 今日、9月5日は栗澤選手32歳の誕生日でした。その栗澤選手が練習を終えるのを待っている間に高山選手、太田選手と雑談を。「32歳でチーム最年長ですか?うちは若いですよね」高山選手が驚いていましたが、去年までは35歳のジョルジワグネル選手がいましたのでそうは感じませんでしたが、確かに他クラブにはもっと年長の選手がいますね。
 2008年にレイソルに移籍してきた時は今の高山選手と同じ年齢でした。「クリさんの若い時のプレーが見てみたい」(高山選手)「きっとガッツリとボールを奪う選手だったんじゃないかな?」(太田選手)・・・いやいやFC東京時代は「和製デコ(元・バルセロナなどでプレーしていた選手)」と当時の原監督に呼ばれていた選手で、レイソルでも主に2列目でプレーしていたんだよ、と教えると2人とも「えー!?知らなかった!」。

 栗澤選手がレイソルに加入してまる7年になります。プロ生活10年目、今ではボランチの選手のイメージが強いでしょうが、長く活躍できているのも中盤ならどこのポジションでプレーできる器用さ、順応性が高いからでしょう。レイソルでもその時の監督の要請で多くのポジションでプレーしてきました。また監督の信頼も厚く、大谷キャプテンが不在の試合ではキャプテンマークを巻き、去年のナビスコカップ決勝では国立の表彰台でカップを掲げました。
 試合後の囲み取材でも、試合内容の細かいところまで聞きたい記者さんはこぞって話を聞きにいきます。いつでも必ず鮮明にプレーを記憶して丁寧に取材対応をしてくれるので「困った時の栗澤頼み」、広報担当にとってもありがたいのです。

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 もちろんチーム内でも一目置かれる存在です。決して「毒舌」だけではありません。今日もランニングする栗澤選手を待つ選手。「先に写真を撮ろう」と本人抜きの撮影でいじられ、「主役はココだよ!」と笑顔で戻ると・・・今度はアイスバケツの水をかけられる(笑)愛されキャラでもあります。
 マリノス戦でバースデーゴールですね?と取材陣に水を向けられるも「そういうのはないから(笑)バースデー勝利でいいです」とクールに切り返しを。そんな栗澤選手にはまだまだ頑張ってもらわないといけませんね!

 ナビスコカップ連覇への関門、準決勝進出に向けたマリノスとの準々決勝第2戦は日曜日の夜です。チケットはまだまだ発売中です。ホームで勝って上のステージに進むためにも、スタジアムで選手の応援、後押しをお願いします!

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2014年9月 4日

全力で

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担当:大重正人

昨日はレイソルらしい、激しい球際のアタックが90分最後まで続きました。マリノスの攻守にわたる圧力を跳ね返し、レアンドロ選手と工藤選手が2試合連続ゴールとフォワードがまたしても大きな仕事を果たしました。昨年準々決勝第1戦、サンフレッチェ戦と奇しくも同じ、2-1のリードでホームに帰ってくることができました。

マリノスには栗原選手の出場停止や中町選手の負傷などメンバーの入れ替わりがありそうですが、そういう困難な状況でも力を発揮できるチームはたくさんいます。去年ファイナルのレイソルもそうでした。監督の姿勢や選手たちのマインドは「どんな大会、どんな相手でも全力で目の前の試合に勝ちに行く」。そのための最善の準備をするのみです。

昨日は出場機会がなかった控え選手たち。記者会見の質問に「選手たちは走れていたし、選手を変えて良いリズムを崩すより、そのままの選手で戦う」とネルシーニョ監督はきっぱり答えました。ただ、状況に応じて、必要な駒を入れ替えながら、適切な策を講じるのも監督です。今日は出場機会のなかった選手たちがメインとなったトレーニング。

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シュート練習では、ものすごい迫力で走り出し「動き出しに合わせるんだ!」と非常に熱のこもったシーンがありました。工藤選手が昨日決めた形は、8月のマリノス戦でも同じようなつなぎがありました。藤田→レアンドロ→工藤。惜しくもポストをたたきましたが、昨日は太田→高山→工藤と、メンバーが変わっても同じような形を出すことができました。通常の左サイドではなく、中央にいた高山選手は「たまたま、そこにいただけですよ」と言いましたが、速めに動きだした工藤選手を見逃さず、本来のポジションでなくともシンプルで正確なアシストパスを通しました。選手が変わっても同じようなプレーができたのも、こうした日頃のトレーニングがあってのこと。これまで培ってきた「全員サッカー」で準々決勝突破を狙います!

