明日は横浜FC戦
担当:大重正人
いよいよ連戦続くJリーグに突入しました。去る土曜のFC東京戦、イエローカードとセットプレーが試合の運命を大きく分け、今季初黒星を喫しました。とはいえ、昨年2位の強敵FC東京との拮抗した接戦を演じ、そして途中から数的不利の状況でも崩れることなく、1点でも返そうと奮闘する新加入選手のアグレッシブなプレーも随所もありました。
ネルシーニョ監督は「これから試合を重ねていくとともに、選手の試合勘は良くなっていくはず。選手たちもこの中断期間の間はいろいろな制約があったなかで、それを感じさせないぐらい非常に良くやってくれた」。そして中3日、中2日と連戦が続いていきますが「連戦の間の限られた時間をどのように使うか。我々はトレーニングを積むというよりは、選手の回復をどのように効率よく行っていくかが鍵になる。効率よく生産性を高めていけるかが本当に重要だと思います」と話します。
対するは、横浜FC。レイソルにとって馴染みの深い下平隆宏監督、昨年4月の日立台はまだヘッドコーチ時代でしたので、他クラブの監督となって初めての日立台での試合になります。ただ、ネルシーニョ監督との日立台対戦は初めてではありません。トップとユースというレイソルの近しい間柄の中でトレーニングや練習試合、ユース選手の練習参加など、常に交流がありました。2012年の天皇杯2回戦、トップチームvsU-18という夢の公式戦が実現し、互いに采配を振るいあったこともあります。互いの志向するサッカー、信念、思考や性格など熟知しあっている関係だと思います。「シモはユースの時から組織的な良いチームを作っていた」。
下平監督はレイソル時代からボールを保持して攻撃的なサッカーをしたい、というベース、信念をよく話してくれましたが、一方で相手の嫌なことをする、という臨機応変さ、変化を加える策士の部分もよく見せ、勝利に導いてくれました。前節の札幌戦は通常の4バックから3バックへ変更。レイソル時代にも可変システムを用いる時がありましたが、ここまではっきりした3バックは珍しいことで、いろんな準備、挑戦を続けている印象です。シモさんの教え子、仲間選手は「(ボランチだった)シモさんのプレースタイルである、球際の強さや、勝負へ執着するところを植え付けられました」と恩師の薫陶を受けています。
そのほかにもいろんな縁があります。横浜FCから移籍してきた北爪健吾選手もいます。神谷選手はマッチデープログラムのインタビューでこんな思いを明かしてくれました。「愛媛での去年の最終戦が横浜FC戦で、目の前でJ1昇格を決められた。あの悔しい記憶は一生残っていくと思いますし、ここで晴らしたいです。でもマッチアップして苦しめられた健吾くんがレイソルでチームメイトになったのでとても心強いですね」
明日も雨予報、難しいピッチコンディションの中のゲームが予想されます。出場停止のヒシャの代わりを務めるのは誰か、自分の持ち味、特色を思う存分発揮し、掴んだチャンスで輝いてほしいです。キックオフは18時30分、いつもと時間が違いますので、ご注意ください。観戦応援はDAZNで!あすも試合前ウォームアップのYOUTUBE配信も実施しますし、試合前から試合後までぜひ日立台に思いを送って下さい!!