2008年6月15日

新潟キャンプ3日目

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担当:大重正人

今日はキャンプ中唯一の日曜日、さらに午前練習後にサッカー教室を開いたこともあり、多くの地元の方や小さなお子さん、また遠く柏からもサポーターの皆様がお越しくださいました。今日も赤々とした太陽が照りつけ、ピッチを吹き抜ける風は涼しくてここちよく、ピッチに腰をおろせば芝草の匂いが香ってきます。

午前練習は、ピッチ全面を使ってのフィジカルトレーニング。ジャンプ→ジグザグドリブル→ジャンプ→ドリブル→パス&ゴー→ダッシュ→シュートといったボールを使ってのコース。もう一つはターンやステップ、そして長めのスプリントなどボールを使わないコース。それぞれ全長150メートルぐらいのコースを何度も往復。これだけのメニューを組めるのも、けが人が復帰したことと、広大なピッチがあってこそのメニューです。太田選手と菅沼選手はつねに一緒にダッシュ!仲良く張り合う二人でした!

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そして午前練習が終わると、小さなお子さんたちがピッチへ。練習中から早くボールが蹴りたそうな様子で、練習見学そっちのけの子もいたほど。レイソルコーチによるサッカー教室が行われました。その前に、選手たちのふれあいタイムが設けられました。一緒に写真をとったり、ユニフォームやボールにサインを書いたり、選手と子供たちが一緒にパスゲームを楽しむなど、少しの時間でしたが、選手たちにはリフレッシュの時間、子供たちには思い出の時間となったことでしょう。

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なかにはびっくりしてか、恥ずかしいのか、泣き出してしまう子供さんが……この男の子を懸命にあやしていたのが、古賀、近藤、太田、菅沼、石川選手たちでした。なんとか泣きやんでもらおうと四苦八苦。古賀選手が「Jリーグで一番うまいディフェンダーだよ、ドリブルで抜いてごらん」とうながすと、石川選手をなかなか見事なドリブルで突破。今度は石川選手が古賀選手を指差し「世界で一番のディフェンダーだよ」ともう一度ドリブル!みんな大きな拍手で盛り上げます!微笑ましいシーン、泣きぬれてそれどころではなかったかもしれませんが、あの男の子のよき思い出になっているといいのですが?

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午後は戦術練習。今日はディフェンス中心です。先日のミーティングでもありましたが、素早い攻守の切り替えを意識して、できるだけ相手のゴールに近いところでボールを奪うトレーニング。攻守に躍動していたのは李忠成選手でした。U-23代表のカメルーン戦、みんなから遅れて1日半のオフを与えられて、今日から合流です。「空気はウマイし、メシはうまいし、最高の環境です」。攻守にわたって球際でのスピードが目立ち、早くレイソルでプレーしたいといううずうずした思いを爆発させているようでした。「このキャンプでは、フランサとのコンビネーションをもっともっと高めていきたい」と目標をしっかり見据えています。

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「ここまでは、みんな意識を高く持って、すごくいいトレーニングができている」と石崎監督は今日の練習を締めました。練習が終わっても、ブラジルトリオ&コーチ陣によるポスト当て+ボレーシュートゲームに興奮する選手たち。チームメイトが楽しげに見つめているなか、木村通訳の見事なシュートに大歓声、古邊フィジコのミスキックに大爆笑。ゴールを決めたアレックス選手は、試合でも見せたことのないような雄たけびとガッツポーズ。あれだけきつい練習をしたあととは思えない明るさとムードに満ちています。ここまで三日間、離脱者を出すことなく、最高の雰囲気で新潟キャンプが順調に進んでいます!