2014年9月 4日

敵地で先勝

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担当:河原 正明

ナビスコカップ準々決勝第1戦、横浜F・マリノス戦はアウェイ三ツ沢で2-1の勝利!ホームでの第2戦に向けて大きなアドバンテージを持ち帰ることができました。

 マリノスとは約1ヶ月前にリーグ戦で対戦したばかり。その当時は再開後互いに勝利が少なく、レイソルは2点を先行されるも辛うじて追いついた試合。逆にマリノスにとっては2点差をつけて勝ち切れなかった試合かもしれません。しかしその後は互いにリーグ戦で勝ち星を重ね、特にマリノスは3連勝でこの試合となりました。
 好調同士の対戦。序盤に訪れた高山選手のシュートが決まっていれば、もしや乱打戦となったかもしれません。特に前半はマリノスの攻撃、カウンター攻撃と警戒していた中村選手からのセットプレーで大ピンチを何度も迎えます。その度に菅野選手の足で防ぐナイスセーブやポストに救われて何とかしのぎます。
 スコアレスのまま迎えた後半、ゲームが動きます。後半18分、自陣深くに攻められますが茨田選手が前線に大きく蹴りだしたクリアボールが相手DFに当たり、レアンドロ選手の前に。エイッ!とばかりにダイレクトに蹴ったシュートは強烈なドライブがかかります。GKが見送ってポストに当たりゴールイン。アウェイで貴重な先制点をあげることに成功します。

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 しかし先制もつかの間、2分後に一瞬のスキを突かれ同点に。マリノス右SB小林選手からのクロスからのゴールにホームチームの勢いが増します。その後も互いにゴールの予感がする展開に。どちらに転んでもおかしくなかった流れは再びレイソルに傾きます。74分、近藤選手が鋭い出足で相手のパスを潰してボールを奪うと、太田選手が前線にスルーパス。これを高山選手がダイレクトパスで前方に送ると工藤選手がGKと1vs1に。「この形を狙っていたし、1vs1には自信がある」(工藤選手)という得意の右45度のシュートを確実に決めて勝ち越しに成功します。

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 「今、試合に出られずに誰よりも一番悔しい思いをしているはず」。工藤選手のゴール後の「1+4」パフォーマンスは負傷治療中の狩野選手にささげられたものでした。

 その後は相手DFに退場者が出て1人多い有利な試合展開に。それでも残り15分も何かが起きそうな、マリノスは同点に、レイソルは追加点をというチャンスの芽がいくつもピッチにありました。アディショナルタイム4分を乗り越えタイムアップ。三ツ沢では2007年以来の勝利。難しい敵地で先勝と上々の結果を手にすることができました。

  レイソルにとっては攻撃の要である前線の3人が絡んでのゴールが2試合連続で生まれています。「この3人でまたゴールを陥れたい」と試合後にインタビューで工藤選手が話していましたが、攻撃陣の好調さを支えているのは中盤以下の選手たちの頑張りがあるからこそ。次は「ホームでの戦いには自信を持っている」と多くの選手が口にする日立台で第2戦を迎えます。「日曜日は多くのサポーターに来てもらいたい」(工藤選手)次のステージに進むためにもどうぞスタジアムで選手の応援をお願いします!
 今日もご声援ありがとうございました。

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2014年9月 2日

ナビスコ準々決勝へ

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担当:大重正人

リーグ戦は1週間のインターバル。しかしその間で2試合、ナビスコカップの準々決勝をマリノスと戦います。ホーム&アウェイの2試合合計成績で、ベスト4入りを争います。第1戦は明日3日水曜日、アウェイの三ツ沢で。第2戦は7日日曜日にホーム日立台で戦います。ホームゲームのチケットは、好評発売中です!ローチケ、コンビニのローソンやミニストップにてぜひお買い求めください。

