2009年2月 2日

グアムキャンプ6日目

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担当:大重正人

「残り3日。ここで気を緩めないように、ケガをしないように、しっかりやっていこう」。疲労のピークにある選手たちに高橋監督からゲキが飛びます。今日も午前から走り込み。通称「ロクロク」と呼ばれるタイム走です。ピッチを2周しての660mを6本、設定されたタイムはどんどん速くなり、これまでの1000m走よりもハードなメニュー。息も絶え絶えになりそうになりながらも「さあ、行こうよ?!」と励まし合う姿は、レイソルらしいチームワークを感じさせます。2分間のインターバルを入れながら、走った直後とスタート30秒前に脈拍をとります。「みんな、走った後すぐに脈も落ちてるし、順調だよ!」と測定係の石川コーチも手ごたえを感じている様子。

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その後、ジムに移っての筋トレ。ただいまグアムではレイソルをはじめ、FC東京(今日まで)、ガンバ、アルディージャ、ヴィッセル、コンサドーレ、さらに韓国Kリーグのチームがキャンプ中、ジムには各チームの選手が入り交じり、普段では絶対にありえない交流があります。ガンバの明神選手やルーカス選手がレイソルの選手と言葉をかわし、なごやかな雰囲気です。そのルーカス選手と握手をかわしていたフランサ選手、アルセウ選手と一緒に身体を鍛えています。「ポポも含めて、それぞれ去年は満足いかないシーズンだったから、今年こそという気持ちが強いですよ。みんなモチベーションがとても高い」と公文通訳からも頼もしい言葉が聞かれました。

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キーパー陣は、フィールダーよりも先に集合して、練習場までランニングする毎日です。3人の後ろ姿を見ていたら、ひとつ気づくことがありました。ユニフォームの肩口から背中にかけて、同じ模様のように茶色く汚れているのです。シジマールコーチの激しいシュートを横っ跳びでキャッチすると、肩口からはげしく地面に落ちます。でもボールをしっかりと抱き込み、こぼさないように。猛暑の中、基礎練習を繰り返している証が彼らの汚れたユニフォームに記されています。

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フィールド陣は午後からボールトレーニング。「今日から、攻撃を中心にやっていく」と高橋監督はユニークな練習を取り入れました。4対4+4とでも言いましょうか。ドッジボールの内野に4人ずつ、そして外野にも4人ずつが立っているところを想像してください。ボールを保持してゴールを狙う際には、外野の選手も使うことができます。つまり8対4の数的優位の状況のなかで、サイドへワイドに開いた選手をうまく使いながら、しっかりと相手を崩してゴールに迫ろうという意図です。

内野は2タッチ、外野は1タッチのみで、外野→外野へのパスは2回以上つなぐと反則。最初は慣れないトレーニングに戸惑い気味でしたが、徐々にすばやいパスを繰り出し、シュートも決まり始めました。しかし監督からは「奪った後、もっと正確につなごう。慌てずに!」と途中で指導が入る場面もありました。口で伝えてすぐにできるようになるほど、御存知の通りサッカーは簡単じゃありません。こういった新鮮なひとつひとつのトレーニングが選手たちの眠っている才能を引き出し、より高度で主体的なサッカーを実践するためには欠かせないことでしょう。

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グアムでは残り2日。選手もスタッフも最後まで懸命に汗を流し、闘っています。