2006年2月 9日

更新日:2/9 22:0

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本日の担当:種蔵里美

キャンプは9日目を終了、これで折り返しです。
それにしても、一ヶ所で行うキャンプとしては18日間は本当に長く感じます。オフもなく、連日の2部錬できついトレーニングを積んでいる選手たち。だいぶ体が慣れてきたとはいえ、「本当にようやってる」と監督が言うのもわかるくらい、みんながんばっています。「同じような食事、生活リズムで飽きるじゃろうけど、一年間の18日間と思えばな。我々スタッフもタフにならにゃ」と石崎監督。トレーナールームで体のケアを行い、選手たちと身近に接しているトレーナー陣の「心のケア」も効いていると思います。
今日の国分幼稚園園児たちの訪問は、選手たちにとってとてもいい激励&心のリフレッシュになりました。パパらしく子どもたちと遊ぶのが上手な南選手、園児たちを「食べられちゃうぞー」と追いかけて遊んでいた小林亮・鈴木達也コンビ、15名くらいの園児を引き連れてピッチを走り回っていた永井選手、そして園児たちに「遊ぼー」と追いかけられていた宮本主務などなど、それぞれ本当に楽しそうでした。あ、でも一番嬉しそうだったのは、率先して園児たちと触れあい、お別れの挨拶では園児2名からほっぺにキスされていた岡山選手かな。関西弁で「どーしよう、嬉しい」と連発、しばらくメロメロでした。

さて明日にはもう次の練習試合、名古屋戦が指宿で行われます(試合メンバー外選手たちは午前、午後ともに国分運動公園でトレーニング。別メニューの山下選手、中谷選手、宇野沢選手も国分組となります)。
本日の午後は、明日の名古屋戦を見据えながら、タクティクスの練習を積みました。フィジカルを整えるために別メニューだったフランサ、リカルジーニョ、昨季の足首のケガから復帰してきた落合選手がタクティクス練習初参加となりました。
前回の愛媛戦の課題とは何か。石崎監督は、「守備の意識はだいぶ出てきた。でもボールを奪ってからの展開が課題。引いて守られていたのもあるが、展開できないところに逆にプレスをかけられるシーンも目立った」と分析していました。
今日はまずはボール回しから、ボールを受けた際の自身の体の向きやタイミング、味方のサポートなどを考慮してトレーニングを開始しました。練習のなかで、多くのみなさんが目にしたことがあるこのボール回し。選手何人かが円になってボールを回し、中で一人か二人の選手がそのボールを追うゲームなのですが(鳥かごとも言われますよね)、「集中してやれば、ボールコントロールが本当に上手くなる」と。狭いスペースのなかでプレッシャーを受けながら、いかにいい方向へ、スペースがあるところへボールを展開していくかをイメージしながら進めます。
6対6、8対8のゲーム形式では、いままで積んできた守備の意識はそのままに、奪ってから素早く前へ、前線までのボールの回し方を意識しました。ポスト役となる選手を置き、くさびから展開してシュートまで。北嶋選手が引き続き好調をキープしています。全体としてもシュート数を昨季よりも大幅にアップさせたい意向ですので、明日も積極的にシュートを打っていく姿勢が求められます。
指宿まではバスで2時間。こういった移動にも慣れてタフになるのが狙いです。明日もいいご報告がみなさんに出来ますように。