「相性の良さ」が取りざたされることが多いこの対戦ですが、今季はリーグ2試合で2引き分け。個人能力、チーム戦術が高く、さらに常に球際が激しく、攻守の切り替えの早い、拮抗した対戦が非常に多いマリノス戦です。8月9日のリーグ戦では、2点ビハインドをつけられながら、粘り強く反撃し、セットプレー2本で勝ち点1をつかみ取りました。

今回は前線の強烈なアタッカーが負傷しているという報道もありますが、最終ラインには8月には出場停止だったDF小林祐三選手が戻ってくるでしょう。前節ではエドゥアルド、橋本、高山選手と並ぶレイソルの左サイドが「ストロングポイント」と呼ぶにふさわしいプレーを続けました。マリノス右サイドとの対戦でいかに上回れるか、小林選手の強く堅いディフェンスを打ち破らねばなりません。また8月は6試合で4ゴールと、レアンドロ選手がめきめき調子を上げてきました。変幻自在のポジショニングで起点となり、また高まる決定力でマリノスのゴールを破ってほしいところです。

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ただホーム&アウェイの2連戦。ネルシーニョ監督や大谷キャプテンからは「180分の戦い」という言葉が聞かれました。この「前半戦」をいかに乗り越え、「後半戦」へ有利な状況を持ち込めるか。工藤選手からは「2-2」という状況になったとして、そこから勝ちを狙いに行くのか、キープするのか、チーム全体でのゲームコントロールの共有意識についての言及もありました。これまでACLや昨年のナビスコでも経験したホーム&アウェイの戦い方でも、レイソルの強みを発揮できるはずです。

19時30分、三ツ沢球技場でキックオフ。「日立台とよく似た雰囲気のスタジアム。スタンドのサポーターが近く、モチベーション高く、選手たちが『走れる』雰囲気になる」とネルシーニョ監督も称えるスタジアム、すばらしい激闘を期待し、ぜひ応援に駆けつけてください!!

このナビスコカップ準々決勝を含めた、後半戦日程の大幕ポスターが柏駅東口に今日取り付けられました。今年は現状で残り6試合。ナビスコで準決勝に進んでなんとか7試合に。ひとつでも多くの勝利と歓喜を日立台のみなさんと一緒に味わえるよう、レイソルはこの秋も全力で戦ってまいります。

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2014年9月 1日

秋立つ

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担当:河原 正明

今日から9月。今年もあと1/3となりました。新学期も始まり、また日常が戻ってきた方もいらっしゃるでしょう。プロサッカー選手にとっては月が替わっても、日常でやることは変わりません。目の前にある、明後日のマリノス戦に向けて準備を行うだけです。
前回対戦は8月9日。1ヶ月経たぬうちの再戦、しかも中3日でホームアンドアウェイでの戦いとなります。まず初戦はアウェイ・ニッパツ三ツ沢で行われます。チームは明日の午前に練習後に午後には移動となります。土曜日の試合から中3日となりますが、今度は相手も同じ条件。リーグ戦の対戦は2分ですが、カップ戦は必ず勝敗がつきます。ホームで2戦目を戦えるアドバンテージを活かすためにもまずは先手必勝です。

さて、昨日U-12が参加しています「ワールドチャレンジサッカー2014」の試合見に行ってきました。準決勝の対戦相手はFCバルセロナ。結果は0-2で敗戦となりました。

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正直、同じ12歳以下でも体格差はありました。中学~高校生くらいに大きい選手も数名いて、パワーではなかなか勝てない場面も。それでもボールをつないで攻めあがることを何度も繰り返すレイソルU-12も、次第にチャンスを作ります。中でも後半に立て続けに訪れたセットプレーのチャンス。直接フリーキックやコーナーキックであと少しでゴールまで迫るも相手GKの好セーブやクリアに阻まれ得点ならず。観ている方もレイソルの攻撃に沸くシーンが増えました。バルサ相手に全く手も足も出ないことはありませんでしたが、試合終了まで堂々とプレーで挑もうとしていたのが印象的でした。

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大宮アルディージャとの3位決定戦は1-1でPK戦となりましたが、2-1で勝利。2大会連続で3位となりました。今年の夏休み、U-12は全日本少年サッカー大会、マリノスカップ、そしてワールドチャレンジでいずれも決勝進出、ベスト4と好成績をあげました。小学生の彼らは今日から新学期、また学校とサッカーの時間が始まります。この夏の経験を次に活かして、将来も楽しみです。

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