広州戦前夜
担当:大重正人
またしても、春とは思えない天候です。強い風雨のレベルを超えて、台風、嵐のような暴風雨はおさまりましたが、20時を過ぎても突風がまだ日立台に吹き付けています。明日のACL広州恒大戦を前に、今日は日立台での公式会見&練習が行われました。
まず14時半からレイソルの公式会見。ネルシーニョ監督と栗澤選手が出席しました。まず栗澤選手です。「明日の試合は大変厳しい試合になると、選手ひとりひとりがしっかり自覚している。球際や運動量や局面で相手を上回れれば、試合にも勝てると思う。そこを強く意識して戦いたい。相手の攻撃をしっかり止めるいい守備から、いい攻撃が生まれる。奪ったボールを大事につないでいい攻撃を見せたい」。栗澤選手復帰後は2試合とも1失点と守備は安定してきました。あとはゴールにつなげるゲームコントロールに期待です。
そしてネルシーニョ監督です。「グループリーグの中で我々にとって非常に大事な局面を迎えている。勝ち点が並ぶ広州との試合で、絶対に勝たなければゲームだ。相手の前線にはムリキとクレオというスピードのあるブラジル人、2列目のコンカはクリエイティブでボールをつなぎ、タメを作ったりリズムを変えられる選手。非常に強いチームという印象を持っている」。
テクニック、スピード、パワーなど個人能力に秀でた前線の南米選手がゴールを狙い、ボランチ以下の4バックは非常にサイズがあって屈強。スマートな酒井選手や安英学選手をもっとパワフルにしたような感じでしょうか。ハイボールや競り合いは本当に強そうですが、そこで負けてしまったら試合には勝てません。栗澤選手がいつも言うように球際での争いに負けないこと。全北現代戦でも大型選手に負けなかったレイソルのハードワークが明日も生命線になるでしょう。
広州の会見には、センターバックのチェン・ジー選手が出席。背番号10が示すように、中盤でもプレーできる足技が光るディフェンダーです。「柏の試合のビデオを見ました。レイソルは非常に技術が高い選手が揃っています」とリスペクトするコメント。夕方はおさまっていた雨が18時からの練習開始から猛烈にぶりかえすなか、ピッチ上で黙々と身体を動かす広州イレブンでした。
明日は19時キックオフ、日立台参戦の皆さんはちょうどお腹をすかせてやってくることでしょう。今季から柏熱地帯スタンド下がフードエリアに変わりました。たいへん多くのお客様にご利用いただき、誠にありがとうございます。ただこちらのご案内不足もあって、行列が長くなって、柏熱地帯入口への通路をふさいでしまう箇所が見られました。明日はフードエリア中央に下図のようにラインを引きますので、そのラインからカタカナの「コ」の字のように折れ曲がって列を作っていただければ思います。割り込みなどなく、みなさん譲り合いの精神でご利用いただければ幸いです。
明日は広州側の自由席はすべてチケット完売しております。ホームジャックされないよう、これまでと変わらぬ大声援でレイソル戦士を後押ししてください。当日券も販売しますのでどうぞ日立台で一緒に戦いましょう!!