2015年8月24日

2年越しの決戦へ

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担当:大重正人

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いよいよ明日。2年ぶりの広州恒大戦を迎えます。2012年はグループリーグで1分1敗。2013年は準決勝で1-4、0-4と力の差を見せ付けられる結果となりました。当時から所属する選手やスタッフ、そしてサポーターの皆さんにとって、明日に控える試合は誰もが待ちわびていた、まさに「決戦」です。2年前、ピッチに立てずチームのためになれなかったキャプテン、そしてピッチで力を出し切れなかったエースが、この一戦にかける思いを以前に語っています。

大谷秀和選手
「広州恒大はこれまでも出場するごとに自分達に立ちはだかってきた壁。ここで勝って次に行きたいと思うし、リベンジをする機会を与えて貰えたなって思っている。2013年と同じように、チームもサポーターもACLのタイトル獲得を1番に目指してきた。その思いは共通しています」
工藤壮人選手
「ここまで来たらどれだけ本当にACLで優勝したいか、クラブワールドカップに出たいか、そういう所の気持ちが最後の最後で出てくると思うので、そういう気持ちを強く持っていなければと思う。2013年は準決勝まで行けたが、結果的に決勝にいって優勝しないと意味がないと思っているので、その時の悔しさが強く残っている」

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そして今日、前日会見に臨んだ鈴木大輔選手のコメントです。
「Jリーグの戦いが続いて、前回のACLの試合から少し間が空いたので、チームとしては、JリーグとACLの部分での頭の切り替えというところをこの4日間やってきた。ベスト8ということで、非常にチーム全体のモチベーションも高いし、こうやって多くメディアの方達が来てくれて、注目されている試合なんだとすごく感じる。チーム一丸となって全力でぶつかって、明日は良いものにしたい」

そして吉田達磨監督。2012年、13年は強化部スタッフとして、そして今回は監督として、三度広州恒大に挑みます。
「我々ACLのプレーオフからスタートして、予選リーグを勝ち抜き、このベスト8という所まできて、この機会、この対戦を大切に戦いたいと思っています。相手の広州恒大に関してはもちろん強いという印象しかないですし、我々はいずれにしても挑戦者、チャレンジャーという立場で臨まなければいけないという思いです。とにかく我々が持てるもの全てを出して、出し尽くして、明日の試合、明日の夜、良いものにしたいと思っています。ただ試合は90分ありますし、2試合ありますから、そういったことも見据えながら、明日の夜に選手達と良いものを発揮できるよう協力してやりたい」

選手たちがこれだけの思いを持って挑む相手が、広州恒大というクラブです。豊富な資金力で獲得した外国籍選手、そこに大型でパワフルな中国代表選手が加わる、近年でもアジア地域で屈指のチームと認められています。ブラジル代表監督としてワールドカップに出場、ジュビロ磐田を率いた経験をもつ、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が就任し、この夏、チームの体制が変わりました。

今日の冒頭の練習。普通のボール回しでしたが、国籍にかかわらず嬉々としてボールを蹴りあい、ただ強いだけでなく、強いからこその雰囲気の良さや強い結束力を感じました。登録外のロビーニョ選手、負傷が伝わるエウケソン選手も遠征に帯同しているように、スコラーリ監督がこの短い期間にもファミリーのような雰囲気を作り上げているように見えました。

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ただ、その点ではレイソルも決して劣るところはありません。チームの結束、選手とサポーターの一体感、この日立台が作り出す雰囲気は、「魔の地」とも称されることもあるように、ACLでもこれまで多くのチームを苦しめてきました。明日の開場が早まり16時15分に、選手入場時には柏熱地帯とバックスタンドでマスゲームも行われます。

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「明日、我々のサポーターがかなり後押ししてくれるということは分かっています。相手のサポーターもたくさん来るとも聞いていますが、サポーター、ゴール裏とも力を合わせて、ポイントを掴みにいきたい」
吉田監督率いる柏レイソルの今季最高のビッグマッチ。チケットは完売ですが、スタジアムやインターネット、または日テレジータス&プラスでの生放送で、ぜひ皆さんの力を日立台で届けてください。勝ちましょう!!

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