2008年6月16日

新潟キャンプ4日目

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担当:大重正人

今日で4日目、新潟キャンプの折り返し地点となりました。今日の午前は、体育館に移動してのウェイトトレーニングから。ホテルのマイクロバスをお借りして、すし詰め状態で仲良く移動です。i-podで音楽を聴いたり、他愛もない話で盛り上がったり、世界の秘密結社についてのコミックを読んだり……選手たちの時間の過ごし方は思い思いです。と思っていたら、自転車で横断しようとする人影に「おばあちゃん、危ないよぉ!!!!」と菅野選手の大きすぎる怒号。「そんな危なくないっしょ…」。周りの引いた反応が笑いを誘います。

そんなこんなでウェイトを終え、クロアチアピッチでのフィジカルトレーニング。今日で肉体強化のメニューは一応の終了です。今日はポジションごとに分かれてのメニュー。ボードにきれいに書かれた美文字は……

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実は古邊コーチの文字なんです。見た目、キャラクターからは想像もできない達筆です!!(失礼しました)センターバック、ボランチ、センターフォワードの組と、サイドバック、ウイングの組に。制限時間内でピッチにちりばめられたマーカーでターンを繰り返す練習。「プレスをかけるときのイメージで」と古邊コーチからその意図が説明。運動量、走る距離が長いサイド組の方が、秒数が長くなるように細かく設定されています。秒数が短いセンターの組はその分が本数が増えて不公平はありません。そのラストセットで…

「勇気のある奴、かかってこいやぁ?!!」
フルベ総統とのタイマンジャンケンに勝てば、1セットマイナスのビッグチャンス。皆の期待を一身に背負う大役!なかなか勇者が現れず……ここで登場したポポ選手ですが、あえなく敗戦。「もう一本!!」と選手のおねだりに、今度は石さんが買って出ます。あいこが続く激戦を制したのは、石さんでした!!やんややんやの大喝采!石さんもなぜかガッツポーズ!!!こんな気の利いたサービスで、選手たちはもうひとがんばりのモチベーションを高めるんです。

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午後の戦術練習。4対4の練習を前に、石崎監督は選手たちに熱く説きました。
「ワシはボールを奪ったら、前へ前へ進むサッカーをやりたい。ポゼッションとかいうけど、ここを崩していこうという意図のない横パスなんて、意味のないポゼッションだよ。ディフェンダーにとって嫌なのは裏を突かれること。どんどん人を追い越して、見ている人を楽しませるサッカーをやろう」

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4対4の練習は、めざすべき攻撃精神を体現するためのエッセンスが凝縮されていました。ペナルティエリアラインにゴールを置いての通称ペナペナ。2タッチのルール。ゴールへボールを運ぶには、ドリブルで進めないから、すばやいサポートと前の選手を追い越していくフリーランニングが欠かせません。ここに、フリーマンのフランサ選手が加わります。彼は常に攻撃側の選手、ターンオーバーすればチームが入れ替わるのです。つねに攻撃の起点となるのはフランサ選手。実際のゲームでも攻撃の組み立て役となるわけで、まさにゲームにつながるトレーニングです。長辺60メートルほどの広いエリアでスペースもあるし、めまぐるしい攻守の切り替え、トランジションが繰り返されるのです。これは見ていても大変おもしろかった!

3グループに分かれ、それぞれ4分のゲーム。2本目は2分ずつ。他の選手がゆっくり身体を休める中、フランサ選手はなんど出ずっぱり。石崎監督も「フランサ、大丈夫?ワシと代わるか?」と冗談交じりに声をかけると、親指を立てて「行けます!」というサインを出します。正直最後の方はかなりキツそうでしたが、公文通訳に聞くと「やっぱり出遅れているなかで、みんなに早く追いつきたいという強い気持ちでやっているんですよ」とのことでした。そのプレーはやはりエレガント。休憩中の選手たちからため息が出るほどのマジックを連発。人を使うスルーパス、チャンスと見るやシュートを狙って走る嗅覚はやはりすばらしいの一言!敵目線でいえば彼に考える時間とスペースを与えたら最後。レイソルに至福の時がまちがいなく生まれるのです。

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さて、水曜日の午後4時から練習試合が組まれました。相手は新潟経営大学で、場所はクロアチアピッチ、30分×3本の変則マッチの予定。相手のキーパーはJクラブ注目の逸材だそうです。キャンプの成果を見せる絶好の相手ですね。キャンプは残り5コマの練習、いよいよ後半戦です!