2010年7月 3日

韓国キャンプ6日目

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担当:大重正人

「ここまで厳しいトレーニングが続いてきましたが、監督は疲れがたまったところで少しメニューを軽めにして、練習試合に100パーセントの状態で臨めるように考えてくれています」昨日の練習後、田中選手が話してくれました。今日はこの韓国キャンプの総仕上げとなるトレーニングマッチ2試合が行われました。

今日は心配された雨こそなかったものの、このキャンプで一番の蒸し暑さ。近藤選手は「U-18 のアジア遠征にいったとき、気温40度だったからね。昼間暑すぎるから、朝ごはんを食べる前にトレーニングになったんだけど、それでも暑すぎて気持悪くなるやつがいっぱいで(苦笑)。それに比べればマシだけど、でも今日はキツかったね」と90分フル出場のあと、昔を思い出していました。

まず1試合目は昌原(チャンウォン)FCとの一戦。トレーニングマッチではありましたが、地元中学生によるボールボーイやフラッグベアラー、そしてワールドカップ入場の際使用されていたおなじみの入場テーマが鳴り響き、試合を盛り上げる演出に驚くばかり。後半10分過ぎに続けて失点し、リンタロウ選手が一矢報いるゴールを決めたものの、惜しくも追いつけず敗戦。

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その借りは、2試合目で十二分に返してくれました。対戦相手の慶南FCはKリーグで現在5位のチーム。しかし主力選手が欠場したこともあり、前半からレイソルが終始ペースを握ります。特に山崎選手と田中選手が2列目で動き回りながらパスを受けたりスペースを作ったり、立て続けにチャンスメイク。先制点は山崎選手が起点となり、工藤選手がDFと1対1に。ここで相手の股の間を抜くドリブルで抜き去ると、右足で落ち着いてゴールゲット。「ああいう場面で落ち着いてプレーするのが自分の仕事ですから。シーズンからいい流れてキャンプに入れて、最後にゴールという結果を残せて、またいい流れで後半戦に迎えます」と充実の韓国キャンプを振り返りました。

2点目を決めた田中選手。「今日は相手があまりガツガツこなかったので、すごく満足できるものでもないですが。シュートは右サイドからのパスをうまくトラップして、左足で打てました。プレッシャーがきつくなかったのもあって、うまくプレーできました」とこちらも後半戦に向けてしっかりアピールしました。

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ネルシーニョ監督も「ハードな1週間トレーニングしてきた中で、最後にいいリズムで試合ができた。サブメンバーが少ない中で選手たちは90分戦うのは厳しかったが、みんないいプレーをしてくれた。キャンプ最終日にこのようなゲームができて、Jリーグ再開に向けていい締めくくりができたと思う」と選手たちの頑張りを称えました。

さあ明日は最終日ですが、試合出場メンバーの午前練習はなしに。お昼前に昌原スポーツセンターを発ち、釜山・金海国際空港から帰国の途につきます。