J開幕勝利!!
担当:大重正人
いよいよJリーグが開幕しました。今季から2ステージ制が戻り、まず6月までの17試合での1stステージ優勝を争います。舞台はアウェイ神戸、あのネルシーニョ監督が今季から率いるヴィッセル神戸。吉田監督は「Jリーグの開幕戦で、あとは相手が意識しないとはいえ、去年まで率いていたネルシーニョがいる神戸ということで、勝手に緊張感もテンションも、いろいろなものが上がる」。そんな風に表現し、メディアからも大きな注目を集めた一戦。
ともに前線から追いかける守備で激しくしかけ、特に中盤はアグレッシブな争いが続きました。
【吉田監督】中盤が3対3の状況で、大谷、武富、茨田の3人が、特に前半は非常に賢く、賢く賢くプレーして、レアンドロの使うスペースに与えていました。もちろんうまくいかなかったという見方もあるでしょうし、技術的なミス、タイミングがずれるということもありましたが、お互いがスペースを共有して、クレバーにプレーしたと思います
また中盤のセカンドボール争いで常に優勢で、力強く、また判断良く、キープし、攻撃の時間が徐々に長くなっていきました。
前半のシュート数は6対0。数字も実証しています。ただゴールを生み出すことはできず、スコアは0-0でハーフタイムへ。それでも吉田監督はこの内容に手ごたえを感じていました。そしてさらに選手たちを鼓舞しました。
【吉田監督】「前半を終えて、いいチームになってきたなという手ごたえがありながら、これを勝ちにつなげていくことが大事だと、簡単にですが選手たちと確認して後半に入りました」
【大谷選手】「ハーフタイムに監督から「今のままだと『いいチーム』。こういうゲームを勝って『強いチーム』になろう」と言われた。いくらいいサッカーをしていても結果が出なければ意味がない。工藤のゴールで、やってきたサッカーの良さを結果につなげられたのは良かった。」
そしてセットプレーのセカンドボールをつなぎ、輪湖選手の右足のクロスがファーサイドへ。相手GKのパンチングが届かず、その背後で待ち構えていた工藤選手がヘディングで押し込みました。これで開幕戦3年連続ゴールです。
【工藤選手】「前半からチームとしていいスタートが切れていた。相手のプレッシャーをいなしながら自分たちの攻撃の入口を見つけて、自分たちのペースで進められていたので、ゴールは自然と生まれると思っていた。ただそれでもゴールが生まれないと「このままでいいのか」と考え始める選手もいるので、どうにか早くゴールが欲しかった。時間帯的にも良かったと思う。ゴールシーンは相手選手が被ったというのはあったが、それまでもたくさんチャンスを作れていたので、どこで仕留めていくかというところだった。最後の精度のところで課題はあるが、勝つということが大事だった」
ここまでACLを経て、公式戦4試合目。試合日程が詰まってはいますが、しっかり勝利をおさめ、吉田監督はこう振り返りました。
【吉田監督】「我々は、幸いにして、過密日程ではありますが、特に誰もそれを意識することなく、3試合を戦って試合に慣れている、その緊張感に慣れているということを生かして、試合に入れたと思っています。勝ち点3を獲れたということは、とても選手たちが勇敢に勇気を持ってトライをし続けたという成果だと思います。
それでも、これから勝ち点3を獲れない試合もあるでしょうが、いつも獲れるというものでもありませんが、前半を終えて、いいチームになってきたなという手ごたえがありながら、これを勝ちにつなげていくことが大事だと、簡単にですが選手たちと確認して後半に入りました。そしてしっかりとゴールネットを揺らし、ゴールネットを揺らさせないといういたってシンプルなことをやって、非常に彼らに手ごたえを感じる試合でした」
今日のノエスタは24000人の大観衆を集めました。そのアウェイの中、1000人以上のレイソルサポーターがゴール裏やメインスタンドから声援を送ってくださいました。いわば、23000vs1000ながら、レイソルのイエローはホームでもアウェイでも存在感が強烈で、力強い後押しで選手たちの足は最後まで衰えることはありませんでした。難しい試合、難しい相手。開幕戦の重圧のなか、レイソルはしっかり勝ち点3を獲り、白星スタートを飾ることができました。本日もご声援ありがとうございました。
明日日曜日は、ヴィッセル戦先発選手はOFF。14時からは練習グラウンドで筑波大学とのトレーニングマッチが行われます。五輪合宿前の山中、秋野選手も出場予定です。筑波にはU-18出身の吉川、会津選手もいます。小雨模様ではありますが、ご観戦もよろしくお願いいたします。
そして明日から第2回チケット販売、アソシエイツ先行販売のスタートです。4/4横浜FM戦、4/16鹿島戦、4/22全北戦の3試合。お早目にお買い求めください!
http://blog.reysol.co.jp/news/2015/013377.html