ここから!
担当:大重正人
昨年12月にレイソルが味わった歓喜の埼玉スタジアムは、一転してレッズサポーターの大歓声に包まれました。Jリーグはやはり簡単なリーグではありません。重々わかってはいますが、改めて思い知らされる結果となりました。
ペトロヴィッチ新監督のサッカーは赤いユニフォームにそのまま受け継がれていました。DFラインからしっかりつなぐサッカー、長身FWにシンプルに当てたり、ポジションチェンジを繰り返す、変幻自在の攻撃サッカーです。レイソル守備陣も最初は多少混乱に陥りましたが、しっかり修正し、カウンターを出し合う打ち合いの中でも、レイソルらしさを見せました。
名手ジョルジがボールを奪われての失点。でも「今までジョルジに何度も助けてもらった。だから取り返したかった」という酒井選手の言葉どおり、チームはそこでより一層結束を強め、特に後半は主導権を握って、クロスやセットプレーで懸命にゴールを狙い続けました。そしてビハインドで前がかりになるなか、DFラインの選手たちは広大なスペースをカバーし、相手の鋭いカウンターを止めて、ゲームを壊すことはありませんでした。
その中心にいたのがレイソル初出場となった那須選手。「いきなりのビッグゲームだったが、ハイボールも足元も安定した仕事をしてくれた。技術、経験、リーダーシップ。彼のパフォーマンスには満足している。Jリーグ、ACLでも期待している」とネルシーニョ監督も高く評価するプレーぶりでした。近藤選手の欠場という大きなピンチで、いきなりの出番にもかかわらず、加入からしっかりと準備してきた成果をこの大舞台で存分に見せてくれました。これからも頼れる背番号6でいてくれることでしょう!
ここ3試合で1分2敗。2010年から数えても、ここまで勝利から遠ざかることはありませんでした。それでも表に出ずとも、こういった苦境を乗り越えてきたのがネルシーニョレイソルです。明日は午前にリカバーなどのトレーニング、そして21日水曜日にはACLの全北現代戦を迎えます。応援・サポートする広報としても、開幕して間もない現状で揺らいではいられません。諸所いろいろなご意見はあると思いますが、私はただVITORIAを信じるのみです。これからも熱く激しく温かく、選手たちをサポートしてください。どうぞよろしくお願いいたします。
また明日10時から、4/28鳥栖戦、5/1ブリーラム戦、5/6広島戦チケットのアソシエイツ先行販売がスタートします。ゴールデンウィークは日立台で太陽のように黄色く燃えましょう!!
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013410.html
そして最後に、、、茨田選手に新しい家族が増えました。先日3月15日の午前練習中にご家族から無事に女の子が生まれた一報をいただきましたが、ちょうど紅白戦が始まるところ。練習後に急いでクラブハウスへ戻るバラに伝えました。その後わが子との対面を果たし、昨日の浦和出発前に「より一層責任が重くなりますが、家族に大きな元気をもらいながら、それを糧にして頑張っていきます」と神妙な面持ちでコメントを残してくれました。今日は勝利やゆりかごダンスでお祝いすることはできませんでしたが、微笑ましい若い家族3人、これから力を合わせてレイソルとともに明るい未来を創っていってください。おめでとう、バラ!!