2011年2月 5日

グアムキャンプ5日目

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担当:大重正人

グアム5日目、今季初めてのトレーニングマッチが行われました。相手は石崎監督率いるコンサドーレ札幌でした。この日出場する選手の午前練習はオフとなり、午後2時半にミーティングスタート。会場となった食堂はシーンと静まり返り、いい緊張感に包まれていました。

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ネルシーニョ監督は選手たちに語りかけます。「改めてこのキャンプの目的は、フィジカル、テクニック、戦術の整備。もう一段階押し上げていくこと。今日は今年初めての練習試合で、いきなりその成果が表れるものではなく、日々の積み重ねでできあがるもの。疲労もあるだろうし、ミスがあったり、思ったように仲間が動いてくれないこともあるだろう。でもイライラせず平常心を保ってプレーしよう。時間が解決してくれる。もっとも大切なのは、このチーム全体がキャンプの目的を達成することだ」

スコアは2-2。先行されながらもすぐに追いつく試合でした。昨年からの主力選手が先発した前半は、相手がキープする時間も長く、セカンドボールも拾えない。なかなかいい形で北嶋&林のところへボールが入らず、相手に決定機こそ作らせないものの、レイソルもチャンスを作れない試合が続きました。終了間際にサイドからのクロスを押し込まれてしまい失点。しかし電光石火の反撃でした。「なかなかいいプレーができなかったですけど、最後に何とか1本取り返せた」と左サイドを突破した橋本選手からクロスが入ると、ファーサイドから飛び込んだのは北嶋選手。相手マークを外して、お手本のようなダイレクトボレーを突きさして、1-1で前半終了。

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後半はDF近藤選手を除く全選手がメンバーチェンジ。ホジェル、田中、大津、工藤の前線は縦へのスピードと運動量が豊富で、相手の裏へ飛び出す動きが増えました。茨田選手らからオフサイドぎりぎりのスルーパスが増えて、ゴールへ直結するプレーにベンチから「ナイス!」という声が響きます。カウンターから失点するも、直後に右サイド工藤選手のクロスを、田中選手が相手をかわしながらの得意の左足でゴールゲット!先制されたことは改善しなければなりませんが、前後半ともにひるむことなく直後に奪い返した攻撃は迫力があって、相手への大きなダメージも与えたことでしょう。そういった精神力の強さも、昨年の戦いで養われ、しっかり身についていると感じられました。

今日は、Jリーグのメディアによる取材がありました。スカパーでアビスパのレポーターをされている森田みきさんがお越しくださいました。「去年のレベスタの試合、レイソルは本当に強かったです」とお褒めの言葉をいただきました。大谷選手らレイソルの選手も「あの試合がベストゲーム」と挙げる選手が多かったですから、森田さんの言葉もより説得力がありますよね。

ネルシーニョ監督、北嶋選手、大谷選手、そして福岡つながりということで中島選手にもインタビューに答えてもらいました。中島選手は「監督のやりたいサッカーを少しずつ理解しているところです。レイソルは若い選手が多くて元気がありますよね。全員で団結して頑張りたいです」。「ナカジは愛されキャラですから」(大谷選手)とチームの輪にも溶け込んでいます。この模様をはじめ、今日のキャンプレポートがJ'sGOALにて今夜さっそく公開されています。動画も近日公開予定ですのでお楽しみに?
http://www.jsgoal.jp/photo/00071500/00071540.html

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今日でキャンプ前半戦が終了といっていいでしょう。明日の午前は全員オフ。体をしっかり休めて、午後も軽めのメニュー。明後日から10日のガンバ戦に向けてのトレーニングがスタートします。

最後に近藤選手のブログがリニューアルされました。「宣伝しといてね?」ということで下記URLよりご愛読ください。今日のトレーニングマッチに唯一60分出場した感想もそちらから!
http://labola.jp/do